医療/保険

【専門医が解説】海外在住日本人女性のための女性ヘルスケア

「MARIKO’s Wellness」は、メンタルヘルス領域で15年以上の経験を持つ首藤まり子先生によるカウンセリングを提供しています。

また、女性のヘルスケアサポートにも力を入れていて、ヘルスケア専門医/産婦人科医の西村陽子先生による日本からのオンライン医療相談もスタート。メルボルンにて診療を行うGPの富田愛子先生とも連携し、オーストラリア在住の日本人の心身の健康をトータルでサポートしています。

3人の専門家による連携で、海外生活におけるストレスや、女性特有の悩み、ライフステージ応じた悩みなど、一人ひとりさまざまな事情とプライバシーを重視し、共感と理解を基にしたアプローチをしてくれる、海外生活の心のケアの強い味方!

今回は、現在日本で産婦人科医として働きながら、その傍ら、海外在住日本人の方向けに女性ヘルスケア全般のオンラインカウンセリングを提供している西村先生が、「海外在住日本人女性のための女性ヘルスケア」について教えてくれます。

目次

  1. 女性ヘルスケアとは?
  2. なぜ女性ヘルスケアが重要なの?
  3. ホルモンバランスの乱れとうまく付き合い、快適に過ごすためのポイント
  4. 日本と海外の医療事情の違い
  5. オーストラリアでカウンセリングという選択肢
  6. 産婦人科医・西村陽子先生の経歴
    精神科医・首藤まり子先生の経歴
    連携先のGP(総合診療医)・富田愛子先生の経歴
    MARIKO’s Wellnessへのお問い合わせ

女性ヘルスケアとは?

「女性ヘルスケア」は、女性のライフステージに応じた変化や特有の健康課題に対して心と身体の健康全般をサポートすることで、女性が自分らしく生きることを支える医療の分野です。思春期から性成熟期、更年期、老年期と女性をとりまく環境は年齢と共に変化し、ライフステージにそって抱えるトラブルや体調も変化していきます。

その女性ヘルスケア専門医は、女性の生涯にわたる医療サポートをする専門家です。「女性医学」を専門とする女性ヘルスケア専門医は、数年前に日本産科婦人科学会のサブスペシャリティ領域専門医として承認されました。私もそのうちの一人です。

私が専門とする産婦人科の分野では、長年にわたり「周産期」「腫瘍」「生殖医療」の3分野がメインでしたが、そこに新たに加わった分野が「女性医学」です。女性医学は「女性のすべてのライフステージにおけるQOLの維持・向上のために、女性に特有の心身にまつわる病気を主として、予防医学の観点から取り扱うことを目的とする」とされています。

なぜ女性ヘルスケアが重要なの?

女性のライフワークはホルモンによってコントロールされているといっても過言ではありません

思春期、妊娠・出産、更年期、閉経後と、女性の身体は一生の中で何度もホルモンの大きな変動を経験します。思春期における月経トラブルや性に関する問題、性成熟期における妊娠・出産や不妊の悩み、更年期のホルモン変化に伴う体調不良、老年期における骨粗しょう症や生活習慣病など、問題をあげればきりがありません。

生殖年齢女性(周期的な排卵と月経がある女性)の70~80%は、月経前になんらかの心や身体の変調を自覚しており、そのうち約半数はこれらの症状により日常生活に支障をきたしていると言われています。また、働く女性の約3割が月経痛や月経前症候群、更年期障害などの女性特有の健康課題によりキャリアアップを諦めているというデータもあります。

これらの女性のライフステージにおけるさまざまな健康課題に対して適切な医療や支援がないと、女性自身のQOL(生活の質)が低下するだけでなく、社会的損失にもつながります。そのため、女性ヘルスケアにおいては、月経前症候群や産後うつ、更年期におけるメンタルの不調など、身体的なことだけではなく心のケアもとても大切です。

ホルモンバランスの乱れとうまく付き合い、快適に過ごすためのポイント

前述のように、ホルモンバランスの乱れは、女性の身体や心に大きく影響を与えます。

特に思春期、月経周期、妊娠、出産、更年期など、ライフステージによってホルモンの変化が起こるため、それにうまく付き合うことは、普段の快適な生活の鍵となります。

以下に、ホルモンバランスの乱れとうまく付き合うためのポイントをまとめました。

  1. 生活習慣の見直し
    規則的な生活習慣はホルモンバランスを整えるために重要です。良好な睡眠をとることで、自律神経のバランスが整います。
  2. 食生活の改善
    バランスの取れた食事を1日3食しっかりとりましょう。カフェイン、アルコールなど刺激物や塩分を控え、トリプトファンを多く含む肉や魚、乳製品や大豆製品、カルシウムなどを積極的に摂るようにしましょう。
  3. 運動習慣
    適度な運動習慣をつけましょう。ウォーキング、ヨガなど軽い有酸素運動を毎日続けることが大切です。30分以上の有酸素運動は幸せホルモンといわれている「セロトニン」の分泌を促します。
  4. 心のケア
    現代社会においてストレスをゼロにするということはなかなか難しいこと。できるだけストレスをため込まないようにするために、自分なりの気分転換、リラクゼーション方法を見つけてみましょう。デジタルデトックスや瞑想の時間などを意識して作るのも良いでしょう。自分の感情は否定せず、認めることも重要です。どうしたら良いかわからないときには一人で抱え込まず、カウンセリングなどを活用して相談してみましょう。

