シドニーに戻ってしばらくは疲れ果てて外出する気にもならず、実際、発熱し体調も芳しくなく、2日間ずっと寝込んでいました。

せっかくのイースター・ホリデーがこのままでは・・・　しかもこの1ヶ月以上、一日も休みがなかったというのに・・・　

しか～し2日間しっかり休んだことで、3日目の日曜日には復活！待ちに待ったシドニーでの週末ランチに出掛けてきました！

とは言ってもイースター・サンデーで大概のお店はお休みなので、あまりイースターに関係のないアジア人街に行くことに。

今回は数あるアジア人街の中から「キングスフォード」に決定！インドネシア料理が食べたかったからです。

例のごとく奥さんがネットで調べて、ここは美味しいに違いない！と断言した「PINANGSIA NOODLE HOUSE」をご紹介します。

味はもちろんですが、心温まるサーブが素晴らしいー！と声を大にして言いたいお店です！ぜひ一度行ってみてください！

店構えはアジア人街によくあるタイプ。

この感じがいいんですよー！インドネシアの大衆食堂っぽくって！

お店に着いたのは1時過ぎでしたが、イースターだというのに大盛況。もちろんお客さんは全員アジア人でしたけど・・・

なので、二人だということを告げしばらく他のお客さんと一緒に表で待っていると、可愛らしい女の子がメニューを持ってきてくれました。

後で知りましたが、彼女がこのお店のお嬢さんFELICIAさんで、家族で経営してるようです。アットホームな雰囲気なわけだ

彼女から「日本人ですか？」と尋ねられたので「そうだよ、二人とも日本人だよ」と答えると、「うちはね、日本人がたくさん来てくれるのよー！先日もグループで来たわ。きっと日本人のテイストにあってるんだと思うわー」とのこと。

彼女曰く、「うちは65％は伝統的インドネシア料理だけど、35％はマレーシアやシンガポール、フィリピン料理もミックスされてる料理なの。それが人気なんじゃないかしら」とも。

では早速いただきましょう！　ちなみに本日オーダーしたお料理は全て伝統的インドネシア料理です。

（英語名はメニューの通りですが、少しわかりづらいので日本語で解説をいれました）

＜FRIED MEATBALL＞（味はフィッシュ・ボールっぽい）　1個＄１．５０　写真は2個分

まん丸のままサーブされましたが、お店のおじさん（お父さん）が食べやすくカットしてくれました。

奥さんがネットで調べたところ、絶賛の嵐だったこのミートボール、病みつきになります・・・

日本人の方にとっては懐かしい味わいがするはず。日本で売っているイカの形をした薄い揚げたせんべいみたいなの、ご存知ですか？

小さい頃から大好きで、今でもビールのお供についコンビニで買ってしまうのですが、風味が少し似ています。

もちろんこちらはちゃんとしたお料理なので、食感やテイストは比べ物にならないぐらい美味しいです！聞くの忘れたけど、なんのミートかな？

それにしても1個が結構大きいんです！　（テニスボールを一回り小さくしたぐらい）

このミートボールのファンは多いらしく、この日はなんとメルボルンから１００個まとめ買いにきた方もいました。

（FELICIAさんいわく、メルボルンはインドネシア料理店が少ないようです。やっぱりインドネシアの方は寒いの苦手なのでしょうか？）

とにかくこのミートボールはMＵST ORDERです、絶対お見逃しなく！

＜THICK CHICKEN EGG NOODLE WITH MEATBALL SOUP + BBQ PORK + FRIED WONTON＞

（太い卵麺にチキン、チャーシュー、揚げワンタン、煮卵がのっています。ミートボール・スープはセットでついてきます）

太い卵麺バージョンか細い卵麺バージョンか２つのメニューがありますが、ネットでは太麺の方が人気があったのでこちらにしました。

食べた感想は、太麺にしてよかったと思います。歯ごたえがあり、この味付けにはちょうどよい絡み具合でした！

のっかっる具材によってメニューが分かれています。一番シンプルなのはチキンだけのもの。

それにチャーシューが加わるバージョンと、揚げワンタンが加わるバージョンがあります。

ミートボール・スープはどのメニューにもセットでついてきます。FELICIAさんにどれがオススメか尋ねてみると、一番シンプルなチキンがいいと思うけど、全部のっかってくるバージョンもあるから、いろいろ試したかったらそっちがオススメかな？

ってことで、全部のせバージョンをオーダーしました。こちらには煮卵ものっかります。

オーストラリア在住が長い方はひょっとするとご存知でないかもしれませんが、一時期日本で流行った「油そば」ってご存知ですか？奥さんが学生時代に足繁く通ったという武蔵境の「珍々亭」に、僕も何度か連れて行ってもらいました。

この「油そば」、スープなしの麺をタレと具材をかき混ぜていただくのですが、こちらのお料理、まさに「インドネシアの油そば」って感じです！

スープがないのでタレを絡めながらいただきますが、その味わいの深いことといったら！麺の歯ごたえもよく完璧な茹で加減！

具材のチキン、チャーシュー、卵もきちんと味が染み込んでいます！これらを一緒いただくと、う～ん、もう至福の味わいです！

＜MEATBALL SOUP＞

こちらは上のお料理にセットでついてきます。

やさしい温かみある味わいで、数々のインパクトあるお料理の箸休めになってくれます

＜STICKY RICE COMBINE WITH MIXED VEGGIES, CHICKEN, EGG COOK IN A SLIGHTLY HOT TASTE COCONUT MILK SOUP ＞

（すいとん風もち米と野菜、チキンと卵のココナッツミルク・スープ）

これ、見た目はマイルドですが、後から辛さがきます

辛いのが大好きな奥さんは「これ絶品だわー」とどんどん食べ進めますが、僕は途中から汗が大変なことに・・・

でも味わいは間違いないです、辛いってわかっていても箸が止まりませんでしたもの。結果、奥さんがペロっと完食！

＜SPECIAL JAKARTA FRIED NOODLE＞（ジャカルタ風ソース焼きそば）

料理名の通り、この麺ほとんど日本の焼きそば麺に近いです。

距離的にも相当あると思える両国が、こんなに近い料理を食べているとは？

どれぐらい僕たち日本人にとって違和感がないかを表現すると、日本のお祭りの出店で「インドネシア風焼きそば」という屋台があれば、恐らくこの焼きそば違和感なくみんな食べるんではなかろうか？ってぐらいです。

実はオーダーし過ぎて、この焼きそばは少しいただいただけで持ち帰ったのですが、自宅のフライパンでもう一度カリカリに炒め直すと、美味しさが倍増しました！

＜フルーツ＞

これはサービスです。このおもてなしが嬉しいです。

＜ライチ・ジュース＞

これもサービスです。ライチの甘いテイストが食後にピッタリ。

そしてこれ以外にもサービス品がたっぷり！

レジではお好きなインドネシアのキャラメルとキャンデーがもらえます（実はこれら、バリ島では小銭代わりになっています・・・）。

そしてこのお店のオリジナル・ボールペンと、イースターということもチョコもいただきました。

極めつけはあのミートボールをFELICIAさんが「良かったら自宅で食べて！」と持たせてくれました。

いや～、結構感動なんですけどー・・・　　まじ、嬉しいです！

妹さんは日本語を勉強中。二人ともえくぼがキュートなジャカルタ出身の女の子！

お姉さんは6ヶ月の赤ちゃんがいるそうで、もうすぐ母親です。

ちなみに後ろに写っているのがご主人。ハンサムです。二人の子供はかわいいだろうなー。