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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 29 June 2026

 

                                                                                                           29 June 2026 

◎<ポイント>
―161円台を維持するも162円台ブレイクには至らず―

今週の予想レンジ:159.00-163.00
先週のレンジ 161.06-161.161.94
(先週の予想レンジ:159.00-163.00)

・先週は前週のFOMCにおける“タカ派的据え置き”の影響が残り、燻り続けるイラン紛争の影響もあって米ドルは総じて堅調地合を維持した。ドル円の下値は161円台に切り上がったが、162円台接近局面では介入警戒感が強まり162円のレジスタンスは維持された。
・イラン紛争終結期待から原油が一時70ドルを下回る水準まで続落し、戦争前の水準を回復する一方、一時7万2千円台まで上昇した日経平均株価は6万8千円台に調整反落したが、指摘したように円高反応は限定的であった。
・イラン紛争は米・イラン間の協議の継続から戦争終結期待が維持される一方、双方の“覚書協約違反”を口実とする攻撃が断続的に継続し、依然不透明感が拭えずドルの反落局面ではドル相場を押し上げた。
・今週は7/4(土)の米国独立記念日を控えて7/3(金)が米休場となるため7/2(木)に発表される6月米雇用統計や、6/30(火)の6月ISM製造業景気指数が注目されるが、果たして6月のFOMCにおけるウオーシュ新議長の“インフレ懸念発言”を裏付ける内容になるか?雇用統計の予想値はnfprが前回の非常に強かった+172千人から115千人に減少する一方、失業率は前回同様の4.3%となっている。
・ドル円は市場が介入点と考える162円超を積極的に仕掛けることに躊躇しているが、158-159円→160-161円の“上値遊び”を次々にクリアしてきた市場の「ドル円ブルセンチメント」を転換させるだけの円買い材料には不足していると言わざるを得ない。

◎<豪ドル相場>
先週豪ドルは、米ドルが全面高となる中(ドルインデックスは101台まで上昇)、下値サポートレベルである69-70セントを割り込み68セント台に続落した。対円でもドル円が161円台で足踏み状態となる中、足元の安値圏である111円台に下落した。
先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6875-0.7013  AUDYEN  111.24-113.44
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6900-0.7100  AUDYEN  112.50-114.50)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6800-0.7000   AUDYEN  112.50-114.50


・先週豪ドルは、前週の米FOMCにおける“タカ派的据え置き”を受けて米ドルが堅調推移する中、1ヵ月ぶりの安値68セント台まで調整反落。対円でも4月以来の安値111円台まで値を下げた。
・6/23(水)のイベント講演におけるハウザーRBA副総裁のインフレ懸念を背景としてタカ派的な発言も、予想を上回る5月就業者の増加(+4.03万人、予想+3万人)も豪ドルをサポートせず、むしろ市場の関心は「インフレ懸念=利上げ」から「高金利=豪州経済減速不安」にシフトしているようだ。
・足元の米ドル堅調が今週も継続する場合には「豪ドルは米ドルの受け皿」で依然として足元にある豪ドル買いポジションの調整が継続する可能性がある。ただ筆者としては70セント超えの豪ドルがオーバーバリューの領域と考える一方、68セントを下回るレベルも徐々にアンダーバリューの領域に差し掛かりつつあると考えるため、下げ局面では慎重に買いポジション造成のチャンスを窺いたい。
・一方対円では足元のドル円上昇トレンドが転換する可能性は低くく、豪ドル円110円以下では再投資意欲が高まると考える。

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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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