身体の不調の中でも厄介なのが歯の痛み。オーストラリアの歯科治療は、海外旅行保険で歯科オプションをつけてきた人や、永住者保持者でプライベート医療保険のある方以外は、日本のようには保険がきかないため、治療費のことを考えると「まだ大丈夫…」なんて我慢してしまう人も少なくありません。
我慢しているうちに症状が進行してしまい、後々いきなりのひどい痛みと高額な治療費にならないためにも、少しでもおかしいなと思ったら「まずは歯科医に相談検診(チェックアップ)」してもらいましょう。チェックアップでは自分では詳しくはわからない口の中の状態を歯科医に正確に診断して治療の是非や選択肢などをアドバイスしてもらい、その結果から治療を進めるかどうか自分で決めることができます。
通常、このチェックアップにも費用がかかるのですが、ワールドシティ日本語医療・歯科センターでは水曜と金曜に来院の日本人の患者さまに限りチェックアップ(初回診断65ドル分)と見積もりが初回なんと無料! 金額と同じく不安要素なのが英語での診察ですが、日本語通訳が常駐しているだけでなく、日本語堪能な歯科医も仲間入り!
以前にも歯科治療や心理カウンセリングの体験で何度かお邪魔している『ワールドシティ日本語医療・歯科センター』に、Jamsスタッフのトクがチェックアップと見積りを体験してきました♪(おまけにご厚意で歯科治療までしてもらっちゃいました!)
受付では日本人スタッフのミホさん(写真右)が迎えてくれました。ミホさんのお隣は、日本語がペラペラな歯科助手のベラさん。ワールドシティ日本語医療・歯科センターのスタッフは歯科治療の技術だけでなく語学も堪能。施術中の日本語通訳もお願いできるので、英語に自信がない人でも安心して診察を受けることができます。
スタッフは歯科治療の技術だけでなく語学も堪能。多くは日本語と英語のバイリンガル、スタッフによっては3カ国語を話せるトリリンガルです!
普段の生活に支障がないくらい英語を理解していても、第二言語での病院受診はなかなかハードルが高いもの。しっかりと母国語で対応してもらえるのは嬉しいですよね。さっ、まずは問診票に必要事項を記入。「奥歯がしみるのが気がかり……」と。
チェックアップは噂の日本語堪能なクリス先生が担当してくれました。つい最近まで日本に留学をしていたので、驚くほどに日本語が堪能。治療についての説明もすべて日本語で丁寧にしてもらえるので、クリス先生の診療では日本語通訳はほぼ必要ありません。通訳を通さず先生と直接日本語で話したい方はクリス先生を指名するのがおすすめですよ♪
さっそくクリス先生にチェックアップしてもらいましょう。まずは、口を開けたり閉じたりしつつエラの部分を触診。舌を左右にずらしながら、歯茎の確認をして、器具で水を当てながらしみる部分をチェックしていきます。
チェックアップの合間にクリス先生からされる「ご出身はどこですか~?」「オーストラリアはどれくらい滞在しているんですか~?」などのやさしい声掛けに和みます。治療中は緊張している患者さまも少なくないので、フレンドリーに接することで緊張をほぐすようにしているのだとか。
クリス先生の穏やかな雰囲気に癒やされてつつ10分ほどでチェックアップは終わりました。チェックアップ前に奥歯のしみる感じが気がかりでしたが、果たしてチェックアップの結果は……。
チェックアップの結果と一緒に、さらっと普段の歯のケアについてアドバイスをしてくれるところがさすがです。10分程度で終わりましたが、隅々までチェックしてもらえて、気になる部分の原因も知ることができました。ここまでのチェックアップが水曜と金曜なら初回診断($65)が無料でお見積りももらえちゃうからスゴイ!(レントゲン代は別)。え……、っていうか虫歯あるの?(ガーーン……)
当初チェックアップのみの予定でしが、クリス先生のご厚意で急遽「虫歯治療とフッ素コーティング」もしてもらえることに。取材の前後に患者さまの予約があって忙しい中、率先して治療を提案してくれる姿に、ワールドシティのモットーである「患者さま中心ケア」の姿勢が見えました。(今回取材時のみの特別サービスとのこと。Jams編集部のトク、超ラッキー!)
