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ワーホリ&学生必見!採用担当に訊くオーストラリア職探し事情

パンデミック中のオーストラリアは深刻な働き手不足で、オーストラリアの留学生やワーホリにとっては好条件な仕事が見つけやすい状況でした。しかし、今は他国からの留学生が戻りはじめた影響で競争率が高くなり、多くの留学生やワーホリが仕事探しに再び苦労している現状です。

そんなオーストラリアで仕事を見つけるために必要なものは何でしょうか? 英語力、コミュニケーション力、レジュメ(履歴書)の書き方、志望先のリサーチ、日本での経験など、オーストラリアで仕事探しをする前に必要なものをしっかりと理解しておくことが大事。

そこで、オーストラリアの留学エージェントの「アイエス留学ネットワーク」が、オーストラリアの飲食店に長年勤める採用担当者と、シドニーにある語学学校「La Lingua」の日本人マネージャーから、現在のオーストラリアの採用事情についての正直な思いをインタビューしてきました!

アフターコロナで変わった仕事探しの方法から、雇用者側から見た求職者に求めるもの、仕事と勉強を両立する学生の悩みまで、さまざまなオーストラリアの仕事探しに関するリアルな内容をお届け。仕事探しにおけるアドバイスもあるので、なかなか仕事が決まらない方やこれから仕事を探そうと考えているオーストラリア留学生やワーホリメーカーは必見です!

オーストラリアの飲食店の採用担当者の声

一人目は、オーストラリアで日本食レストランに務める採用担当者。オーストラリアに滞在するワーホリや学生の書類選考や面接を担当する際に、どのようなことを重視するのか、どんな部分を見ているのかなど、詳しくお聞きしました。

1. 勤務店舗(日本食レストラン)の採用事情について教えてください。

今までは直接当店に来ていただいて面接を実施していましたが、パンデミックが終わった現在は求人への応募数も増えたので、書類選考をしたのちに電話での面接を実施しています。

今は日本人のワーホリや学生の方々に対しても、英語で面接を進めることもあります。もし英語力が満たない場合、その場でお断りさせていただいています。当店は日本食レストランですが、だからと言って「英語ができなくても大丈夫」というわけではなく接客において英語は必須なので、実際には中級レベル以上の英語力を最低条件としています。そのため、レジュメ(履歴書)を見た時点で、スペルが間違っていたり極端に英語力が低いと見てとれる場合も、残念ながら書類選考の時点で不採用ということになります

そして、店舗での即戦力を求めているので、RSA(Responsible Service of Alcoholの略、アルコールを取り扱う店舗で働くスタッフに必要なライセンス)を取得済みかどうかも、レジュメを送付いただいた時点で確認しています。これから取得しようとしている方はすぐには働いていただけないので、お断りすることもあります。

また、すでにオーストラリアでの職歴がある方に関しては、できるだけリファレンスチェックをするようにしています。ほとんどが前職もしくは現職のマネージャーになりますが、応募者がどのような人柄なのか、信頼できる人物なのか、などの確認をさせていただいています。

2. 現在の応募状況について教えてください。

パンデミックの時期はオーストラリアが入国制限をしていたので人材確保が本当に大変でしたが、規制がなくなった今では多くの留学生が海外から渡豪してきています。そのため、仕事の倍率も以前より高くなっているかと思います。例えば、大手の飲食店では数日で100人以上からレジュメが届いている状況で、いかにしてその書類選考を通過して次のステップに行けるかどうかは非常に重要になってくるでしょう。

オーストラリアの雇用者はほとんどが6カ月以上働いてくれる方を優先しているため、長期で働ける、中級以上の英語力がある、志望する仕事に関連した資格や経験があるなど、自分のアピールポイントをいくつか持つように準備することも大切です。

また、最近は複数の媒体から応募をいただくようになりました。オーストラリアの求人サイトはもちろんですが、直接来店される方、電話やメール、それからInstagramやFacebookといったSNSなどがあります。しかし、気軽に応募できるようになった分、当店の名称が間違っている、レジュメが添付されていない、ランチの忙しい時間帯に連絡が来るというケースもあり、まずは応募する際にレジュメを確認し、時間帯を考慮していただけると嬉しいです。