日本と海外の医療事情の違い

オーストラリアでは、いわゆる日本での女性ヘルスケア医療は総合診療医(GP)を起点に行われます。GPから必要に応じて婦人科医や内科医、心理士などに紹介され、包括的に対応する医療体制が整っています。

日本に住んでいても、なんとなく産婦人科受診のハードルは高いですが、産婦人科のクリニックに自らの意思で受診することはいつでも可能です。一方で、オーストラリアなど海外に住んでいると、基本的にはGPの診療後に専門家への紹介が必要になるので、なおさら受診のハードルは上がるでしょう。

それでもクリニックを受診をせず、不安を抱えたまま海外で生活するのはつらいものです。日本人は我慢強く、女性特有のさまざまな不調も「仕方がないもの」と放置しがち。頑張れない時があってもいい。むしろ「頑張れないくらい疲れてしまっている自分」に気づけることも大切です。心と体の両方の声に耳を傾けましょう。

まずは、オンラインカウンセリングで相談をしてご自身の状況を把握するところからセルフケアを始めてみてください不調を我慢しないことが、海外生活でも健康への第一歩となります。

「MARIKO’s Wellness」では、オーストラリアをはじめとした海外で暮らす日本人女性が、より健康で前向きに個々の人生を過ごせるよう、寄り添いながらサポートします。オーストラリア生活中に不調が続く場合は、我慢せず、専門家への相談を視野に入れてください。この記事が、今ちょっとしんどいと感じているあなたへの、解決のヒントになりますように。

オーストラリアでカウンセリングという選択肢

オーストラリア生活中に不調を感じたとき、医療機関(GP)の受診とあわせてカウンセリングという選択肢もあります。「誰かに話を聞いてもらいたい」「気持ちの整理をしたい」「生活の中で起こっている心の揺れを自分の中で言語化したい」といった時には、カウンセリングがより適している場合もあるかもしれません。

また、「医療機関(GP)を受診するほどじゃないかもしれないけれど、早い段階で対処したい」と感じた場合も、カウンセリングを医療との中間地点として、または併用する手段として活用することを考えてみてください。

「MARIKO’s Wellness」では、日本語での丁寧なカウンセリングに加え、必要に応じて医療機関への受診や他の専門家との連携も含めたサポートを提供しています。日本で精神科医として十分なキャリアを持つ首藤まり子先生によるカウンセリングや、オーストラリアでの医療機関の受診の必要性についての相談にも対応しています。

誰かに相談しづらい内容も、もちろんプライバシー遵守。ワーキングホリデー、語学学校、専門学校・大学・大学院進学、駐在、結婚、育児など一人ひとりさまざまな事情があるオーストラリアでの海外生活だからこそ、特にプライバシーを重視し、共感と理解を基にしたアプローチでサポートしてくれます。

MARIKO’s Wellnessへのお問い合わせ

【予約フォーム】
https://clientportal.powerdiary.com/clientportal/marikocounselling/AppointmentBooking/ClientAppointment

【サービス概要】
本サービスはカウンセリング/医療相談であり、診療行為(診断・投薬など)は含みません。一般的な診察や投薬をご希望の場合、富田愛子先生のオンライン診療(GP)をご検討ください。診療とカウンセリングの併用も可能です。

【海外旅行保険の適用について】
ご加入の保険の種類によって適用となる場合があります。保険の種類や契約内容により条件が異なります。詳細はご加入の保険会社へ直接ご確認ください。

【オーストラリアでのご利用について】
海外旅行保険を適用する場合、事前に総合診療医(GP)の診察が必要となります。

【支払い】
銀行振込または、各種クレジットカードによる事後決済

【予約】
予約締切は予約日の3時間前までとなります。予約キャンセルは予約開始時刻の6時間前まで、「My Appointments」から手続きすることができます。6時間前以降の直前キャンセルは、キャンセル料金が発生する場合があります。予約スケジュールが合わず、個別に日程調整を希望される場合、気軽に下記連絡先までお問い合わせください。