まずは麻酔から。この麻酔、きちんと確認しながらうってもらえたのであまり痛みを感じませんでした(←これ、歯科に行くときにかなり重要なポイントですよね?)。麻酔が効いていてきたら古いつめものを取ります。歯科助手のベラさんが接着剤をつけ、クリス先生が新しいつめものを入れるのですが、お二人とも手際の良さから今まで多くの患者様に治療をしてきたのが分かります。クリス先生はゴールドコーストのパブリックデンタル(公的診療機関)で数多くの事例を経験しスキルを磨いてきたのだとか。
再度接着剤で固定し、つめものを微調整。口調はとっても穏やかなお二人ですが、治療中のまなざしは真剣でした。
少しだけ詰め物の位置が高い感じがしたので再度調整してもらい、治療部分の歯茎と歯をクリーニングしてフッ素コーティングをしたら完了。痛みもなくあっという間に終わりました。虫歯治療をした歯だけでなく、その隣にある”しみる歯”にもフッ素コーティングをしてもらいました。一石二鳥の結果となり大満足。
鏡で施術箇所を確認しながらどの部分をどのように治療するかを説明してもらい、治療後は正しいブラッシングの仕方を指導していただけました。丁寧に説明してもらえるので、よく分からないまま終わってしまったなんてこともありません。
今回の治療費は「古いつめものの取り替え(奥歯1本)」と「フッ素コーティング(奥歯1本)」。各種キャンペーンの適用があり、実際に患者として来院していた場合は約$200の支払いになるんだとか。歯科治療費が高いとされているオーストラリア・シドニーで、キャンペーン適用とはいえこれだけの低料金で虫歯治療ができるのは衝撃です。これなら保険ナシでも、ワールドシティ歯科で虫歯治療をしない手はありませんね!
今回は根の深い虫歯はありませんでしたが、もし虫歯が露出している場合は写真のように虫歯部分に専用の液でマーキングして患者さまに見せるそう。口頭での説明だけでは患者さまには理解しきれない部分があるため、写真のように自分の歯の状況を見せることで、患者さま自身が治療をするかどうか判断しやすくするのが目的だそうです。
ワールドシティ日本語医療・歯科センターが大切にしていると胸を張って言えるのは、病院の利益ではなく「患者さま中心のケア」。時に写真を使いながら治療のメリット・デメリットをしっかりと説明し、すべての選択肢を提案していきます。患者さまからのフィードバックでは、「他院に比べて日本語で治療オプションを長所も短所も含め詳しく説明してもらえ、その誠実な姿勢に信頼できたから治療にすすめた」という声が多く、日々の丁寧な説明と細かな心遣いからリピーターになる患者さまが後を絶たないのも納得です。
「自分の家族や親友の歯をみるように、患者さまに施術するようにしています」と語るのは院長のマシュー先生。真摯に治療に取り組む姿勢だけでなく、安心して受診できるように患者さまとの関係性やスタッフ同士の関係性が非常に良いのも特徴です。このフレンドリーな雰囲気ならなんでも気軽に質問できますね!
ワールドシティ日本語医療・歯科センターでは「歯列矯正」も人気の治療の1つ。歯列矯正と言えば、マシュー院長ということで、マシュー院長に歯列矯正のことも詳しく聞いてきました♪
歯科矯正は大きく分けて、強力にすばやく歯を動かすことができる「ワイヤー矯正」と、治療効果はマイルドだが目立たず矯正していることがバレにくい「透明マウスピース矯正」の2つ。口の中の状況は人によって違うため、チェックアップで歯口腔内や骨格の正確な診断をして口内の環境を確認し、患者さまの希望も含めて、最適な矯正法を提案してもらえます。マシュー先生が慣れた手つきで歯の状態やかみ合わせと骨格をチェック。
ー前歯の歯並びが気になります。歯列矯正をするならどの方法がいいでしょうか?
費用や生活での負担も考慮して、もっとも効果的な矯正方法を家族にすすめるように優しく的確に提示してくれるのが、ワールドシティ歯科で矯正するメリット。初回診断ではそれぞれの矯正方法にかかる費用の見積もりももらえるので、よく比較し納得した上で治療をスタートしましょう。歯列矯正は費用や労力、そして時間も大幅にかかるコミットメントなので、治療を開始してから後悔しないように、複数の歯科医院で治療方法とお見積もりをとって比較してから始めるのがおすすめです!
「歯列矯正」の相談はマシュー歯科院長が診療している日なら水曜と金曜に限らず、初回診断無料でお見積りしてもらえるとのこと(レントゲン代はのみ別)。予約の際にマシュー先生希望で問い合わせしよう!