3. コロナ禍の前後で人材の変化があれば教えてください。

コロナ禍以前は応募する前に当店のことを調べたり、SNSで見つけて直接店舗に来られるワーホリや学生の方もいたのですが、アフターコロナで仕事探しをしている方の多くは複数の企業に応募しているからなのか、電話面接をしている時点で、事前に当店のことを調べていないことに気づいてしまいます。当店が何を提供してるか把握していない、どこにあるのかも正確には分からない、質問に答えられないという方が、ここ数カ月は特にたくさん見受けられました。電話面接からトライアルに来ていただく方のなかでも「住所どこですか?」と聞かれます。

雇用者側からすると、どこにあるかも分からないレストランに応募してることに驚きを隠せません。自分が応募している会社についてのリサーチはしていただきたいなと思います。かなり遠くにお住まいの方が応募される場合、結局は自宅から遠いことを理由に辞めてしまうケースが続いたこともあり、事前に住所を調べて通勤時間や交通費などを考慮することはしていただきたいですね。

また、「英語力はまったくないけどお金がないので働きたいです」という方も増えたように見受けられます。オーストラリアで仕事をするためには、Upper-Intermediateくらいのレベルが必要だと言われています。電話応対ができるくらいのレベルですね。それが今ではビギナーレベルの英語力、お客様との会話もできないけど日本食なら働けるだろうと応募してくる方が増えました。

厳しいことを言うようですが、雇用者側から見ても、英語で電話応対ができないと他のスタッフがそのサポートに回らなければいけなくなり、さらに英語での接客もできないのでそこでアップセルもできないので、他のスタッフと同じ賃金を支払う価値を見出せなくなってしまいます。スタッフ同士は日本語で話すことはあっても、最も重要なのはお客様との対話です。特にローカルでお仕事をしたいと考えている方は、自分の語学力を磨くことをまずは最優先してください

4. 雇用する際に求めている人材について教えてください。

飲食業ですから、お客様は料理はもちろんサービスの質をとても重視します。例えば、ホールスタッフの面接をする場合、笑顔で話ができそうか、お客様との会話で関係を作り上げていくことができそうか、チームプレーができそうか、忙しい状況でも落ち着いてこなせるか、そうしたポイントを見極めることになります。

私たちのレストランは小さな店舗ですが、常連のお客様が多いので、よくスモールトークをします。話しすぎて仕事が回らないのは困りますが、お客様と会話をすることが次回の来店にもつながるので、やはりここでも会話力と気遣いを求めています。

それから、やはり向上心を持って仕事をする姿勢を持っている方ですね。英語があまり得意ではないスタッフもいましたが、電話応対がきちんとできるようになりたいと言って営業後に他のスタッフと練習していました。オーストラリアでの仕事は、自分が将来ずっと続けたいことではないかもしれませんが、アルバイトだとしても責任感を持って仕事ができる方、言われたことだけをこなすのではなく、チームのみんなでお店を一緒に良くしていこうという方を求めています。できないからやらないではなく自分ができることを増やして、オーストラリアで生活していくこと、海外の文化に受け入れられてるという自信をつけていっていただきたいです。

5. 仕事探しをする際に、身に付けておくべきことについて教えてください。

繰り返しになりますが、オーストラリアで仕事をする上で英語力がないと厳しいでしょう。それは、日本で働く外国人でも同じことです。オーストラリアでも英語をある程度身につけてからお仕事探しに臨んでください。英語力はオーストラリアで過ごすためには必須です。雇用者たちは第一に語学力を見ているので、オーストラリアで働きたいのであれば「電話応対はできます」と言えるくらいの英語力を身に着けるようにがんばってください。

また、レジュメを直接持っていく、または電話をする場合、そのお店の忙しい時間帯を避けることを心がけるといいかと思います。忙しい時間帯を把握してないとマイナスポイントにもなりかねません。レジュメについても事前にしっかりと調べて準備するようにしてください。英語のスペルの間違いや語彙力などここで英語力が十分でないことが伝わってしまうと、採用につながりにくくなります。今はさまざまなレジュメのテンプレートもありますが、長くて2ページ、できれば1ページにまとめることをおすすめします。

