「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) ...
6 April 2026 ◎<ポイント> ―160円台で減速したが依然159円台維持― 今週の予想レンジ:157.50-161.50 先週のレ…
6 July 2026
◎<ポイント>
―一回目の162円台はこんなものだろう―
今週の予想レンジ:160.00-163.00
先週のレンジ 160.47-162.84
(先週の予想レンジ:159.00-163.00)
・先週ドル円は新たな介入レベルと目される162円台後半まで続伸したが、その後「不意打ち介入の観測記事」をきっかけにドル円買いポジションの調整売りが活発化し、160円台半ばまで反落。161円台前半に戻して引けた。
・今年のドル相場を見ると年初156円台でオープン後一時159円台まで上昇したがFRBのレートチェックの噂などで152円台まで反落。しかしイラン戦争が勃発し原油価格が急騰する中「有事のドル買い」が優勢となり、160円のレジスタンスを突破した。現在イラン戦争の終結の確証ないまま原油価格は終戦を先取りして70ドル割れの戦争前レベルに下落したが、新たな日米金利差拡大観測もサポート材料となり先週は約40年ぶりの高値「162円台」まで一時上伸した。
・4/28-5/27における過去最大規模の円買い介入に対して、先週財務省が発表した5/28-6/26の為替介入額は「ゼロ」であった。この間ドル円はキーポイントである160円を突破したが、5/11に来日したべッセント財務長官の“円買いサポート肩透かし”が不介入の一因と考えるのは穿った見方か?
繰り返しになるが米国の本音はドル高によるインフレ抑制にあると考える。
・年初は150円台前半の相場を“上限”と考える円ブル派が多かった。しかし150円台から160円を突破したドル円相場の上昇エネルギーは正に市場センチメントであり、これに対してを、果たして片山財務相の発言“ファンダメンタルズに合致した円高”が整合性を持つか?本当に日本の経済ファンダメンタルズに合致した円高に論理的根拠があるか?大いに疑問である。
・40年ぶりのドル円高値である。色々な“お化け”が出て相場は乱高下するだろう。しかししつこい円高論者の「日米協調介入近し」の常套句を耳にする度に、ドル円相場の「二歩前進・一歩後退の構図」が進行する気がする。
| ◎<豪ドル相場> 先週豪ドルは、一時68セント台半ばに続落したが、週後半は買戻しが活発化し、特に米雇用統計発表後は69セント台半ばに反発した。対円では、ドル円が162円台から160円台に急落する中、対米ドルでの反発と相殺し合って111円台~112円台での揉み合いとなった。 先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6865-0.6950 AUDYEN 111.15-112.63 |
・先週豪ドルは、週初米ドルの堅調(ドルインデックスは一時101台、ユーロ1.13台半ば)を受けて68セント台半ばの安値を付けたが、木曜日の米6月nfprの弱い数字(+5.7万人、予想+11.5万人)後の米ドルの急落を受けて60セント台半ばまで反発した。対円では週前半ドル円が一時162円台後半に上昇した動きに連れて112円台半ばに上昇したが、週末にかけては介入警戒感と弱い米nfprを受けてドル円が160円台に下落する動きに連れて111円台前半まで急落した。
・前週のイベント講演におけるハウザーRBA副総裁のインフレ懸念を背景としてタカ派的な発言も、むしろ長引く高金利が豪州経済に与える影響を懸念する見方に変化しつつある。6月下旬に発表された5月のCPIは4.2%から4.0%にやや低下し、5月就業者数は前回の-4万人から+4万人と大きな上ブレを示した。就業者数についてはサンプル調査がゆえのブレが指摘されるが、依然として金利高の影響による雇用の大幅悪化には繋がっていない。6月のCPI並びに雇用統計は引き続き要注意である。
・対ドルでは70-71セント超えがovervalueと考える一方、68セント台のロングポジション造成を考えていたが買えずじまい。先週後半の米ドル下落は一過性のものか?「豪ドルは米ドルの受け皿」であり、今週もクロスチェックの必要があるだろう。
・対円では依然として上昇トレンドにあると考えるが、ドル円162円台の想定介入ポイントの接近と共に豪ドル円もボラタイルな動きになることが予想される→Buy on Dips推奨。
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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/
☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。
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