オーストラリアでは冬を迎えてインフルエンザが流行しています。最新の全国保健データによると、インフルエンザによる入院数は前回の報告期間に比べて50%増加していますが、ワクチン接種率は30%未満にとどまっています。専門家たちは医療機関への負担を軽減するためにも、早めのワクチン接種が重要だと呼びかけています。
院内で「体・歯・美のケア」ができるシドニーの日本語総合医療センター「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」では、一般開業医(GP)の女性医師による、各種予防接種を提供しています。
インフルエンザ予防接種の料金は通常30ドル。妊婦、6カ月以上5歳以下のお子様、65歳以上の高齢者は、メディケアで予防接種が無料になります。
インフルエンザをはじめとした予防接種は、健康維持とさまざまな感染症予防のため、小さなお子様から高齢の方々まで幅広い年齢層に対応しています。まずはGPに相談することが大事。また、オーストラリアでは「全国予防接種プログラム(National Immunisation Program)」にて、さまざまな予防接種を対象者が無料で受けられます。
感染症になる前に、予防接種を!
今回は、日系の総合医療センターとして長年シドニーの日本人の健康を守る同院から、オーストラリアでのインフルエンザ感染者数と診断者数の推移、インフルエンザ予防接種の大切さについて「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」がご紹介。
シドニーでの身体の悩みは、日本語対応の総合医療センター「ワールドシティ歯科」へ。
オーストラリアでは南半球の冬にあたる5月から8月にかけて、毎年インフルエンザが流行します。2025年の今季も例外ではなくインフルエンザ患者が急増し、例年と比べても深刻化している状況です。また、今シーズン報告されているインフルエンザの多くはA型ですが、2024年と比較するとB型インフルエンザの発生率が上昇しており、特に小児では重症化するリスクが高いとされています。
オーストラリア国内では、特に5歳から9歳の子どもの間で報告率が最も高く、州別ではNT準州が人口あたりの症例数で最多を記録しています。全国の入院患者数は6月後半の2週間で431人に達し、2週間前から約50%増加しました。また、同期間中にRSV(呼吸器合胞体ウイルス)による入院も20.8%増加しています。
今年1月から4月にかけてのインフルエンザによる死者は180人で、前年同期比73.1%の増加となっており、16歳未満の子ども2人の死亡例も報告されています。ICU(集中治療室)への入院や人工呼吸器の使用を必要とする重症例も増加傾向にあります。
こうした状況にもかかわらず、全国のワクチン接種率は依然として低く、2025年の接種率はわずか28.9%、5歳から14歳の子どもにおける接種率は13.7%と低水準にとどまっています。2024年とほぼ同水準ですが、2022年や2023年と比べると低下しています。
世界保健機関(WHO)インフルエンザ研究センター所長は、「今年のウイルスが特に強力というわけではないが、過去に感染やワクチン接種をしていない人が多いため、感染が広がりやすくなっている」と指摘。さらに、ワクチン接種は重症化や入院のリスクを軽減し、医療システムへの負担を抑えるためにも重要であると強調しています。
一方で、QLD州保健大臣は、「今年は状況が悪化しており、医療機関の受診者数は16%増加している。さらに、インフルエンザを発症した患者の約90%がワクチンを接種していない」と指摘しました。多くの州では、ワクチンが無料で接種できるのは生後6か月から5歳までの子ども、65歳以上の高齢者またはリスクの高い人に限られているため、そのことワクチン接種率の低さの要因の一つかもしれません。
オーストラリアでは、インフルエンザに対処するために、処方薬と市販薬の両方が用意されていますが、インフルエンザの検査で陽性が出た場合、発症から48時間以内であればタミフルの処方ができるため、早期治療が可能になります。オーストラリアでは12歳以上からタミフルが適用されます。また、ハイリスクグループには、一般的に抗ウイルス処方薬が処方されます。
薬局で販売されている一般用医薬品(OTC)には、パラセタモール(パナドール)やイブプロフェンなどの鎮痛剤や解熱剤などがあります。ただし、薬を併用する場合や基礎疾患がある場合は、薬を服用する前に薬剤師やGPに尋ねて安全性を確認しておきましょう。オーストラリアの薬局には風邪薬の種類が多く、英語表記でわかりにくいため、自分に合う薬をGPに相談するのもいいでしょう。
インフルエンザから身を守る最適な方法は、毎年インフルエンザの予防接種を受けること。毎日のこまめな手洗いうがいに加えて、予防接種を受けることがインフルエンザの予防には効果的です。日本でインフルエンザの予防接種を受けていても、最後に受けた日から6か月過ぎてしまうと効果がありません。オーストラリアでの冬のピークに備えて、再度オーストラリアでも予防接種を受けることをお勧めします。