日本で未経験、もしくは異業種で働いていた方は、例えば、カフェで働きたいのであればバリスタコースを受けるなど、未経験でもやる気が伝わるように自分への投資をしてみてください。アルコールを提供する店舗で働きたい場合はRSAを取得しておくことを忘れずに。

最後に基本的なことですが、挨拶と連絡ですね。応募された時は一生懸命なのに遅刻の連絡もない、トライアルに連絡なしで来ない、不採用後の返事がないなど、連絡が突然途絶えるケースも多々あります。例え不採用だとしても、もし今後の求人があった場合に企業側から連絡が来るかもしれないチャンスを自分から投げ出さないようにしてください。オーストラリアには、異国の地でこれから頑張ろうとしてる若者を応援したい人もたくさんいます。出会いは人生の財産でもあるので、終わり良ければすべて良しという言葉を胸にどんな出会いにしろ大切にしてほしいと思います。

語学学校の日本人マネージャーの声

二人目は、オーストラリアの語学学校「La Lingua」の日本人マネージャー。学校に通う生徒からよく聞く悩み、仕事がすぐ決まる人と決まらない人の違いなどについて詳しくお聞きしました。

1. 生徒から聞く採用・仕事に関する悩みなどあれば教えてください。

生徒から聞く採用に対する悩みには、「レジュメをメールで送っても返信がない」ことがあります。採用担当者に連絡しても返事がなく、とにかく仕事が見つからないそうです。今は英語力だけでなく過去の経験やビザについても確認されるので、飲食での経験がなければ日本食レストランでも採用されることは難しいようです。

生徒から聞く今の仕事に対する悩みには、「急に仕事がなくなって1週間後にクビになった」というケースなどもあります。

2. 仕事がすぐ決まる生徒と決まらない生徒の違いがあれば教えてください。

とにかく足を使って行動する生徒は仕事が決まっています。個人的には、募集しているところを見つけて応募をするよりも店舗や会社に直接出向いてレジュメを配りまくることを推奨していて、もし20カ所に配っても仕事が見つからなかった時には相談に乗ります、と生徒に伝えています。

仕事というのはタイミングもあるので、ネットワークを広げることや常にアンテナを張り巡らせておくこともとても大事です。その上で、採用枠が生まれた途端に自分の顔を思い出してもらえるのが一番いいですね。

シドニーのなかでも日本人コミュニティはとても小さいので、どこで見られているかわからないという気持ちで、普段できるだけ気持ちを正して行動しておくのも大切です。自分の置かれている状況や上手くいかないことに対して、環境や他人のせいにばかりしている人は仕事も見つかりにくいように思います。

また、海外においては挑戦している人が好まれる傾向が強いです。周囲の「サポートしたい!助けたい!」という想いをうまく引き出せるような人間性を磨くのも重要だと思います。がんばっている生徒は周囲が自然と応援してくれるようになります。

3. 実際にどのような仕事で働く生徒がいますか?

日本人の生徒は、日本食レストランやローカルカフェで働いている方が多いです。日本で身につけたスキルを活かしてITプログラマーやデザイナー、介護、ベビーシッターとして働いてる生徒もいます。

4. これからオーストラリアの留学やワーホリを検討している方へのアドバイスがあれば教えてください。

情報過多でどれを信じるべきかと悩むかもしれませんが、自分に都合のいい情報だけではなく多少耳が痛いことについても受け入れる、または挑戦しようと思える精神力と、周囲から助けてもらえるような人間力が、これからのオーストラリア留学とワーホリには必要になってくると思います。

資金は使えば減りますが、英語力やスキルは使えば使うほど磨かれて増えていきます。大きな目標を達成するためには目先の目標も必要ですが、自分のこれからの人生を支え続けてくれる人や物にも時間とお金を投資をしていただいて、最高のオーストラリア生活にしてください!

