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何でも買える自動販売機

日本に行ったことのあるオーストラリア人によく驚かれるのが、日本の街中にいくつも置いてある自動販売機です。そのバラエティに富むさまざまな種類の自動販売機に、みなビックリするようです。

買えないものは何もないほど多種多様な自動販売機が日本にはあります。

夜、道路端に不気味に光る自動販売機の明かり、無人販売スタンドは都市生活には欠かせないものになっています。

この自動販売機、なぜかオーストラリアではあまり見かけませんね。置いてもすぐに壊されてしまうからでしょうか。

日本ではラーメンの自動販売機もあります。カップ麺にお湯を注いで出てくるのかと思いきや、ちゃんとしたラーメンが出てくるのですが、何のことはない、ラーメン店の店先に箱があって、お金を入れるとしばらくして店員がどんぶりを差し出すという代物で、結局、出前の品を自動販売機を模した箱から出すというもので、どこが自動販売機か分かりませんが…、まあ、それほど自動販売機が浸透しているということです。

いまでもそうなのか知りませんが、昔、インドを旅したとき、駅の中の自動販売機では、お金を入れようとすると、お金を受け取る人が横にいて、その人が自動販売機のレバーを操作して品物を出していました。

つまり、各自動販売機に必ず一人人間がついていたわけです。これでは「自動」販売機の意味がないのですが、人口急増のインド社会では、人を減らす合理的な機械は必要がなく、導入したとしても、必ず一人人間をつけて働き口を用意するという苦肉の策だったのかしらんと思ったものです。

ところでオーストラリアの自動販売機ですが、先日、ゴム草履の自動販売機を発見しました。ゴム草履、ビーチサンダルです。

一説によると、ゴム草履は立派なオーストラリアのアイコンです。出勤時、きれいにビジネススーツに身を固めたキャリアウーマン(?)の足下にゴム草履、という具合に、私たちの生活になくてはならないものです。オーストラリア生活の定番商品といえるでしょう。

このゴム草履が自動販売機で売られていましたが、値段は20ドルと意外に高いものでした。友人にいわせると、このブランドは非常に有名で、丈夫で長持ちするのだとか。なんでも、これはブラジルのビーチサンダルで、セレブも愛用していて、この「ハワイアナス」ブランドは世界で有名なんです。

あまり自動販売機を見かけないオーストラリアですが、さすが、オージー文化のアイコンとしてのゴム草履です。別格として自動販売機には採用されたのでしょうね。

(水越)

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