
ランナーに多いケガ④
膝のお皿の下がズキズキ?それはジャンパーズニーかもしれません
膝の痛みの中でも、「膝のお皿のすぐ下」に痛みを感じる方はジャンパーズニー(膝蓋腱炎)の可能性があります。
ジャンプ動作を繰り返すスポーツに多いこの障害は、実はランナーにもよく見られるケガのひとつです。
症状の特徴
- 膝蓋腱(膝のお皿の下)の痛みや熱感
- ジャンプ動作、走行、階段昇降時の違和感
- 長期化すると腱が退化し、慢性的な痛みになることも
主な原因
- 大腿四頭筋の硬さや筋力低下
- 臀部やふくらはぎの筋力不足
- ハムストリングや足関節の柔軟性不足
- ランニングフォームの乱れ、シューズの不適合
- 急激なトレーニング量の増加やオーバーユース
対処法:急性 vs 慢性
【急性期】(炎症あり)
- 運動を一時中止し、アイシングや抗炎症薬で炎症を抑える
- 痛みのない範囲でVMO(内側広筋)を中心とした筋トレ
- 回復後はリハビリを通じて再発予防
【慢性期】(炎症なし・退化進行)
- 腱に適度な負荷を与える運動療法で再生を促す
- リハビリには6〜12週間以上かかることも
- 回復には6ヶ月〜数年かかるケースも(特に競技者)
フィジオからのアドバイス
膝蓋腱炎は初期対応がカギです。
痛みを我慢せず早期に診断・治療を受けることで、トレーニングへのスムーズな復帰が可能になります。
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