歯列矯正の流れでマシュー歯科院長にインタビューも決行! 人の好さそうな笑顔とジョークも交えて話してくれる明るさ。24年のキャリアを誇り、経験も知識も豊富です。
ー歯科医になったきっかけをおしえてください。
子供のころから両親が歯科医になることを望んでいて、シドニー大学で歯科医の勉強をしました。大学卒業後は、オーストラリアのADA(オーストラリアンデンダルアソシエーション)という機関でディレクター兼アドバイザーをしていました。日本をはじめ韓国や中国、その他の国への歯科医療の架け橋としてデンタルポリティクスに関わっていましたが、現在はワールドシティ歯科を設立し、第一線で患者さまの治療にあたっています。
ー日本人の患者さまを多く抱えていますが、日本とのつながりは?
15歳のころから何度も日本を訪れていました。日本製の医療機器は性能が良いので、買い付けにもよく行っています。実はシドニー大学歯学科の先生も日本人だったんですよ。その方が九州大学卒だったので、九州大学や京都大学へ行って日本人歯科医の方と今でも交流が深いです。
ーワールドシティ日本語医療・歯科センターのコンセプトやこころがけていることはありますか?
なにより「患者さま中心ケア」をモットーにしています。患者さまは痛みや治療に対する不安を抱えて来院されるので、スタッフ全員でアットホームな雰囲気作りをしています。家族のように気取らない身近さで患者さまを迎え入れ、まずは緊張をほぐします。
ー歯科医としてのやりがいや喜びを感じるのはどんな瞬間ですか?
子供から大人、そして立地上さまざまな事情でシドニーに滞在されている日本人の患者さまが来院されます。お互いのことを知って、信じて、友達のような関係性を築くようにしています。なかには12年以上通ってくれている患者さまもいるんですよ。
歯科クリニックに来院する人たちは何かしら痛みや悩みを持っているわけですが、施術後は痛みがとれて笑顔になります。来院された時よりも美しい姿で見送れる瞬間が嬉しいです。リピーター率が高く何年も通ってくれている患者さまが多いことにやりがいと喜びを感じています。
今回の治療担当ではありませんでしたが、ワールドシティのモットーである「患者さまの家族のように」すべての歯科医が自己紹介をしておきたいとのことで、もうひとりの歯科医であるジェームス先生にもインタビューさせていただきました。
ー歯科医になったきっかけをおしえてください。
私の家族は4代歯科医をしていて、子供のころから周りに歯科医になるように言われていたし、わたしもその道以外は考えていませんでした。オーストラリアで大学を卒業して、ワールドシティ歯科で4年間働いています。この仕事は人との出会いがたくさんあって、患者さまの健康を手助けできることにやりがいを感じています。
ー得意な歯科治療は何ですか?
一般歯科施術治療のすべてを担当しています。その中でも、尊敬するマシュー院長からじきじきに指導を受け、経験を積んだインプラント治療が得意です。また、歯のクリーニングでは、エアフローという最新機器も使ったディープなクリーニングをしています。
ー今日も沢山の予約が入っていてお忙しそうですが、1日に何名の患者さまを治療されますか?
日によって変わります。営業時間は夜6時までですが、急な痛みで来院された患者さまがいる場合は、時間を延長して治療することもあります。歯に痛みを抱えたままでいるのはとてもツラいことなので、歯科医としてわたしができる限りのことをしたいと思っています。
ー日本語でも対応されるそうですね。
たくさんの日本人の患者さまがおこしになるので。日本人スタッフや日本語が話せるアシスタントも常駐していますが、わたしも積極的に日本語を話して、直接コミュニケーションを取るようにしています。実に予約の半数以上が日本人の患者さまなので、「ア~してください」「イ~してください」「大丈夫ですか?」「痛いですか?」「ここですか?」「うがいしてください」などのよく使うやりとりや、よく使う歯科専門用語は日本語で覚えていますよ。
「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」では、診察時間内であれば、シティのチャイナタウンのクリニック、またはイーストウッド分院で急患対応が可能です。急な歯痛になってしまった人は、ぜひ日本語ラインか歯科直通にお電話を! 腕に自信のある歯科医が緊急治療に対応します。
さらに今なら、ワールドシティ日本語医療・歯科センターのFacebookにLikeまたはGoogleにレビュー投稿で「歯ブラシと歯磨き粉」をプレゼント中!
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www.worldcitimedical.com.au/jp
所在地:Level 1 & 2 / 722 George Street, Sydney
電話: (02) 9281-0348(日本語ライン)または (02) 9281-6744(シティ歯科直通)
(02) 9858-3000 (イーストウッド歯科分院)
営業時間:月~土 9:00-18:00
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