【ご質問・お問い合わせ先】
admin@marikos-wellness.com

産婦人科医・西村陽子先生の経歴

東京都生まれ。産婦人科系のカウンセリングを担当(日本では産婦人科医)。
これまで総合病院、産科専門病院、クリニックでの生殖補助医療や婦人科診療などを経て、現在は総合周産期母子医療センターに勤務。専門は周産期医療、女性ヘルスケア。

これまでの経験から、周産期医療全般、一般婦人科診療(月経困難症や更年期障害など)、生殖医療(不妊相談、カウンセリング)、プレコンセプションケアなど、年齢に関わらずあらゆる女性が抱える悩みに対応いたします。

精神科医・首藤まり子先生の経歴

沖縄県出身。筑波大学医学専門学群医学類卒。精神科医として各地を転々とし、沖縄県、千葉県、神奈川県、愛知県での勤務歴あり。精神科救急から回復期、慢性期を経験。

【精神科医】社会医療法人友愛会 豊見城中央病院で初期臨床研修を修了。総合病院国保旭中央病院で精神科専門研修を修了。医療法人誠心会 あさひの丘病院、京ヶ峰岡田病院、ココカラハートクリニック、あつた白鳥クリニックと、これまで医療機関や医療刑務所・児童相談所で精神科医として勤務。訪問診療にも従事。

【産業医】三菱電機株式会社等で産業医として勤務。

【カウンセラー】2021年に公認心理士資格を取得。 COVID19パンデミックを契機にオンラインカウンセラーとして活動開始。他カウンセラーのアドバイザーも担う。

連携先のGP(総合診療医)・富田愛子先生の経歴

神奈川県藤沢市生まれ。オーストラリア滞在歴25年以上。

日本とオーストラリアにて旅行業界業務、秘書業務、英会話講師、翻訳業務等従事後、医学部に入学。NSW州のシドニー市内・郊外・僻地と広範囲にわたり、救急外来から内科、外科、総合診療科まで勤務。

2015年よりメルボルンに在住し、総合診療医としてまり子先生と連携しています。

MARIKO’s Wellnessへのお問い合わせ

オーストラリアでオンラインカウンセリングを受けられる「MARIKO’s Wellness」は、日本の医師資格を持つ首藤まり子先生をはじめ、産婦人科や小児科など各分野の専門家に、自分の都合に合わせた時間でオンライン相談することができます。

人間関係によるストレスなどの繊細な悩みや、女性特有の悩み、ライフステージに応じた悩みなど、抱える悩みは人それぞれ。一人ひとりさまざまな事情があるオーストラリアでの海外生活なので、特にプライバシーを重視し、共感と理解を基にしたアプローチでサポートしてくれます。

首藤まり子先生は、日本で15年以上の経験を持つ日本の精神科医。医師・産業医・公認心理士というバックグラウンドを持ち、児童・学生・主婦(主夫)・高齢者など幅広い層へのケア、虐待やひきこもり、依存症などに関しても経験豊富です。豊富な知識・経験を活かし、心身のトータルケアについて一人ひとりの状況に適したサポートを提供します。

メルボルン在住のGP (総合診療医)の富田愛子先生、 そして新たに日本で産婦人科医およびヘルスケア専門医として活躍している西村陽子先生が、カウンセリングメンバーとしてチームに加わりました。様々な専門家が、日本とオーストラリア両方の医療・福祉システムに精通した包括的なサポートを提供します。

オンラインセミナーや、対面でのサービス提供についての相談も、受付中!オンライン、メルボルンでの対面、どちらでもお気軽にご相談ください。

【予約フォーム】
https://clientportal.powerdiary.com/clientportal/marikocounselling/AppointmentBooking/ClientAppointment

【サービス概要】
本サービスはカウンセリング/医療相談であり、診療行為(診断・投薬など)は含みません。一般的な診察や投薬をご希望の場合、富田愛子先生のオンライン診療(GP)をご検討ください。診療とカウンセリングの併用も可能です。

【海外旅行保険の適用について】
ご加入の保険の種類によって適用となる場合があります。保険の種類や契約内容により条件が異なります。詳細はご加入の保険会社へ直接ご確認ください。

【オーストラリアでのご利用について】
海外旅行保険を適用する場合、事前に総合診療医(GP)の診察が必要となります。

【支払い】
銀行振込または、各種クレジットカードによる事後決済

【予約】
予約締切は予約日の3時間前までとなります。予約キャンセルは予約開始時刻の6時間前まで、「My Appointments」から手続きすることができます。6時間前以降の直前キャンセルは、キャンセル料金が発生する場合があります。予約スケジュールが合わず、個別に日程調整を希望される場合、気軽に下記連絡先までお問い合わせください。

【ご質問・お問い合わせ先】
admin@marikos-wellness.com

MARIKO’s Wellness

ウェブ:https://www.marikos-wellness.com/en
メール:admin@marikos-wellness.com

お問い合わせフォーム:https://www.marikos-wellness.com/contact

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