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東日本大震災から5年、被災地域の今を知ろう

イベント情報

日付 2016.03.01 〜 2016.04.15
エリア Sydney
開催地 Japan Foundation Sydney
ウェブサイト www.jpf.org.au/jpfevents/16-after311/index.html

東日本大震災から5年。今現在の被災地域にどのような影響が及ぼされているのだろうか。日本人として知っておきたい、知っておくべきことがあるはず。被災地域の現状を知ることができる「After 3.11」が、3月1日(火)より4月15日(金)までJapan Foundationにて開催される。
 

■写真展「時のイコン:東日本大震災の記憶」

写真家・六田知弘(むだ ともひろ)氏による、被災物(津波にのまれ打ち捨てられた物たち)の記録の写真展「時のイコン:東日本大震災の記憶(Icons of time: Memories of the tsunami that struck Japan)」が開催され、六田氏が2011年4月2日から被災地域にて撮影した5000点もの写真の中から約50点が展示される、鎮魂と祈りの気持ちを込められて名付けられた写真「時のイコン」から浮き彫り出る震災の時”の重みを感じることができるだろう。六田知弘氏の東北での体験を語るオープニングセレモニーも3月4日(金)に開催されるので(予約必須)、興味のある方はぜひ参加してみよう。

写真展のプレビュー、オープニングセレモニーの様子はこちらから→http://jams.tv/BlogPosts/post_view/event_report/187175

【開催情報】

写真展:3月1日(火)~ 4月15日(金)
月~金 午前10時 – 午後6時
土(3月19日、4月9日のみ) 午前10時 – 午後3時
無料

オープニングセレモニー:3月4日(金)午後6時30分 – 午後8時
無料(予約必須)
会場:The Japan Foundation Gallery
公式サイト:http://www.jpf.org.au/jpfevents/16-after311/exhibition.html

※写真家・六田知弘(むだ ともひろ)
1956年奈良県生まれ。82年からヒマラヤのシェルパの村に暮らしながら撮影。写真展「ひかりの素足 シェルパ」を88年に開催して以降、「祈り」と「時」をキーワードに、ロマネスク美術、仏教遺跡、古美術品、風景、人物など、さまざまな事象を対象に撮影し、写真展や写真集で発表してきた。

 

■映画「首相官邸の前で(Tell the Prime Minister)」

歴史学者であり、社会学者である小熊英二(おぐま えいじ)氏が監督したドキュメンタリー映画「首相官邸の前で(Tell the Prime Minister)」が4月8日に上映される。本作は福島第一原発事故後の東京で、政府の原発政策に講義するために起こったデモの全貌を記録したドキュメンタリーで、3.11以前はまったく別々の立場にいながら「脱原発」と「民主主義の危機」を共通の言葉に一つの場所に集まった8名の人物にフォーカスしている。映画を一度も撮ったことのなかった小熊氏が、記録するべきである事象だ、という強い信念を基に創り上げた一作。被災後の影響を学ぶには絶好の映画だ。ぜひ一度観てはいかがだろうか。

 

【開催情報】

4月8日(金)午後6時開場、午後6時30分上映
無料(予約必須)
会場:University of Technology Sydney
公式サイト:http://www.jpf.org.au/jpfevents/16-after311/film.html


歴史学者、社会学者・小熊英二(おぐま えいじ)
1962年生まれ。慶應義塾大学教授。東京大学大学院総合文化研究科国際社会学専攻博士課程修了。岩波書店に9年勤務後、東京大学にて学術博士号を取得。慶應義塾大学総合政策学部で専任講師、助教授を経て2007年より現職。

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