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白身魚の薄造り

 白身魚の薄造り。

   身の締まった、こりこりした魚に適しています。

 日本では、ふぐ、ひらめなどを出してくれるところが多いですね。

 もちろん私の店にふぐはありませんが、かわはぎ・こち・はた などの白身魚が入れば、時々薄造りにします。

 

 刺身包丁の中でも、ふぐ引き、というものが存在するのですが、とてもよく切れる包丁で、細胞をつぶさないで、

 指先の感覚と包丁の先を生かして引きます。(薄造り・・切るではなく 引く といいます)

 なぜあんなに薄くするのでしょう。ふぐなどは、とても弾力が強く、厚く切ると食感がゴムのようになってしまいます。

 そのため、こりこりとおいしい食感を出すためには、あの薄さがよいのですね!

 

 数年前知り合った、シドニー在住のアメリカ人の家族が、ある日カウンターに座り、’薄造り’ プリーズ!!と言った日には

 驚きました!  アメリカにいたときから、日本食レストランへよくいっていたそうなのですが、

 マヨネーズはいらない、とか、酒は純米吟醸がうまい!とか、かなり日本人に近い好みの持ち主で、

 とても新鮮な思いで仕事をしました。そのご夫婦も、かなり料理が上手で、なるほど・・・、と納得でした。

 わたしも、日本食だけでなく、いろいろな国の料理通になりたいです! 

 

 きょうもお客様、スタッフに感謝です。

 たか

 

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