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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 19 February 2024

19 February 2024

<ポイント>
パウエル爆弾、内田爆弾に続く、予想を上回る1月米CPIでドル円150円台に

・さすがにパウエル・内田(植田も参入)両爆弾が利いた。「米国下げない、日本上げない」ではさすがにドル円を買わざるを得ない。
150円台で利食い、ショートメーク→149半ばでドテンロング、、ここまではよかった。
・要は日米からドル円ロングの「青信号」が点灯したわけだ。
問題は「青信号みんなで渡ればポジションが溜まる」、でドル円のロングがさらに増えるということ。
・日銀により140割れが否定されたわけで、消去法的に自身の予想の上限170円を目指すわけだが、もちろん直線的に上昇するわけではない。
・特に米CPIや雇用統計、更にトランプネタなどが売り材料となれば、せっせとロング落しも横行するだろう。
・であれば回転を速くして(持ちっ放しはやめて)、ドル円ロングのポジションを回転させていく以外にgood ideaは思いつかない。

◎<豪ドル相場>――「豪ドルは米ドルの受け皿」―65セント台が重い一方、豪ドル円は昨年11月以来の高値98円台。
先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6442-0.6544   AUDYEN  97.06-98.26
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6350-0.66500  AUDYEN  96.50-99.50

・先週も基本的には「豪ドルは米ドルの受け皿」。特に2/13の米1月CPIが強かったために、米債利回り上昇=ドル買いで豪ドルは一時64セント台半ばに反落。
・一方対円では2/1の安値95.50が底値で、「たくり底」を形成し、先週はドル円の150円台乗せで昨年11月以来の高値98円台に。
・しかし98円台は何度も跳ね返された強固なレジスタンス。
・豪ドル円が勝手に100円をつけに行くなどあり得ない。やはりドル円の151円の新高値抜けでやっと100円台だろう。
しかし可能性は高いと思う。
・この数週間のヤラレは全てドル円ショートが原因→ヤラレ疲れた→基本的にはドルンロングを転がしながら行こうと思う。
豪ドル円はポジションなし。98円を割ったらロングを形成しようと思う。


―読者各位―
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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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