脳震盪によるCTEと片頭痛 ― 首の治療は有効か?
この動画は、2023年11月18日付「THE TIMES」(デイビッド・ウォルシュ著)に掲載された、脳震盪によるCTE(慢性外傷性脳症)に…
新年早々、各種の料金値上げで先行き不安な年明けになりました。バスや電車の料金は上がるし、ビザの申請料金も上がるし、なによりも毎朝買っているコーヒーが値上がりしたので頭にきている正月です。
そんな中、ニュー・サウス・ウェールズ州では、今年7月から、ガソリン価格が上がります。通常のレギュラー無鉛ガソリンを廃止して、エタノール混合ガソリン(E10)やプレミアム無鉛ガソリンを推奨しようとしているからです。
エタノール混合ガソリンは、ガソリンにエタノール(エチルアルコール)を混ぜたもので、エタノールを10%混合したE10が販売されています。バイオマス由来のエタノール(Bioethanol)を使用することにより、地球温暖化対策になるわけです。
問題は古い車ではエタノール混合ガソリンが使用できないということです。1986年以前に製造された自動車の場合、結局、リッターあたり10セントも高価なプレミアム無鉛ガソリンを使うしかなく、ガソリンの値上げになってしまいます。
エタノール混合ガソリンはレギュラー無鉛ガソリンに比べて少し安いのですが、その値段も値上がりしそうです。2010年には、エタノール混合ガソリンとレギュラー無鉛ガソリンとの価格差は1リットルあたり2.6セントと、エタノール混合ガソリンが安かったのですが、2011年にはその差が1.7セントに縮まっています。そのうえ、そもそもエタノール混合ガソリンは、リッターあたりの走行距離がレギュラー無鉛ガソリンに比べて1%〜3.5%ほど短いのだから、元々高価なガソリンだといわれてもいます。
ニュー・サウス・ウェールズ州政府はガソリン使用の60%をエタノール混合ガソリンにしようとしていますが、結果的に料金値上げにつながるようです。
よくわからずに、いつもはレギュラーを給油しているあなた、一度自分の車に適したガソリンがどれなのか調べてみてください。
エタノール混合ガソリンが使用できる車は、こちら
1986年以前の車の場合は、こちら
ところでこの政策、石油会社にとっては不満のあるところです。石油会社はもちろんこれまでガソリン販売の利益を独占していたのですが、今後はエタノール製造会社と利益を分けなければならず、面白くないでしょう。それにニュー・サウス・ウェールズ州のエタノール製造会社はManildra社の1社のみです。こうなると増加する需要に、エタノールの製造が間に合うのかどうか心配もでています。すんなりと7月から一斉値上げになるかどうか不明なところです。
今日では地球温暖化対策が声だかにいわれて、太陽光発電や風力発電、そしてエタノール混合ガソリンと、これから日常生活のさまざまな場面で「環境に優しい」「再生可能」なエネルギーの必要性が求められるようになってきます。
もはや私たちの生活姿勢を変える時期に来ているのでしょうか。
(水越)
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