かかとの上あたりやふくらはぎの下に痛みを感じたことはありませんか?
それはアキレス腱障害かもしれません。特にランナーにとってはとても多いケガで、オーバーユース(使いすぎ)が原因となることがほとんどです。
分類 | 特徴 |
急性 | 炎症を伴い、熱感や腫れが強く、強い痛みを伴う |
慢性 | 痛みはあるが炎症は少なく、腱が肥厚して硬くなる傾向がある |
アキレス腱障害が慢性化している場合、最大の治療ポイントは**「腱に適切な負荷をかけて再生を促す」**ことにあります。これにおいて最も有名で効果的とされている方法が、**アルフレドソン・プロトコル(Alfredson Protocol)**です。
このプロトコルはスウェーデンの整形外科医ハーカン・アルフレドソン医師によって開発されました。
当初、彼自身がアキレス腱障害を患い、手術を勧められましたが、自らの研究のために意図的に腱に負荷をかけるエキセントリック運動(偏心運動)を行い(階段の角を何度も踏みつけて強くアキレス腱に負荷をかけ続け痛みが解消した)、手術なしで改善したというエピソードがこのプロトコル誕生のきっかけです。
このプロトコルでは、
というような筋肉・腱にストレスを加えることで再生を促すリハビリが行われます。
このように、腱や筋肉に**「コントロールされた負荷」を与えることで再生を引き出す**という考え方は、近年のスポーツ障害治療における中心的アプローチの一つです。
痛みを完全に避けるのではなく、適切な負荷で治すという逆転の発想が、アルフレドソン・プロトコルの核心なのです。
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