永住権につながる?TAFE NSWで土木設計を学んで将来に備...
TAFE NSWの土木設計ディプロマ TAFE NSWは、130年以上の歴史を持ち、100以上のコースを留学生向けに提供している公立の職業訓…
「停電中の酒造り その1」
前回までは東日本大震災で私がどのような状況だったかをお話しさせていただきました。
今回からは、大震災後の動きについてお話をさせていただきます。
東日本大震災が起き、その後一週間近くはテレビも特別報道体制で、通常の番組は放送されず、毎日大震災のニュースが放送されていました。
次第にわかってくる死者の数、津波の映像、福島第一原発の爆発の映像、悲惨な映像のオンパレードで、この大震災がどれだけの災害だったか、あらためて痛感した一週間でした。
蔵の方は、停電が二日くらい続きましたので、その間は仕込みはもちろんできませんし、それ以上に、麹室に麹が入っており、その麹を捨てるわけにいきませんから、電気が無い中、必死の麹づくりが行われました。
麹室は通常室温を30度から35度に保っておりますので、電気が使えないと保温が出来ません。
すぐに、昔の灯油で火を燃やしながら使うダルマストーブを用意して、麹室に入れました。火も電気でつけるものではなく、マッチを使ってつけるタイプの昔のもので、これを使いながら温度を保持し、麹つくりを続けました。
この昔ながらのダルマストーブをすぐに用意できたのは、実は今年のお正月の大雪での大停電の際に使っていたため、すぐに用意することが出来ました。あの大雪の大停電がなければ、このようにすぐにストーブを用意することはできませんでした。
しかし、ダルマストーブは非常に危険で、酸欠の恐れもありますし、とても危なく、誰かが必ずそこについていて、火の管理をしなければいけません。24時間体制でずっとつきっきりで火の管理と温度管理をしながら、何とか大震災前に入っていた麹をつくりあげました。
しかし、蒸米をするにも電気が必要で、このままではせっかくつくった麹も無駄になってしまいます。心配していたところ、何とか電気が通り、無事にこの麹を使って仕込みをすることが出来ました。一安心したところにまた追い打ちがかかります・・・
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