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★「人生」と「その後」のイメージ。デスカフェ次回6/26

2019年5月22日のデスカフェ。20代から70代までの9名の日本人が集まりました。

今回は最初にワークをやりました。「生きていることや人生」のイメージと、「死んでいる世界」のイメージを、みなさんに描いていただき、そのあとその絵について説明していただきました。

 

↑ これで全部です。

 

それぞれの方の生と死のイメージは・・・

 

生:カラフル、にぎやか、忙しい、ダークサイドもけっこうある、ごちゃまぜ

死:意識はないという前提、でも静か、やすらぐ、白黒だけではなく光のイメージもある

 

生:とにかく楽しい

死:魂は生き続けると思う

 

生:世界平和をひたすら願い続けて、笑って生きようとしている

死:感謝、ひたすら静寂の中で安らかに眠り続ける

 

生:家族といっしょで楽しい

死:無だと思う

 

生:真ん中に生きる力がある。外から暗いこともたくさん起こる。それに中から湧いてくる生きる力が対応する

死:楽しい安らかなものだと思う

 

生:カラフル。いろんなことがある。

死:死ぬとき、僕がいてよかったなとみなに思ってもらえるようにしたい。そのためにはどう生きるべきなのか??

 

生:いつか先祖の古墳を見に行きたい。

 

生:動

死:静止

 

生:Life is rosy. とにかくたくさんの楽しいことや笑顔がある。それをできる限り作っていきたい。

死:でも生きているときに人に笑顔をたくさん作っておけば、死んでからもそれらがきっとあると思う。

 

ーーー

20代のワーホリさんがデスカフェに興味を持っていらしてくださったので、その方から、シドニーで長年を生きてきた日本人永住者たちに質問がありました。日本人永住者も、日本の若者の現在や将来をサポートをしたい気持ちが強くて、やりとりが続きました。

 

1。今でこそ海外に出るのも昔よりは身近。それでも少数派。みんな何でそんな時代、数十年も前にシドニーに来て、住もうと思ったのか?

A。はじめから永住しよう、永住できると思っていたわけでもなかった。たまたま縁があって来たのがシドニーで、この国の環境や状況は気に入った。ここでできるチャレンジをやり続けているうちに、それが永住になり、何十年になり、この国で年金をもらえるまでになった。この国の年金をもらえるまでいるとは、正直思わなかった・・・。

こっちに来て生きてよかった、とは思っている。日本ではできないことが選べる。チョイスがいっぱいある。良い国。青空。自然が身近。比較的安全。”ラッキー・カントリー”だ。

 

2。一旦は永住してきても、帰る日本人もいっぱいいる。8割くらい? 一生ここにいる人と、日本に帰る人、その違いは?

A。ここでの状況が、日本で得られるよりも良い、満足度が高いという人が残る。ここで家族ができて、その家族が英語ネイティブで、ここに根付いているという事情にもなる。ここに何十年もいて、すっかりここに根付いて、今更大きく全てを動かして日本に帰るというのも大変すぎる、そんなエネルギーは出ない、となる人もいる。

私たちも、ここに最初に来たころはあなたのように若かったし、ここに住んでいる間に姿形が変わっている・・・!!人生のいろんな段階をここで過ごして、変わってきたんです。

 

3。どうしてオーストラリアを選んだのですか?やはり、どうして来ようと思ったのか?が知りたい。

A。いろんな国をすでに知っていて、それでどうしてもオーストラリア!だと思ってきたわけではない。たまたま縁があったのがオーストラリアで、そしてここで体験した状況は自分にとって悪くなかった。過ごしているうちにも、ここではない!!とは思わなかった人が残っている。

 

思わぬ、来たばかりの若いワーホリさんと、日本人永住者リタイア組の交流の場になりました。ジャムズでデスカフェの情報を見て、時間もあるし、行ってみよう!となったその若者の行動力や積極性がとっても良い・・!とみなさんほめていました。

ワーホリさんにしても、長年シドニーに住んでいる日本人永住者の人たちと話しこむ機会はめったにないでしょうし、世代間交流になっていました。自分探し中、チャレンジ中の若者に、こうして海外に永住して生きて来た日本人もいる、という実像を見せて、もしかしてそのような選択肢も彼の中にできてしまう機会になっているのか・・??とも思いました。

永住者にとっても、若くして右も左もわからずにシドニーに来たときから、今までの人生の道のりをリビューさせていただくような機会になりました。ここに長年暮らしている日本人永住者も、かつては、ワーホリの若者とさして変わらない若さや未知数から、ここまでやって来た面もあるのです。

立場も年齢もちがう在豪日本人が、お互いの中にお互いを見るような、そこに連続線を感じているような気がしました。

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次回のデスカフェは、2019年6月26日(水)の10時半からです!

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