physio
医療/保険

フィジオの妻のマタニティライフ 7:妊娠中の運動—水泳

maternityphysio

こんにちは。

 

今回は病院のChanging Shape Class でウィメンズヘルス・フィジオから教えてもらったことをシェアしたいと思います。

 

もともと、私にとって水泳は良い気分転換の方法だったので、妊娠前から週に2~3度ジムに泳ぎにいっていました。その頃は1回で大体1km程ゆっくり泳いでいました。一生懸命身体作り!という気合いの入れ方ではなかったので、平泳ぎ、クロール、背泳ぎを混ぜながら、時間よりもとりあえず1km泳ぐことに重点をおいていました。

 

妊娠が分かった時点でGPと相談した結果、私の婦人科系の病歴を考慮して、安全のために安定期に入る13週までは水泳を含む全ての運動は控えました。歩く、家事をする、などは大丈夫でしたが、極力安静にしているように心がけました。

 

無事に安定期に入り、GPと助産師さんと相談したうえで14週を過ぎてから水泳を再開。

 

まずびっくりしたのが、助産師さんから平泳ぎはやめるように言われたことです。今まで、色々な泳ぎ方を混ぜていたとはいえ、平泳ぎで一番距離を稼いでいたので、これを禁止されるとちょっときついなと思いました。

理由は、ホルモンの関係で骨盤が柔らかくなっているため平泳ぎで両脚を開くと骨盤と股関節に負担がかかる、ということでした。日本のサイトでは、特に妊婦さんに平泳ぎを禁じる記事はなく、むしろ勧めるくらいの情報もあったのですが、自分で平泳ぎをしてみた(25mほど)ときに感じた不安定感、オーストラリアの助産師さんが言っているアドバイスの方が医学的な根拠がありそうなことから、あっさり日本の情報は却下、オーストラリアのアドバイスに従うことにします。

 

しかし実際にはクロールと背泳ぎだけでは飽きてきます。

そこで妊娠25週で参加したChanging Shape Classのウィメンズヘルス・フィジオに自分の病歴と普段のエクササイズの状況を説明し、手は平泳ぎ、足はドルフィンキックというスタイルで泳いでもいいか質問しました。

(質問する前の講習で、水泳は妊婦にとてもいいけれど平泳ぎはダメだとここでも言われました)

まずは定期的に泳いでいることをすごく褒められ、そのうえでそのスタイルなら問題ない、自分が気持ちよくなることが大切だと言われました。

ですので、この、ちょっと変わった平泳ぎが私の妊娠中の定番泳法でした。

 

本当はマタニティー用のプールがいいのでしょうが、私は室内の水温が27.5℃〜28.5℃の間で管理されている、普段から行っていたジムのプールに通い続けました。幸いにもプールのすぐ横に38℃前後のジャグジーがあったので、身体が冷えたな、と思ったらジャグジーに入って、水流や気泡がお腹にあたらないように気を付けながら身体を暖めていました。

 

結局39週で出産しましたが、状態がずっと安定していたこともあり出産前日まで週1〜2回のペースで通い続けました。ただ、水泳に行こうと思って家を出たものの、バス停に着く前にお腹が張った日や気分が乗らない日はすっぱり諦めてゆっくり過ごすようにしていました。また、妊娠後期でお腹が張りやすくなっていた時期は、泳いでいてもお腹が張るとすぐに休み、暖かいシャワーを浴びてお腹の張りが和らぐようにしていました。そして、何よりも安全第一なので、プールは混まない時間帯に行くようにし、プールサイドでは転ばないようにペンギンよりもゆっくり歩いていました。

 

妊娠中期以降になってくると、自分の浮力が変わってちょっと戸惑いました。(笑)しかし、お腹の重力を軽くできる唯一の場所だったので、水中にいることが本当に気持ちよかったです。

 

Listen to your body. Your body knows the best!

 

無理はせず、みなさんも自分にあったエクササイズで安全にマタニティライフを楽しんでくださいね。

 

 

妊娠中期以降の運動

 

 

*  この記事はあくまでも一個人の体験を基にしており、医療アドバイスを目的としてはいません。個人の症状にあったアドバイスは専門の医療機関を受診してください。

 

->全文はこちら

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

関連記事

その他の記事はこちら