「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)2...
27 April 2026 ◎<ポイント> ―引き続き中東紛争に引きづられる展開― 今週の予想レンジ:158.00-161.00 先週の…
13 July 2026
◎<ポイント>
―162円台が天井か?→163円超はあるか?―
今週の予想レンジ:160.00-163.00
先週のレンジ 161.29-162.70
(先週の予想レンジ:160.00-163.00)
・先週ドル円は162円台でスタートしたが、売り買い材料交錯する161円台~162円台で神経質に振幅し、週末にかけては161円台前半に調整反落後、小戻しして越週した。
先週の:<ドル円買い材料>
・根強い米金融引き締め観測。
・中東情勢の再緊迫化―双方から覚書違反の攻撃再開し、イランは海峡を再封鎖して原油価格は一時75ドル台に反発。
・高市内閣の「骨太の方針2026」の積極財政姿勢が円売り誘発。
・日本株、国債、円のトリプル安。
<ドル円売り材料>
・片山財務相の円安けん制―「日銀巡る骨太方針の記述を与党で調整中」、「GPIFなど年金基金による“日本の金融資産”後押し」などの発言。
・前週の弱い6月米nfprの影響。
・城内経済財政相が「骨太方針の原案」を巡り政府の低金利誘導報道を否定。
・週末に向けて米中央軍の攻撃休止報道と原油の反落など。
・中東情勢に関しては2月の米・イスラエルの攻撃で死亡した最高指導者ハメネイ師の国葬行事が7/4より執り行われ、最高指導者モジタバ・ハメネイ師は11日に声明を出し、父ハメネイ師の「殉教」に関して復讐を誓うと表明。その上で「復讐することは国民の求めだ」と主張。
・7/12(日)には米国がホルムズ海峡の法定外ルートで100隻以上を通しているのは覚書違反として商船を攻撃し、ホルムズ海峡の再封鎖を宣言→これをトランプ大統領は激怒し、イラン軍事施設や要衝の橋など140か所を攻撃するなど再び泥仕合の様相。
・不幸にして筆者の予想は的中した―「中東紛争の幕引きは容易ではない」。
今週もイランに加えてウクライナ情勢も混とん。加えて日米の金融政策の不透明感が加わり、これらの売り買い材料が交錯して不安定な相場展開を覚悟せざるを得ない。
・市場センチメントとして“ドル円上昇を本筋”と読む一方、円高派は162円台より上のドル円の反落機会を虎視眈々と窺うだろう。政府としても162円台と目される足元の円安上限を死守したいところだろう。
ただ、筆者としては早晩“高値波乱”を“中段保合”として再度163円台超に上放れすると予想する。
| ◎<豪ドル相場> 先週豪ドルは、米ドルの上値が徐々に重くなる中、69セント台後半まで反発した。対円ではドル円の161円台への反落と相殺しつつ112円台中心に堅調推移した。 先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6906-0.6969 AUDYEN 111.86-112.84 |
・先週豪ドルは、週初は前週の弱い米雇用統計の影響残り69セント台前半で堅調推移。原油の68ドル台への下落も豪ドルをサポートした。対円ではドル円が161-162円台で神経質でアップダウンする動きを横目に、112円台中心に底堅く取引された。
・7/8(水)にニュージーランド中銀(RBNZ)が予想外に政策金利を2.25%から2.5%に引き上げたことも、オセアニア通貨として豪ドルをサポートした。
・7/8(水)に行われた講演でハンターRBA総裁補は「供給ショックに今後も見舞われる可能性が高い」と述べてインフレ懸念を表明する一方「インフレリスクを最小限に抑えつつ、持続可能な経済活動を支えるような対策を取ることがこれまで以上に重要になる」と述べて金融政策と景気のトレードオフ(両立できない状況)の可能性を指摘した。
・上記ハンター総裁補の懸念は筆者も共有するところで、高金利による豪ドル上昇に対して、今後高金利が故の経済への悪影響が徐々に顕現化する可能性があるだろう。
・したがって豪ドル米ドルは徐々に70セント超えが重くなる一方、ドル円の上昇は“結果として”継続するとの読みが正しければ、豪ドル円は早晩115円の上値ターゲットを達成する可能性があるだろう。
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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
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☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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