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🏃‍♀️ランナーに多いケガ 第5回 「ITB症候群」

 

ランナーに多いケガ⑤

ヒザの外側がズキッと痛む? それは「ITB症候群」かもしれません

ヒザの外側に痛みを感じる方へ──それは腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)、通称「ITB症候群(Iliotibial Band Syndrome)」かもしれません。
この障害もまた、**ランナー膝(Runner’s Knee)**の一種として分類される非常に一般的なケガのひとつです。

症状の特徴

  • 膝の外側に痛みや腫れ
  • 特にヒザを10〜15度曲げた角度で鋭い痛みが出やすい
  • 急性期には歩行時にも痛みが出ることがある

主な原因

  • オーバーユース(過度なランニングやトレーニング)
  • 大腿筋膜張筋の痙攣(太もも外側の筋肉の緊張)
  • 腸脛靭帯の硬さや柔軟性の低下
  • 中臀筋・小臀筋・大腿筋の筋力低下
  • ランニングフォームや地面の硬さ、シューズの影響

発症メカニズム

  • 膝の屈伸運動時に、**腸脛靭帯が大腿骨の外側顆(がいそくか)**に圧迫・摩擦を起こし、炎症または骨膜炎を引き起こす
  • 靭帯と骨の間にある脂肪体が炎症を起こすケースもある

フィジオ(理学療法)での対処法

【急性期】

  • 炎症を早期に抑える治療(アイシング、超音波など)
  • 靭帯の緊張を和らげるストレッチ筋膜リリースを実施

【回復期】

  • 中臀筋や大腿筋を中心とした筋力トレーニング
  • 痛みの出ない範囲でバイクや水中ウォーキングで体力維持
  • リハビリ中の無理なランニング再開は禁物!

再発予防のポイント

  • フォームチェックとシューズ見直し
  • 長距離ランニング時の体幹・股関節まわりの強化
  • 痛みがあるうちは、専門の理学療法士の指導を受けましょう

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