staffrecfood
未分類

シティのど真ん中にある超オススメのギリシャ料理@MEDUSA

シティにあるとっておきのお店をご紹介します。

ケント・ストリートとマーケット・ストリートのコーナーに位置するギリシャ料理「MEDUSA GREEK TAVERNA」。

奥さんが前々から「タコ好きの君に食べさせてあげたいタコ料理があるのよー」と言っていたお店です。

タコ料理????なんかグロテスクな響きですけど、まぁ、グリルド・オクトパスです・・・

 

どんな料理なのか奥さんに尋ねると、

「村上春樹さんのギリシャ滞在エッセイに登場する、タベルナ(食堂)で出てくるようなオクトパス」とのこと・・・

 

さっぱりわかりません。

 

 

なので「百聞は一見にしかず」ならぬ「百聞は一食にしかず」ということで、行って来ました!

 

平日なのに超満員状態。僕たちの直前に入店したカップルは予約してなかったようで、すごすごと帰っていきました。

危なかった、、、予約しておいて良かった!

 

外のバルコニー席に通してくれた女性フロア・スタッフが、

「西日がちょっとまぶしいけど、後5分もすれば日が落ちるから大丈夫よ!」と声をかけてくれましたが、

ちょうど5分後に本当に日が落ちました。毎日同じ時間帯に同じセリフ言ってるのでしょうか?

(この愛くるしいスタッフ、最後にテーブルに来て「どう?すぐ日が沈んだから大丈夫だったでしょ!?」って声をかけてくれました)

 

夏ですね~、8時近いというのにまだこの明るさです・・・

 

まずは西日を見ながらビールでも飲みますかー。

 

ギリシャ・ビールの「Mythos」です。口当たりさっぱりでとても飲み安く美味しいです。

 

地中海を眺めながら飲むと、もっと美味しいだろなー。

 

 

 

メニューの表紙は、ギリシャの街並みの写真。

 

 

この白と青のコントラストが大好きで、ギリシャの街並みを集めたカレンダーも買ってくるほど。

 

いつかギリシャ、旅してみたいな、春樹さんのように・・・

 

 

 

<Octapoditis Skaras>

 

 

でた!これが奥さん大絶賛のタコ。

 

 

うん、かなり美味しいー!身は柔らかですが適度な歯ごたえがあり、噛むごとにタコのエキスが染み出て口の中に広がります。

 

この独特な柔らかさの理由は、一度マリネするかららしいです。フロア・マネージャー(多分)のおじさんが最後にそう説明してくれました。

 

オリーブ・サルサ・ソースとからめても美味しいですが、そのままタコだけでも素朴な味わいを楽しめます。

 

タコを噛締めながら目をつぶり、地中海の穏やかで真っ青な海を想像すると、一瞬ギリシャのタベルナにいるような感覚に陥ります。

 

でもこの料理、純粋な日本語に訳すと「タコ焼き」でいいのかな???

 

 

 

<Bourekakia>

 

 

 

リコッタ・チーズとスモーク・ビーフがサックサクのパイ生地の中に隠れています。

 

フォークをそっと落とすとそれこそ「サクっ」という音がする生地は、バターの香りが効いていて、

 

旨みが閉じ込められたビーフととてもよく合うのです。チーズ各種も味のアクセントに。

 

ほんのり甘めのクインス・ジェリーとパイ生地の相性が抜群でした。

 

 

 

<Garithes Saganaki>

 

 

このソース絶品!海老の出汁がこれでもか!ってぐらい染み出てます。

 

奥さん「あ~、このソース持ち帰って、パスタに絡めて食べた~い!」って言ってました・・・(いや、持ち帰るのは無理ですよ・・・)

 

上にのってるフェタ・チーズが溶けて、ソースをより濃厚な味わいにしていました。

 

 

見た目も海老のプリプリ加減も「エビチリ」っぽいですが、卵ではなくチーズなので、まろやかと言うより、パンチが効いた一品!

 

 

そしてこのソースが、一緒にサーブされた絶品ブレッドとからむ、からむ・・・

 

カリッカリッのこのブレッド、脇役ですが、主役持ってちゃってます・・・

 

 

 

 

<Kalamarakia Yemista>

 

 

これ写真ではわかりずらいですが、イカにお米とパインナッツが詰められています。まさに日本で言う「イカ飯」です。

 

こんな料理がギリシャにあるとは驚きです・・・ベイビー・カラマリの柔らかな食感、お米の甘み、パインナッツのアクセント、

 

そして上にのっている揚げ葱の香ばしさ・・・どれをとっても感動の味わいです。

 

ソースも魚介類の出汁が効いていて濃厚、食欲を刺激する味わいです。

 

 

 

前述のフロア・マネージャーのおじさんが、

 

「日本のエアライン関係の人が『日本にもよく似たイカ料理がある』と言ってたけど、知ってる?」と言うので、

 

「うん、あるある、日本人もお米をイカに詰めるよ」というと、嬉しそうにしていました。

 

イカにお米を詰める料理、他の国にもあるんでしょうかね?

 

奥さんに「不思議だよね~、こんなに遠く離れている国なのに、同じ発想で料理するなんて・・・」と言うと、

 

「イカ見ると、思わずご飯詰めたくなるんじゃないの?」と言っていました・・・

 

 

 

 

いや~、今日は大満足!さすが奥さんお気に入りのお店です・・・

 

お腹一杯になったのでさすがにデザートは遠慮しましたが、お勘定と一緒に運ばれてきたサービスの「グリーク・デライト」。

 

 

食後としては何とも落ち着く、ほっとする味わいです。こんなデザート、日本にも確かあったな・・・羽二重(はぶたえ)餅でしたっけ?

 

 

 

 

日も暮れて、店内も落ち着きが戻ってきました。

 

 

お料理の味わいは本日書いた通り申し分なく、日本人のテイストにドンピシャだと思います。

 

それ以上に素晴らしいと思ったのは「サービス」です。最初から最後までほぼ完璧なサービス。

 

まず、スタッフの人柄。明るくて朗らかで丁寧、ホスピタリティー精神、満載です!

 

最初にテーブルまで案内してくれた子、最後にいろいろ料理の説明をしてくれたマネージャーのおじさん、

 

二人ともとても感じの良い人達でしたが、特筆すべきは途中ずっとサーブしてくれた、お父さんがギリシャ人という若い女性フロア・スタッフ。

 

その美しさもさることながら、ワインの注ぐタイミング、お皿のさげるタイミング、話しかけてくれるタイミング、全てにおいて完璧でした!

僕がもしこのレストランのオーナーで、密かにこの状況を眺めてたら、間違いなくボーナスだしちゃうぐらいの働きでした・・・

 

日本人の皆さん、一度訪れてみてください!すっごく心地よいレストランですよー。

 

 

ギリシャと日本、遠くて近い国。そう思った夜でした。

 

Medusa Greek Taverna

Level 1, Shop K1K3, 2 Market Street (Cnr of Kent and Market Sts)

9267-0799

www.medusagreektaverna.com.au

Lunch

Mon to Fri Noon – 3pm

Dinner

Mon to Sat 5:30pm – 9:30pm

 

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

その他の記事はこちら