29「漫画の中の日本酒」
日本を代表する産業の一つに「漫画」があります。これはアニメも含めて、日本の誇る素晴らしい文化の一つだと私は思っています。
実は、日本酒はこの「漫画」と切っても切れない縁があります。
日本酒の漫画として1番有名なのは尾瀬あきら先生が書いた「夏子の酒」です。これは大手の機械での酒造りとは違う、手造りの日本酒の素晴らしさ、そして幻の米を亡くなった兄の後を継ぎ、蔵元の娘が苦労の末復刻栽培し、その米で最高のお酒を醸していく過程が、リアルに表現され、私も大学時代にはバイブルにしておりました。
この「夏子の酒」はフジテレビでもドラマ化されたので、そちらを見た方も多いのではないでしょうか。
現在でも色々な日本酒の漫画が販売されていますが、実は最近とても人気のある日本酒というか発酵文化を題材にした漫画があります。
「もやしもん」といい、青年漫画雑誌のイブニングで好評連載中です。石川雅之さんが著者で、某農業大学に在籍する菌がリアルに見える主人公のお話です。
私達のように東京農業大学を卒業した蔵元には、まさに身の上話のような親近感があり、日本酒だけではなく日本の発酵の素晴らしさを書いてくれているので、読んでいてとても勉強になります。
10月からはフジテレビ系列でアニメの放送も始まっています。そしてここで登場する「見える菌」のキャラクターがとてもかわいらしく、一部ではこのキャラクターのぬいぐるみも発売されたり、漫画の中で出てくる日本酒を造っている蔵元が、特注でもやしもんのために「醸すぞ」というお酒を造って販売したりなど、日本の醸造業界では結構ディープな流行となっています。話自体もとても面白いので、是非チャンスがあれば読んでみてください。きっと、日本酒だけではなく、日本の発酵文化の虜になると思いますよ。
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