「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)3...
30 March 2026 ◎<ポイント> ―160円突破→前回2024年は介入が出たが、、― 今週の予想レンジ:157.50-161.50 先…
22 June 2026
◎<ポイント>
―ついに上放れか!―
今週の予想レンジ:159.00-163.00
先週のレンジ 159.72-161.161.80
(先週の予想レンジ:158.00-161.00)(マーケットビュー予想159-162)
・先週週前半は米・イラン間の戦争終結に向けた覚書合意報道もあり、地政学的リスクが後退して原油下落→ドル軟調でドル円も159円台に反落した。
・一方和平合意を囃した日経平均の7万円台乗せを窺う動きが円売り材料視された。
・注目の日銀政策会合では利上げ(1%に)と債券市場の安定重視を目した“国債買い入れ減額停止”が決定されたが、市場予想通りで円買い圧力は限定的であった。むしろ翌日のFOMCで、新任のウオーシュ議長の「2%を遥かに上回るインフレを認識」の発言を市場はタカ派と捉えて年内1回の“利上げ”を織り込みドル買いに反応→日米の政策会合を通過してドル円は従来の上値抵抗線160円台後半を上抜いて161円台へと上昇した。
・一方イラン戦争関連では、覚書調印後もイスラエルのレバノン攻撃がやまず、イランは米・イスラエルによる覚書違反を理由にホルムズ海峡を再封鎖した。
・6/21(日)に予定通りにスイスにおいて米・イラン間の和平協議がなされたが、ホルムズ海峡再封鎖を巡りトランプ大統領は態度を再び硬化させ、イランも同大統領の発言に反発して両国代表は合意なしに協議会場を離れた模様。
・米・イラン間の覚書合意(暫定合意)については、イスラエルの強固姿勢もあり、筆者の予想通りに早くも“ほころび”が生じた感があり、核開発協議に至らぬ前に両者喧嘩別れになったようだ。トランプ大統領は秋の中間選挙を念頭に恰好の標的である“イランの核開発問題を”つついて劣勢挽回を計ったが、中東の地政学的リスクを安易に見積もった言わざるを得ない。
・前回も指摘したように、原油の75ドル割れへの反落に対する円買い反応の弱さは、今回“原油高騰に弱い日本経済”を肝に銘じ、市場が警戒感を払拭できないためであろう。
・足元ドル高が対円のみならず対欧州通貨でも顕著となりつつある現状、本邦当局が介入ポイントを上方(162円より上)にシフトさせた、という見方に筆者も賛同するところ。ドル円は159-160の“上値遊び”を上にブレイクしたと考えられる(今年の上値ターゲット177円―――まだまだ、遥か上!)
| ◎<豪ドル相場> 先週豪ドルは、週末にかけて米ドル全面高となる中、サポートレベルである70セントを割り込む局面があった。対円ではドル円の161円台への上昇と相殺し合って113円台中心で堅調推移した。 先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6989-0.7088 AUDYEN 112.47-113.54 (先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6950-0.7150 AUDYEN 112.50-114.50) 今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6900-0.7100 AUDYEN 112.50-114.50 |
・先週豪ドルは週初は和平合意期待から原油が80ドル以下に続落した動きを好感し、米ドルの対欧州通貨での軟調を受けて70セント台後半に上昇し、対円でも113円台半ばに上昇した。
・しかしFOMCでのウオーシュ新議長発言をタカ派的と受けて米ドルが強含む中、豪ドルも70セント台前半に下落。対円でもドル円の161円台乗せを横目に米ドルでの軟調が勝る形で112円台半ばまで軟化した。
・6/16(火)のRBA理事会では5月の利上げの次月で予想通りに金利据え置きとなったが、声明では「インフレ率は依然高水準」、「世界の原油供給問題の解決には時間がかかり、原油価格の上昇が収まった後もインフレ定着の可能性」と警告する一方、「長期にわたる不確実性は豪州の主要貿易相手国及び豪州国内の成長率を低下させる可能性」に言及しているのは、従来よりも景気の下振れリスクを意識しての発言であろう。なお金利先物市場では年内更に1回の利上げを織り込んでいる。
・今週6/24(水)の5月CPI及び6/25(木)の5月雇用統計に注目したい。(前回就業者数は-18.6万人だったが、今回は+30.0万人に大幅アップ予想)
・依然豪ドルは71-72セント台が過大評価領域と考えるが、中東紛争の不透明感が後退すれば、引き続き70セント割れでの再投資意欲が豪ドルを支えるであろう。
・一方対円ではドル円が161円台に上放れしており、介入ポイントが上方シフトされたのであれば(162円より上に)再び115円台を目指す展開が予想される。
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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/
☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。
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