イベント情報
映画

多様な物語と出会うメルボルンのクィア映画の祭典

イベント情報

日付 2025.11.13 〜 2025.11.23
料金 プログラムにより異なる
エリア Melbourne
開催地 Melbourne各地の映画館
ウェブサイト https://mqff.com.au

Picture: ©︎ Melbourne Queer Film Festival

今年もメルボルンのクィア映画祭「Melbourne Queer Film Festival 2025」が、11月13日(木)から23日(日)までの11日間にわたり、 The Capitol、Cinema Nova、Palace Cinema Kino、Melbourne Town Hallなど、メルボルン市内の主要映画館で開催!

35周年を迎える今年のテーマは「クィア・ユートピアを探して(Searching for Queer Utopia)」と題し、130本以上の映画と100を超える上映セッションが行われます。

オープニングを飾るのは、ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロの娘ティナ・ロメロ監督による最新作『Queens of the Dead』のVIC州プレミア上映。主演のドミニク・ジャクソンが登壇し、翌日にはクリエイターとのキーノート・トークも行われます。11月15日(土)には、オリヴィア・コールマンとジョン・リスゴーが共演する話題作『Jimpa』の上映に先立ち、監督ソフィー・ハイドによる講演も予定されています。

上映作品のラインナップも実に多彩。テヘランでゲリラ的に撮影されたサハンド・カビリ監督の『The Crowd』は、父権的価値観に抗う若者たちの抵抗を描いた衝撃作。エマ・マッキーとフィオナ・ショウが共演し、ギリシャの島を舞台に世代を超えた欲望を描く『Hot Milk』、パラリンピアンであり退役軍人のアンジェラ・マドセンの人生を追ったドキュメンタリー『Row of Life』、オーストラリア監督によるゴシック×トランス×ロマンス映画『The Serpent’s Skin』など、幅広いジャンルの作品が並びます。

他にも、失恋後の混乱を描く『Departures』、ギリシャの若いクィア女性たちの生活を追う『Bearcave』、90年代の名作をトランス視点で再構築した『She’s The He』、インド地方を舞台に愛と喪失を描いた多賞受賞作『Cactus Pears』、アメリカにおけるトランスジェンダーの権利闘争を記録した『Heightened Scrutiny』など、見逃せない作品ばかり。

映画上映のほかにも、授賞式やレトロスペクティブ企画も開催され、過去の名作やクィア映画界のレジェンドたちにも光が当てられます。世界中から集まる新旧の作品が一堂に会し、クィア・シネマの歴史と未来を祝うこの特別な映画祭は、メルボルンの秋の風物詩ともいえる存在。

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