会話力向上のためのコースやトライアルレッスンに関するお問い合わせ

インタビューからわかるのは、オーストラリアでの仕事探しにおいて英語での会話は欠かせないということ。オーストラリアで英語を学ぶ上で大切なのは、フレーズや単語を覚えることではなく、学んだ英語で何ができるようになるのかにフォーカスを置いた、目的達成力であると言えるでしょう。

シドニーの語学学校「La Lingua」では、「英語を使って目的を達成する」という目標を掲げている日本人が一番必要としているスキルをつける「会話中心一般英語コース」があります。文法や単語などの知識を増やすレッスンではなく、身につけた知識をどう活かすかというアウトプット力を鍛える内容にフォーカスしたコースです。毎週、初めて人に会った時・ショッピング・仕事などのトピックが設定され、毎日のレッスンでそのトピックに関連したシチュエーションを会話形式で学んでいきます。

「会話中心一般英語コース」のトライアルレッスンも受け付けているので、コース詳細など興味がある方は留学エージェントの「アイエス留学ネットワーク」よりお問い合わせください。

「アイエス留学ネットワーク」のカウンセラーは全員、留学生一人一人にマッチするオーストラリアの学校を紹介してくれるベテラン揃い。さらに英語力を伸ばしたい方、現地企業での就労経験を積みたい方、留学を帰国後の就活を活かしたい方、オーストラリア永住権を取りたい方など、やりたいことや目標に合わせて、留学プランの見直しから学校コースの紹介、インターンの手配など、親身になって相談に乗ってくれます。

中高でテスト対策用の暗記を中心として勉強をしてきた日本人留学生に、オーストラリアで仕事を見つけるためにも重要な会話スキルを身につけられる「La Lingua」の「会話中心一般英語コース」をぜひ検討してみてください!

留学プランや各学校に関するご相談・お問い合わせ

留学プランや学校選びに迷っている方は、まずは「アイエス留学ネットワーク」に気軽に相談してみましょう。対面の無料カウンセリングの他、オンライン無料カウンセリングも受付中!

担当:Chika
電話:(02) 9268 0933
SMS:0403 570 132
メール:chika@study-au.com
LINE:https://line.me/ti/p/9W8HQuyyTP

経験豊富なカウンセラーが揃う「アイエス留学ネットワーク」

「アイエス留学ネットワーク」は、オーストラリア留学の手配は約3万人、オーストラリア全土にある100校以上の学校関係者とのネットワークによる最新情報や、カウンセラーが直接ミーティングした内容で、その人にマッチした学校を紹介している留学エージェント。

利用者の75%はリピートや紹介というほど、スタッフのカウンセリングとサポートが手厚いと人気。

日本人学生のキャリアアップに繋がるオーストラリア留学、彼らの人生に影響を与えられるような留学を用意することを使命に、細く長く質を重視して、学生一人ひとりに時間をかけ真摯に向き合っていくことを至上としている、ファミリーのような留学エージェントです。

視察で選り抜きの学校だけを紹介

「アイエス留学ネットワーク」が紹介するオーストラリアの学校は、毎年定期的に学校の環境や状況、担当者の人柄などを視察した上で選び抜いた学校ばかり。訪問数は1年で100回以上。既存の学校だけでなく、新規開拓のため新しい学校も見に行きます。

学校選びのポイントは、問い合わせからお客さまが求めているものを知り、「希望にぴったりと合った学校なのか」「きちんとした教育を施しているか」などをじっくり検討すること。「儲け」に走っておらず本来の教育の場として信頼に足る学校を、留学エージェントとして責任を持って紹介します。

アットホーム度No.1の留学カウンセラーたち

「アイエス留学ネットワーク」ではフルタイムのカウンセラー4名が、オーストラリア留学を希望する全ての年齢層に対応しています。利用者の年齢は幅広く、18歳~60歳まで誰でも気軽に相談できるのが魅力です。

学校相談だけでなく、人生相談に乗ってくれるほど人情味のあるカウンセラー陣。無料のカウンセリングを通して相談者のやりたいことや希望、将来の夢、リクエストなどを聞き、その人だけに向けたプランをカスタマイズしていきます。

目指す将来のためのプラン作成はオーストラリア留学において最も大事なことの一つ。だからこそ「アイエス留学ネットワーク」のカウンセラーは、ありきたりの学校や大学を紹介するのではなく、すべての希望を聞いた上で「あなただからこそマッチする学校」のために手段を尽くして探してくれるんです。

留学プランや各学校に関するご相談・お問い合わせ

対面の無料カウンセリングの他、オンライン無料カウンセリングも受付中!

担当:Chika
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所在地:Suite 103, Level 1, 379-383 Pitt Street, Sydney NSW 2000
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