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1/16 日本語教師のふんばり記録 By ALI

昨年のBeginner4のクラスを終え、修了書を手にした学習者の新しいタームUpper-Beginner1というクラスが始まった。

直接法であらゆる会話の場面を用いながら、新しい単語や文型を教えていく。

1月16日、Upper-Beginner1のLesson1は「友だちの家に行く」場面。

日本で友だちの家を訪ねる時は、どんなマナーがあって、どんな挨拶を使うのか。

靴を脱いで、揃えるマナーから、「おじゃまします。」という挨拶、手みやげを渡す時は何と言って渡せばいいのか。もらった相手は何と言うのか。

実際にスキットで動きと共に見せていく。

では、その日の私の個人的山場を抜粋。

渡す人「あの…これ、良かったらどうぞ。」

もらう人「気をつかってもらって、すみません。」

「これ良かったらどうぞ。」という謙遜のこころ。

相手を思いやる「気をつかう」という行為。

日本独特の言葉と表現。

習っている言葉と身振り手振りを使って意味も解きほぐす。

これがとても難しい;

これ良かったら~は

『「どうぞ。」や「はい、これ、あげます。」よりもていねいです。これ良かったら…少しですが…という気持ちです。』という説明をした私…。

日本人の私にとっても難しいと感じた今回の山場。

…でも…最終的には分かってくれた様子;;;ホッ。

どんな場面でこの言葉を使うのか、会話全体の流れをつかんでもらうことで、新しい言葉を自分のモノにしてもらう。

直接法の特色を活かした授業。

次の授業Lesson2は「旅行に行く」場面

日本の観光地を紹介しながらすすめていく予定。

次から次へと授業のことを考えるぐるぐるぐるぐる…私のふんばりLife in Sydneyはまだまだこうして続いている..

ALI.

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