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日本からオーストラリアへの引越し/輸送方法・検疫などの注意点

やらなければいけないことが多すぎて、不安になる海外への引越し。特にオーストラリアへの引越しは、検疫が厳しく、持ち込めるものが制限されています。オーストラリアへの引越しする場合、その輸送方法や検疫によって輸送にかかる期間も異なります。日本で使っていた家具や家電の管理・処分方法も、海外へ引越しする際には頭を悩ませるところ。

ここでは、日本からオーストラリアへの引越しする場合の、基本的な手順と注意点をご紹介します。

本記事は2018年8月現在の情報を元に執筆しております。情報の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、万が一内容に誤りがあり、訂正・追加・削除の必要がある場合、当社で調査の上、速やかに対応いたします。当社の上記請求・お問い合わせ先は下記の通りとなります。
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目次
1. 日本からオーストラリアへの引越し

1. 1 オーストラリアの物件を見つけて契約する
1. 2 オーストラリアへの引越しの見積もりを取る
1. 3 日本からオーストラリアへ荷物を送る

2. 日本からオーストラリアへ送らない荷物の管理・処分方法

2.1 日本に持ち家がある場合
2.2 トランクルームなどを利用して荷物を保管する場合
2.3 荷物を譲る・売る・処分する場合

3. 日本からオーストラリアへの引越し時の注意点

3.1 オーストラリアの検疫
3.2 ペットをオーストラリアへ連れて来る場合
3.3 オーストラリアで使う荷物の仕分けと梱包

4. 日本からオーストラリアへの引越しについてのFAQ

5. 日本からオーストラリアへの引越しのまとめ

 

1. 日本からオーストラリアへの引越し

日本からオーストラリアへ引越しをする場合の基本的な手順は以下の通りです。

1. 1 オーストラリアの物件を見つけて契約する

引越しをする前に、まずしなければならないのが、オーストラリアで生活するための物件探しです。

多くの日系企業駐在員は、本人だけ先にオーストラリアに渡航し、不動産会社と物件を探して契約します。その後、家族もオーストラリアに渡航します。そうすることで、物件探し中に滞在しなければならない仮住まいにかかる費用を抑えることができ、荷物の送り先も新居となるので引越しまでの作業を効率的にできます。

単身者や留学生の場合は、仮住まいに滞在しながら不動産会社と物件を探します。もし日本から荷物を送る場合は仮住まいへ輸送し、すべての荷物を契約した物件へ運ぶ必要があります。

1. 2 オーストラリアへの引越しの見積もりを取る

オーストラリアで生活する物件が見つかったら、引越し業者に問い合わせ、引越しの予算や運送方法を見つけます。この際に、荷物を輸送する見積もりを取りましょう

 

1. 3 日本からオーストラリアへ荷物を送る

オーストラリアへの荷物の輸送方法

日本からオーストラリアに荷物を送る方法として、船で荷物を運ぶ海上輸送(船便)と、飛行機で荷物を運ぶ航空輸送(航空便)があります。以下の点を踏まえた上で、荷物の輸送方法を選びましょう。

運送方法 メリット デメリット
海上輸送(船便) ◯ 大きな荷物が輸送できる
◯ 航空輸送と比べて、荷物の輸送費用が安い
● 航空輸送と比べて荷物の輸送に時間がかかる
● 輸送中の気温の変化が大きく、気温差による荷物への負担が大きい場合もある
 空中輸送(航空便) ◯ 海上輸送と比べて、荷物の到着が早い
◯ 輸送中の気温の変化が少ないため、気温差による荷物への負担が少ない
● 輸送できる荷物の容量が少ない
● 海上輸送と比べて、荷物の輸送費用が高い

 

オーストラリアまでの輸送期間

オーストラリアに荷物を海上輸送(船便)する場合
オーストラリアへ海上輸送する船便の場合、荷物がオーストラリアに輸送されるまでおよそ数週間かかります。加えて、オーストラリアに到着した荷物はすべてオーストラリア政府農業・水資源省によって検疫されるので、受取人に届くのは発送してから数週間〜1、2カ月後と考えておくといいでしょう。ゴルフバックや家具、オフシーズンの衣類などは船便で送るといいでしょう。

