イベント情報
アート

多才な芸術家、故小疇吉雄氏の展覧会

イベント情報

日付 2016.02.04 〜 2016.03.05
料金 無料
エリア Chippendale
開催地 Kensington Contemporary 2
ウェブサイト studioululu.com/

2007年に惜しくも他界した多才な芸術家、小疇吉雄氏の美術展覧会「Retrospective of the Late Japanese Artist Yoshio Koaze」が、Kensington Contemporaryにて開催されている。写真を用いて対象を克明に描写するリアリズム以上のリアリズム「スーパーリアリズム」を画風とし、透明感と色の深みが増すグレージング手法を使った迫力のある絵が魅力。

日本では画家として創作活動を続ける傍ら、映像作家、TVドラマプロデューサーとしても活動し、1980年に文化庁より優秀作品賞を受賞した。1990年にパースに移住して以来、絵画一筋に専念し、「Canning Art Award」や「Harvey Art Exhibition」にて優秀賞、この他数々の賞も獲得、その才能を発揮し続けた。

スーパーリアリズムで描かれる絵だからこそ出せる、写真以上の個性や感情を肌で感じてみては。展覧会は3月5日(土)までなので、ぜひお見逃しなく。

【開催時間】

火曜日~金曜日 午前10時 – 午後6時
土曜日 午前10時 – 午後5時
日曜日 午後12時 – 午後4時

※小疇吉雄(こあぜ よしお)

1932年生まれ。日本大学芸術学部卒。映像作家やプロデューサーとして活動し優秀作品賞を獲得するも、好きな絵を描くことを求め90年にパースに移住。以来絵画一筋に専念し、数々の賞を受賞する。シドニーの国際交流基金日本文化センターでの展覧会で画商に見初められ、2006年にシドニーに居を移したが、2007年に惜しくも他界。

※グレージング手法

絵具を多めの画用油で溶き、下の色が透けるように色を重ねる手法のこと。通常より手間がかかる分、透明感と色の深みが増す。

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