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シドニー発豪ドル見通し(15February2016)

 

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

(豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

 

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital, AT  FUND、Sydney でファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。

豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

 

今週の主な予定、イベント

2/15(月)

中国春節明け、衆議院予算委員会(黒田総裁発言)、日本Q4GDP、ドラギECB総裁欧州議会で議会証言、米国プレジデンツデー休場

16( 火)

独2月ZEW景況感指数、英国1月CPI・PPI、米2月NY連銀製造業景況指数、地区連銀総裁講演(ボストン、フィラデルフィア、ミネアポリス)

17(水)

英国1月失業率、米国1月住宅着工件数・PPI、FOMC議事録、セントルイス連銀総裁講演

18(木)

日本1月貿易収支、中国1月CPI・PPI、EU首脳会議、米国1月景気先行指数、米国新規失業保険申請件数、SF連銀総裁講演

19(金)

米国1月CPI、クリーブランド連銀総裁講演

 

マーケットの焦点

キーワード:春節明け中国、欧州銀行不安、日銀マイナス金利導入の是非論、米経済動向、原油安・株安

先週は中国が春節で休場となる中、世界的に株安・原油安・円高・ドル安のリスク回避相場となりました。

ドイツ銀行の経営不安の憶測が流れる中、欧州発で世界的に銀行株が大幅に下落し株安を先導しました。

また注目のイエレン議長の議会証言では「原油安やドル高が予想外」とのコメントが出、市場では早期利上げ期待が大幅に後退し、リスク回避ムードに拍車を掛けました。

日本株も祝日を挟んで銀行株が売り浴びせられ連日の大幅安で一時15,000円を割り込み、10年債利回りは史上初のマイナスを記録しました。

2月初に100近辺まで上昇していたドルインデックスも95まで下落してドル安が顕著に。一方リスク回避の円買いが活発化して一時ドル円は111円割れ、ユーロ円125円台、ポンド円159円台、豪ドル円77円台など円全面高の様相となりました。ただ木曜日に東京市場引け後ドル円が111円を割った時点で日銀のレートチャック(あるいは介入?)のうわさが流れ瞬時にドル円が111円台から113円台に跳ね上がるなど、円高行き過ぎに対する警戒感も芽生えつつあります。

また週末にかけてはドイツ銀行が債券買い取りを発表したこと、更に春節の間の中国の小売売上高が前年比+11.2%と前年実績(11.0%)を上回ったことも市場の不安感をやや和らげました。

今週は先週注目された欧州銀行の信用不安の成り行きに加えてやはり春節明けの中国の景況・株価が焦点となります。

今朝の中国人民銀行の設定する人民元中心相場は1ドル=6.5118と先週末の6.5314から大幅人民元高になりましたが、週末の人民銀行総裁の発言でも投機的な人民元売り圧力の払しょくを図っているようです。

また今朝発表された中国1月の貿易収支は予想+3,890億元に対して+4,060億元と黒字幅が拡大していますが原因は輸入が前年比で-14.4%と大幅に減少したことにあり、中国不安は軽減していないようです。

また主要国の株価が春節の間大幅下落していることもあり、上海総合指数は春節前比-70ptsほどで寄り付いた後、やや回復しつつあります。

今週もリスク回避とその巻き戻しにより荒い展開が予想されますが、月末の上海G20(26~27日)に向けて、各国当局から市場鎮静化に向けた言動も高まることが予想され一気に相場が崩れるような事態にはならないものと思います。

 

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ  AUDUSD 0.6973-0.7153  AUDYEN 77.59-83.48

今週の予想レンジ AUDUSD 0.7000-0.7300  AUDYEN 80.00-83.00

今週の豪ドルは: 依然不安定な動きですが、底値固めでしょう

先週の豪ドルは株安、原油安など商品相場安に加えて欧州金融不安も聞こえる中、リスク回避色が強く下値を模索する展開となりました。

”米ドル安”地合いにあって対ドルでは下値も69セント台と限定的となる一方、円全面高を受けて2012年6月以来の77円台に突っ込みましたが、その後は日銀のレートチェックのうわさもあって現在は再び81円台まで回復しています。

金曜日にRBAスティーブンス総裁が下院経済常設委員会で「役立つと判断したら一段の緩和に対する柔軟性を確保する」と重ねて表明されたことも一時豪ドルの上値を重くしました。

欧州金融不安については注視する必要がありますが、今週はやはり休み明けの中国の動向がポイントとなるでしょう。

春節の期間中の中国の小売売上高は前年を上回る+11.2%の伸びで、旺盛な国内需要を示しましたが、はたして景気をサポートするような当局発言が出てくるか?本日人民銀行は人民元相場を春節前より200pts程度元高に設定して、投機的な元売りをけん制しています。

木曜日には1月の豪州国内雇用統計が発表されますが、しばらくは中国や欧州金融不安などの海外情勢がキーとなりそうです。

米ドル安ゆえに対ドルでサポートされている豪ドルですが、米ドル下落が反転すれば、再び軟調地合いとなる可能性もあり、まだまだ予断を許さない状況と言えます。

 

Have a nice week in advance !!!

 

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

 

☆豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。

http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。

「サンプルpdf」ダウンロード

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)

http://www.central-tanshifx.com/

☆外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)

http://www.gaitame.com/gaitame/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿

 

ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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