
とあるMusic Recitalに行ってきました。NSW大学の音楽科3年生の学生たちによるリサイタルで、ホストは同大学のSchool of the Arts & Media。毎公演2〜4名の学生が自分の専攻する楽器で出演し、クラシックからジャズまで自由なジャンルで演奏技術を披露する場です。今回は、コンテンポラリー・ボイスにジャズ・ボイス、コントラバス、そして友人の和太鼓というラインアップでした。
ランドウィックにあるキャンパスのIo Myers Studioが会場でしたが、照明も音響もいい感じ。小さなバーが入り口に併設されていてホールに持ち込めるので、半分ラウンジのよう。個人的には、コントラバスのスウィングしつつ力強い演奏がとても気に入りました。脇を固めるピアノ、トランペット、ドラムの学生たちも見せ場が多く、演奏スタイルも個性が出ていておもしろかったです。友人の和太鼓は本人が作った曲が新鮮で、張りつめた緊張感のなか、鋭くとおった音色が聴けました。
画像:公式ホームページ
最後にかたづけを手伝いましたが、ステージで見た真剣な表情とは打って変わってはしゃぐ学生たちの笑顔が印象的。こういう演奏が5ドルで聴けるなら、他のリサイタルにも行ってみたいと思います。
以前ご紹介した野外コンサートもそうですが、オーストラリアはオペラ・ハウスなどの立派なコンサートやライブ会場はもちろん、ストリートでもパブでもレストランでも公園でも、気軽に音楽が楽しめる国です。自宅にいても、窓を開けているとサックスを練習する音がよく聞こえてきます。皆さんも、いろんな場所でいろんな音楽を聴いてみてくださいね。
私は最近、サーキュラー・キーでたまに見かけるギタリストのSam McMahonさんがお気に入り。マイケル・ヘッジスやジョン・バトラー、ジョン・ゴム、アンディ・マッキーあたりが好きなので。
文:武田彩愛(編集部)
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