イベント情報
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4月のシドニーイベント/3Dプリンターが創る未来と子供達の腕

イベント情報

日付 2018.04.13
時間 17.15 〜 18.30
料金 大人 20ドル、子供(12歳まで)15ドル、家族(大人1名子供1名)30ドル
エリア Crows Nest
開催地 The Gaia House, shop1/24-26 Falcon Street, Crows Nest
ウェブサイト https://www.facebook.com/free3dhands/

3Dプリンターで義手を作ることに成功した、オーストラリア人のマット・ボウテル氏によるセミナー「Finding your passion & purpose by VIC Local Hero 2018 Engineer Mat Bowtell」が、4月13日(金)、クロウズ・ネストのガイアハウスにて開催される。

ボウテル夫妻の活動


(写真左から、マット・ボウテル氏、ターンブル首相、ユカ・ボウテル夫人)

日本人の妻と子どもたちとメルボルンに暮らすボウテル氏は、昨年オーストラリアのテレビ番組にて彼の活動が放映され、「Australian of the Year」のVIC州ヒーローに選ばれた。オーストラリアのメディアに出演し、授賞式ではオーストラリアのターンブル首相や総督とも会合している。同賞は、エンジニアのボウテル氏が自宅で3Dプリンターを使って義手を作成し、それを必要とする人々に無償で提供し続けてきた慈善活動の業績によるもの。

現在オーストラリアでは、国民が事故で指や腕を失った場合は国から補助金が支給されるものの、先天性の場合は不便とみなされることが多く、国から十分な補助金が受給できないという。しかも、通常販売されている義手は驚くほど高価で、一般家庭で気軽に選択できるものではないそうだ。

その事実を知ったボウテル夫妻は、「何か自分たちにもできることはないだろうか」という思いから、彼が今まで培ったエンジニア技術を使うことを思案し、3Dプリンターで義手の製作を試行錯誤。見事3D義手を完成し、初めての作品を4歳の男の子に無償でプレゼントした。3D義手を装着した男の子は、その手で初めてボールを掴むことに成功し、立ち会った人々は喜びと笑顔に包まれた。

初めての義手製作と完成品プレゼントの様子はこちら
https://www.facebook.com/free3dhands/videos/152334798631257/

自分にできることを見つけるセミナー

義手はあくまでも道具に過ぎないが、その道具があることで、自分が生きていく上での自信につながり、将来の夢が広がっていく。ボウテル氏が、もし最初から「自分には無理だ」と諦めていたら、その恩恵を受けていたはずの人々に笑顔や奇跡は訪れていなかっただろう。「人は自分の可能性を過小評価しがちだが、その人にしかできないことがあり、その人を待っている人が必ずいるということを大勢に知ってもらいたい」という思いを、今回のセミナーでは伝えていく。

夢を追い続けてきたことが人々を救う仕事に結びついた経緯など、ボウテル氏による心のこもった話が聞けるセミナー会場には、3D義手のサンプルも用意されて実際に触ることができる他、ロボティクス・コーディング技術やエンジニアリングについてのQ&Aセッションも予定。

「これから何かしたいけど、自分に何ができるだろう?」「みんなが自分らしく生きられる世界になったらいいな」と思っている人も、今も夢を追いかけたり、ひたむきな情熱があったりする人も、大人も子どもも一緒に楽しめる今回のセミナーに参加してみてはいかがだろうか。

オーストラリアで放送されたテレビ番組の日本語字幕付き映像

セミナー参加方法

参加希望の方は、Facebookのイベントへの参加クリック後、以下の参加フォームを送信してください。

Facebook
https://www.facebook.com/events/189812434963299/

参加フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1F3-zDWXzj72-O9IVpwyLVXWMLDazLpNIfrjusU6Vw_Y/edit?usp=sharing

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