オーストラリアに荷物を航空輸送(航空便)する場合
オーストラリアへ航空輸送する航空便の場合、荷物がオーストラリアに輸送されるまで1週間〜1カ月半かかります。海上輸送と同様、オーストラリアに到着した荷物はすべて検疫されます。しかし、航空輸送の場合は輸送できる容量が少ないので、結果的に検疫期間が短くなることもあり、比較的早く荷物が受取人に届きます。食品やお土産、オーストラリアへ引っ越してすぐに必要となるものは航空便で送るといいでしょう。

 

2. オーストラリアへ送らない荷物の管理・処分方法

日本からオーストラリアにすべての家具や家電を送るかどうかは悩みどころ。すべての荷物を送るとなると困るのが、その管理や処分方法ですが、以下の方法が定番です。

2.1 日本に持ち家がある場合

日本に持ち家がある人は、家具や家電をそのまま家に保管しておくのもひとつの手です。処分や管理のための手続きや費用も必要なくなり、オーストラリア滞在中の管理が楽になります。

2.2 トランクルームなどを利用して荷物を保管する場合

日本に持ち家はないけれど荷物を保管しておきたいという場合は、トランクルームで保管する方法があります。この場合、倉庫を借りる費用がかかりますが、引越し業者にトランクルームの手配を頼めるなら、保管先を探す手間が省けます。また一定の気温と湿度で管理されるため、家具や家電が傷みにくいのがメリットです。

2.3 荷物を譲る・売る・処分する場合

オーストラリアへ持っていく予定もなく、日本で今後使う予定のないものは譲る、売るまたは処分するという手段があります。譲り先がある場合は保管や処分する費用がかかりませんが、先に譲り先を見つけなければいけません。

もし、譲り先が見つからなかった場合、売却または処分することになります。ピアノや車などであれば専門の買取業者があるので、そちらを通して売却するのがいいでしょう。また、リサイクルショップに売ることも検討しましょう。その他のものは処分する必要がありますが、回収方法や回収できるものが市区町村によって異なるので、事前に問い合わせるなどをして確認しておけば安心です。

 

3. 日本からオーストラリアへの引越し時の注意点

3.1 オーストラリアの検疫

オーストラリアは他国に比べて、荷物の検疫が厳しいことで有名です。輸送された荷物は送り先へ届けられる前に、すべてオーストラリア政府農業・水資源省によって検閲・検査されます。基本的に生野菜や生の果物、植物、動物製品などオーストラリアの環境に影響を及ぼすものは、持ち込みが禁止または規制されています。

実際に持ち込まなくても、卵、果物、野菜、肉製品などの包装に使われていた木製の箱や段ボール箱を輸送に用いることで、検疫に引っかかる可能性もあります。その場合、中身を詳しく調べられるか、最悪の場合、押収される可能性もあるので、荷物の梱包には引越し業者から支給される段ボール箱や食品・動物製品以外のものが入っていた箱を利用しましょう。

木製の家具や箱の持ち込みは可能なものの、内部に害虫が入り込んでいるなどの懸念があるため、必需品でない限り持ち込まない方が無難でしょう。もし、木製の家具や箱をオーストラリアへ持ち込む場合は、検疫で押収される可能性があることを理解したうえで持ち込みましょう。

その他の持ち込みが規制または禁止されているものは、オーストラリア政府農業・水資源省のウェブサイト(英語)、または在日オーストラリア大使館のウェブサイト(日本語)から確認できます。

オーストラリア政府農業・水資源省
在日オーストラリア大使館

また輸送される荷物には、すべての内容物を明記しなければなりません。税関告知書と呼ばれる書類に荷物の中身をすべて英語で記載し、貼付もしくは添付する必要があります。虚偽の記載や申告漏れがあったり、禁止品目が見つかったりした場合、オーストラリアへ輸送された荷物は検疫で押収され、受取人に通知が送られます。

検疫期間は、容量や内容物によって異なります。オーストラリア到着後すぐに使用したい輸送品で検閲期間が心配というものは、航空輸送を利用したり、他の荷物よりも早めに海上輸送するなど工夫しましょう。

