日本でも意外に古く、約1,200年前から始まっている東洋医療。近年は欧米でも治療の有効性の評価が高まり、古くて新しい「保健医療」として熱い期待が寄せられています。

東洋療法は、人間が本来持っている自然治癒力（免疫力）を活性化させることで、病気を治療します。その考え方は東洋の伝統的な叡智により、長い歴史と経験によって支えられてきました。

そんな東洋医療にはさまざまありますが、中でも混合されがちなのが「マッサージ」と「指圧」と「あん摩」の3つ！

今回は、それぞれの違いやオーストラリアでも「SHIATSU」として定着している「指圧」に注目していきます。

「マッサージ」と「あん摩」と「指圧」どう違うの？

すべてに共通するのが、日本では施術者が国家資格を必要とする治療法だということ。「気持ちいい」というような癒やしだけではなく、医療現場でも特定の疾患であったり、医師の同意書があったりする場合には、保険取り扱いの対象になります。

マッサージ

「マッサージ」はヨーロッパで生まれて、明治以降に日本に持ち込まれた施術方法。「あん摩」と同じように手を使って施術しますが、マッサージは皮膚に直接的に手技を加えます。それによって血流の改善などを目的としています。オイルやクリーム、パウダーを使うのはマッサージです。

あん摩

「あん摩」は古代の中国で生まれて、日本に渡来した施術方法。薄い衣服の上から施術します。「按摩」とも書き、「按」は「おさえること」、「摩」は「なでること」を意味します。気血の流れをよくして疾病を治癒に導くことを目的としています。

指圧

「指圧」は「古法あん摩」と「導引」そして「柔道」の活法を合わせた、一点圧を主体とした独特の施術方法。大正時代にアメリカの整体療術の理論と手法を取り入れて体系化されました。薄い衣服の上から施術します。今ではオーストラリアでも英語で「SHIATSU」と呼ばれるほど、浸透しています。

日本独特の治療法「指圧」

日本独自の伝統的な手技である「指圧」は、「手当て」という言葉の通り手のみを用い、施術者の見極めがそのまま治療へとつながる技術。身体の中心部から末梢の方向へ、遠心的に押していきます。

技術的にも、通常のマッサージとは違うところは、体全体をひとつとして見ているところ。

例えば、「足が痛い」と訴えても、腰に指圧されることがあります。足が痛い場合の原因は腰、ということがあるのです。

ヨーロッパのボディワークはオイルマッサージが主流ですが、近年は東洋医学に憧れを持つ人が多く、禅（zen）と同様に指圧も人気を集めています。

より良い生活を送るための治療、予防は世界中の誰もが望むこと。指圧は、技術と知識があれば、高価な装置を必要とすることなく、いつでもどこでもできる、素晴らしい手技なのです。

シドニーに2店舗を構える「指圧クリニック」では、身体の表面や筋肉の異常を手で探り当て、そのままツボを押すことで、気・血液の流れをよくし、体の内部から症状の改善を図る「指圧」を、がんばりすぎてしまいがちなシドニー在住の日本人にオススメしています。

「指圧クリニック」は、日本とオーストラリアで資格を取得し、鍼灸院、接骨院、整形外科などで経験を積んだプロフェッショナルが、ひとりひとりの病態・体質に合わせて治療してくれるのが特徴。有資格者による安心安全な施術で、確実な治療につなげることができます。

東洋医学をベースにした美容鍼、ガルバニック・スパ、フェイシャル・マッサージなども人気で、どの施術でも体質を改善し、より健康で美しい身体になれることを目指します。

5月は指圧キャンペーンを実施中

• Aコース（60分）：指圧 ➡　$65（通常$75）
• Bコース（75分）：指圧 ➡　$80（通常$90）
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