私も含めRegistered Migration Agentの多くはMIA (Migration Institute of Australia)という組織に加入しています。
MIAのサイトにはフォーラムが設けられており、Registered Migration Agentが情報、知識、経験を交換し合える場として
利用されています。(メンバー以外はアクセスできません。)
このフォーラムには参考になったり、場合によっては呆れさせられたりする投稿や質問もあり、読み物としても中々
面白いため定期的に目を通しています。
例えば下記のような事例はビザ申請中の方、ご申請予定の方にとっても興味深いところではないでしょうか。
– 調理師コースを提供している某学校がCRICOSに関する必要な手続きを怠っていたために、卒業生の
SKILLED MIGRATION VISAの申請が却下されてしまった。
(コメント SKILLED MIGRATION VISAの申請には2YEAR STUDY RULEを満たすことが必要です。
昨年9月の法規改定により2YEAR STUDY RULEのためには最低92週間のカリキュラムを修了しなければならないことに
なったのですが、この学校は既存の調理師コースのカリキュラムを92週以上(102週)のコースとして登録する手続きはしたものの、
その手続き前に89週コースで入学した学生を102週のコースに再登録する手続きをしておらず、そのためある期間の
卒業生が89週コースの卒業生として取り扱われてしまった模様です。
– TRAに全く同一内容の申請書を提出したのにもかかわらず、ひとつはAPPROVAL され、もうひとつは却下されてしまった。
(コメント TRAは審査の一貫性に欠けるきらいがあること、また重要な基準を前触れも無く変更することなどから
あまり評判が良くありません。)
– DIACの審査官が申請者の職歴を確認する際、勤務先の会社名と電話番号を間違えてしまったために
雇用履歴の確認を取ることができずビザ申請が却下されてしまった。
(コメント これはマネージャーへの苦情で「却下」の取り消しが行われたと記憶しています。)
まだ他にもいろいろありますが、またの機会にご紹介します。