3.2 ペットをオーストラリアへ連れて来る場合

日本かオーストラリアで生まれた犬・猫、もしくは海外で生まれた犬・猫でも日本に6カ月以上在住している記録があれば、手続きをすることによってオーストラリアに連れて来ることができます。しかし手続きの手順が多く、すべて英語の上、一部の犬・猫の品種はオーストラリアに連れて来られない場合もあるので注意が必要です。

オーストラリア政府農業・水資源省のウェブサイトで詳しい手順が紹介されているので、そちらで確認しましょう(英語のみ)。

犬の場合
猫の場合

3.3 オーストラリアで使う荷物の仕分けと梱包

日本からオーストラリアへ輸送すべき荷物

オーストラリアへの引越しで大きな家具や家電を持ち込みたいという人は、海上輸送(船便)または航空輸送(航空便)で荷物を送るといいでしょう。もし、輸送する荷物の損傷や紛失が心配という場合、引越し荷物保険へ加入すると安心です。

引越し業者によってはサービスやオプションに含まれており、輸送する荷物に内容物とその購入価格(価値)の記載によって、それ相応の保険金(修理費、代替品購入費など)が支払われます。

日本からオーストラリアへ手荷物で持っていくべき荷物

オーストラリアへの引越しで、貴重品や壊れやすいもの(カメラ、パソコン、タブレット端末など)は、手荷物や預け入れ荷物として渡航時に持ち込みましょう。また、オーストラリア到着後すぐ必要となる日用品も、手荷物や預け入れ荷物として持っていくと、オーストラリア到着後スムーズに生活環境を整えることができます。

もし手荷物や預け入れ荷物が多くなってしまった場合は、空港へのピックアップ対応をしている引越し・運搬業者を利用すると楽に荷物が運べます。

 

オーストラリアへ荷物を輸送するときの梱包の注意点

特に海上輸送は輸送時の気温の変化が大きく、長期間の荷物の輸送となるので、それに耐えられる梱包をしなければいけません。航空輸送でも荷物の積み下ろしによる衝撃があるので、しっかりとした荷物の梱包が必要です。引越し業者によっては荷物のための梱包資材を用意してくれたり、梱包サービスがあるので、そちらを利用すれば損傷のリスクを抑えられます。

 

4. 日本からオーストラリアへの引越しについてのFAQ

Q. 荷物をオーストラリアに送るのに、船便か航空便どちらを使えばいい?

A. 船便は家具や家電などの大きな荷物、航空便では到着後すぐに使う荷物を送るのが基本的な仕分け方です。船便だと輸送できる容量が大きく航空便と比べて低コストですが、輸送期間が長いのでオーストラリア到着後すぐに使用したいものの輸送には向いていません。航空便だと船便よりもオーストラリアまでの輸送期間が短くなりますが、船便と比べてコストが高く、また輸送できる容量も少なめなので大きな家具や家電などの輸送に向いていません。

以上の点を考慮して、荷物に合った輸送方法を選択しましょう。

Q. 輸送する荷物のオーストラリアでの検疫期間はどのくらい?

A. オーストラリアに持ち込むものや荷物の容量にもよりますが、長いと数カ月かかる場合があります。また、輸送された荷物がX線検査で引っかかった場合、その荷物は開封されて内容物が確認されます。オーストラリアへの持ち込みが禁止されているものがないか事前に確認した上で、荷物を輸送しましょう。

オーストラリアで持ち込みが規制または禁止されているものの詳細はこちらから
オーストラリア政府農業・水資源省
在日オーストラリア大使館

Q. オーストラリアに輸送する荷物の梱包が心配

A. もしオーストラリアに輸送する荷物の梱包が心配な場合は、引越し業者に任せるのもひとつの手です。梱包作業をサービスやオプションでしてくれる引越し業者もあるので、引越し業者に問い合わせる際に尋ねてみましょう。

 

5. 日本からオーストラリアへの引越しのまとめ

海外への引越しの中でも、特にオーストラリアへの引越しは検疫が厳しいこともあり大変ですが、注意点を押さえておけばスムーズに引越しができます。また、海外引越しを取り扱っている引越し業者を利用することで、引越しに関する作業量を大幅に減らすことも可能です。まずは、海外引越しを取り扱っている引越し業者に問い合わせることから始めましょう。

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