現行ワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからないというものではありません。ですが、インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、新型コロナウイルスのワクチンと同じく重症化を予防すること。接種後1~2週間たつと抗体が現れ、徐々にウイルスに対する抗体が体内で増加して約1カ月でピークに達します。その後は3~4カ月かけて徐々に低下していくため、ワクチンの効果は5カ月ほど持続するとされています。
シドニーの「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」内のGPでは、インフルエンザの予防接種を実施中です。
インフルエンザ予防接種の料金は通常30ドル。
妊婦、6カ月以上5歳以下のお子様、65歳以上の高齢者は、メディケアで予防接種が無料になります。
メディケアで予防接種が無料になるのは、以下の対象者の方々です。
免疫力の弱い方やワクチンの成分にアレルギー(アナフィラキシー)を起こす方など、予防接種において注意が必要な方もいます。ただし、病状が変われば予防接種を受けられるかどうかも変わるため、自分で決めつけずにまずはGPに相談することが大事です。また、大きな病気や38.5度以上の発熱がある場合、体調が回復するまで接種を待つ必要があります。
インフルエンザの予防接種の他、オーストラリアの全国予防接種プログラム(The National Immunisation Program)では、成人の定期予防接種を無料で受けることができます。基本的に成人の予防接種は有料(診察代以外に予防接種代が必要)ですが、自分が過去に受けた予防接種の内容を今一度GPと事前に相談することをお勧めします。
「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」のGPはベテランの女性医師で、日本人受付&通訳が在籍しているため「英語で説明するのは不安」という方でも最初から最後まで安心です。電話予約から当日の通訳まで、日本語で診察を受けられるので、予防接種に伴うリスクと利点について質問して、しっかりと理解した上で予防接種を受けることができます。
過去に受けた予防接種がわからないという方も、日本語で説明できる同院にまずは相談を。
*医療リスクの種類
cardiac disease, including cyanotic congenital heart disease, coronary artery disease and congestive heart failure
chronic respiratory conditions, including suppurative lung disease, chronic obstructive pulmonary disease and severe asthma
other chronic illnesses requiring regular medical follow up or hospitalisation in the previous year, including diabetes mellitus, chronic metabolic diseases, chronic renal failure, and haemoglobinopathies
chronic neurological conditions that impact on respiratory function, including multiple sclerosis, spinal cord injuries, and seizure disorders
impaired immunity, including HIV, malignancy and chronic steroid use
children aged 6 months to 10 years on long term aspirin therapy
「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」は週6日、学校や仕事帰りや土曜日にも通える親切な営業時間で、GPの他、歯科、血液検査ができる検査施設も併設しています。看護師達は日本との医療システムの違いも熟知しており、短期滞在や年単位の長期滞在でも、海外旅行保険をお持ちの方にはキャッシュレスの診察サービス、メディケアをお持ちの方にはバルクビリングによる自己負担なしの診察サービスを提供しています。海外留学生保険(OSHC)をお持ちの方は、治療内容に応じて保険カバーが受けられます。
OSHCやOVHC(Visitors Plus)保険の方も、自己負担が最少額に。物価の高いオーストラリアで一時滞在者の若者にも良心的な料金設定を心がけている同院で、安心して元気なオーストラリア生活を送れるようにサポートしてくれます。また、永住者でメディケアをお持ちの方ならバルクビリングが適用されて設定治療費以上の金額が請求されないので、自己負担なしで安心です。
一時立替の自己負担金や面倒な請求手続きなどが一切ないので、日頃の定期検診、身体の不調、事故や怪我の際でも不安に思わず、健康を第一に受診しましょう。
左:ジェシカ医師、右:ナームン医師
日本語通訳勤務のいる「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」には、女性医師が常勤しています。GPは全診療科目を診察してくれる町のお医者さん。
新型コロナウイルス、インフルエンザ、帯状疱疹、百日咳などの各種予防接種を担当してくれる他、薬の処方や治療、血液検査、乳がんの診察などをしてくれるので、何らかの症状があれば、まずはGPへ。GPのいるクリニックでは毎年、各種予防接種や健康診断も実施されています。
週6日、学校や仕事帰りや土曜日にも通える親切な営業時間で、GPの他、歯科、血液検査ができる検査施設も併設しています。短期滞在や年単位の長期滞在でも、海外旅行保険をお持ちの方にはキャッシュレスの診察サービス、メディケアをお持ちの方にはバルクビリングによる自己負担なしの診察サービスを提供しています。海外留学生保険(OSHC)をお持ちの方は、治療内容に応じて後日保険会社に申請することで保険カバーが受けられます。
日頃の定期検診、身体の不調、事故や怪我の際でも不安に思わず、健康を第一に受診しましょう。
中でもGP(一般開業医)のジェシカ医師は、海外渡航者の治療経験が豊富で、感染症、婦人科、産前産後ケア、小児科、皮膚科と幅広い分野に精通し、ニキビやアトピーなどの皮膚の症状、女性のヘルスケアもお任せ。
同じくGPで週2日(火・金)の診察を担当するナームン医師は、婦人科と精神科が専門。軽手術を得意とし、嚢胞切除やいぼの切除など、さまざまな肌トラブルの治療もお手のもの。
「体重が増えてしまったけど人に言いにくい」という方も、プライバシーを守りながら適切なアドバイスや、場合によっては治療に導いてくれるGPに相談を。他にも、「オーストラリアに来てからできてしまった吹き出物をどうにかしたい」という方や「マスクの肌荒れが治らない」というお悩みなど、普段のシドニー生活で困っていることがあればサポートしてくれますよ!
また、同院には日本語対応の受付や通訳が在籍し、日本語専用ラインから簡単に予約することができたり、GPの診察の際にも日本人通訳が同席してもらえたりと、英語に苦手意識のある方でも安心。
さらに、ジェシカ医師は美容医療も専門。アメリカ美容医学会の臨床インストラクター(ドクターに指導する立場)も務めるレベルの腕前で、皮膚科の技術とあわせて肌の不調やトラブルの原因を解明してくれます。
※当日に日本語通訳が必要な方は必ず予約時にお伝えください。
【GP(一般医療)】
・各種予防接種 予約受付中
・インフルエンザのワクチン接種 30ドル【歯科】
・歯科検診&クリーニング+レントゲン2枚(bite wing xray)230ドル
・インプラントのカウンセリング+デジタルモデルインプレッション+コンビームCT 200ドル
※ご予約の際に必ず「ジャムズを見た」とお伝えください。【美容医療】
・美容医療相談 初回無料
・エラボトックス注入 160ドルオフ
シドニーにある「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」では、今月も歯科・美容医療・GP全てでキャンペーンを実施中!
オーストラリアでも半年に一度推奨されている歯科検診。オーストラリアでは「チェックアップ」と呼ばれ、予防歯科として多くの人々が歯科クリニックに通います。その同院のフル歯科検診&クリーニングにレントゲン2枚撮影付きが、今月は230ドル! 口内をレントゲン撮影し、隅々までトラブルがないかチェックしておくことで早期治療につながります。保険が利かない歯科医療で思わぬ出費に困らないよう、日頃から予防歯科をしておきましょう!
また、今月はインプラントのカウンセリングに、口内の3D画像を撮影して仮想モデルを作成するデジタルモデルインプレッション、さらに最新の3D画像診断装置コンビームCTが付いたパッケージが、200ドル!
インプラントは歯を失ったところに人工の歯を作る治療のこと。チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込んで、そこに人工歯を装着します。見た目も噛み心地も自分の歯と変わらないインプラントは、「第二の永久歯」とも呼ばれています。生涯使う大事な歯は、信頼できる歯科医に診てもらいましょう。
予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
オーストラリアに来てから肌の調子が気になる方や肌トラブルの多い方は、皮膚科を専門の一つとする2人の女医にまずは相談を。初回の診察は無料! ヒアルロン酸やボトックス注入のほか、しっかりとした美容医療を受けることができます。
今月はエラボトックス注入が160ドルも割引に! ヒアルロン酸で肌にハリやツヤを与えて、ボトックスで気になるエラ部分の張りを改善してみませんか? 肌のお悩みも、美容&医療のプロにお気軽にご相談を!
そして、インフルエンザ、新型コロナウイルス、百日咳、帯状疱疹など各種予防接種も受付中。予防接種の大きなメリットは、病気の重症化リスクを軽減できること。予防接種にはさまざまありますが、どの予防接種を受けたことがあるのかわからない方も、まずはGPに相談してみましょう。
健康なオーストラリア生活を続けていくために、身体のメンテナンスの一つは欠かせません。2024年を健やかな心身で迎えるために、日本と異なる医療システムに戸惑われる方も、気軽に「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」へ相談を。日本語対応で丁寧に説明してもらえますよ!
シドニーシティの「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」は、一般開業医GPやパソロジー検査所、美容医療も院内に備え、一般・矯正歯科も専門にする日系総合医療センター。
1階の医療フロアと2階の歯科フロアがあり、GPでは婦人科系やピルの処方など、あらゆる女性の悩みを安心して相談できます。
定期的な検診や割引キャンペーンを利用した治療で、オーストラリア生活の健康維持を促進。トラブルはもちろん、健康のためのメンテナンスまで、まずは「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」にお問い合わせ・ご予約を!
「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」に非常勤医師として在籍している、オーストラリア・日本両国の歯科医師免許を持つ末永華子歯科医。
2018年にAustralian Dental Councilを経てオーストラリアの歯科医の資格を取得、シドニー大学講師(兼東北大学非常勤准教)としてシドニー大学歯学部で教鞭をとりながら、同院に勤めています。
ハナコ先生の「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」一般歯科での担当日は、毎週火曜日。被せもの(クラウン・ブリッジ)、入れ歯、顎関節症を得意としている他、がん治療や手術を控えている患者に対する口腔ケアも専門です。
また、日本語による歯科診療はもちろんのこと、日本にある歯科クリニックとのやり取りも可能なため、日本のかかりつけ歯科クリニックからの引き継ぎや治療内容に関することなど、日本語で気軽に相談することができます。
「日本で歯科医としての経験があり、オーストラリアで歯科医として働くことに興味がある」という方も、ハナコ先生に気軽にご相談を。歯科の治療だけでなく、訪れる人々に寄り添い手助けしてくれるのも、患者さんから評判の理由の一つです。緊張をほぐす会話や日本語で歯のお悩み相談に親身に乗ってくれるので、歯に関するお悩みは小さなことでも質問してみましょう!
ハナコ先生の経歴や専門はこちら
シドニーシティにある「ワールドシティー日本語医療・歯科センター」には、技術力に定評を持ちながら日本語を話せる歯科医が在籍。さまざまな複雑ケースに対応してきた実績と、常に最新機器を導入してアップデートし続ける歯科技術のほか、インプラント治療や歯列矯正といった高額治療には分割払いも適用されるなど、普段から良心的な価格が、シドニー住まいの日本人にも好評です。
シドニー中心部のチャイナタウン近くにある同院は、立地上、さまざまな事情でシドニーに滞在されている日本人の患者さまが来院。そこで、治療のメリット・デメリットをしっかりと説明し、ベテラン歯科医たちが技術と経験から導き出す選択肢を提案していきます。
また、同院では手術用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)をはじめとした最先端の歯科用医療機器を導入することで、より精密な神経の治療を提供。根管治療や抜歯、虫歯治療、歯周病治療など、多岐に渡る歯科治療に最新技術を安全に用いています。
丁寧な物腰や流暢な日本語を話すことから、日本人にとても人気のあるクリス歯科医。クイーンズランド大学歯学部卒で、日本留学経験もあるクリス歯科医の日本語の流暢さは、もはやネイティブレベル。歯科治療についての説明も、最初から最後まで日本語で丁寧にしてもらえるので、クリス歯科医の診療では日本語通訳はほとんど必要ありません。
もちろん、マシュー歯科医院長直伝の技量ですから、安心して身を任せられます。クリス歯科医の得意分野は根幹治療。治療中は緊張している患者さまも少なくないため、クリス歯科医の方からフレンドリーに接することで、緊張をほぐすようにしているのだとか。安堵からか治療中に眠ってしまう患者さまもしばしば。歯の痛みが不安な方にもクリス歯科医はぴったり。
現在はよりスキルアップを目指して高度な病例にも対応できる技術を習得中で、歯周治療学やインプラント手術など、さまざまな分野の講習も学んでいるそう。一人一人に合った治療法を追求し、その病状の差はもちろん、歯科医院への苦手意識や不安がある方にも優しい治療を心掛けている先生です。
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営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
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