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38「アイガモ農法の米」
近年有機米の需要が高まり、岩手県でもアイガモ農法での米作りをしている農家の方が新聞などで取り上げられています。
先日も岩手日報で取り上げられた、岩手県滝沢村の武田さんという農家ですが、食べるお米のほかにも、酒米もアイガモ農法で作っています。
この武田さんのアイガモ農法で作った無化学肥料無農薬栽培の酒造好適米「美山錦」ですが、うちの蔵に入れていただきお酒を造っています。
アイガモ農法の利点は、アイガモが雑草や害虫を食べてくれて、そのうえ、アイガモが泳ぐことで酸素が水の中に送られ、しかもふんは土にかえって肥料になります。
10アールあたり十羽のアイガモを話しますが、アイガモを狙う動物との戦いが大変で、キツネに200羽近く殺されたこともあるそうです。
田んぼの周りには動物の侵入を防ぐバリケードが張ってありますが、土を掘ってバリケードの中に入ってくるキツネもいるそうで、アイガモ農法はかなり大変な農法でもあります。
しかし、この武田さんは「武田家の米」と書いて食べるための米を売っております。
酒米として使うアイガモ農法の美山錦は、非常に力強く、米の力を感じる素晴らしい酒が出来上がります。
何よりも、武田さんが言うのは、自分の子供を農薬まみれの田んぼに入れられない、という想いは共感できますし、子供と楽しく農業がしたい、という考えもなるほどな、と思いました。
また田んぼはアイガモがいることで、地域の子供たちも農業に興味をもってくれるそうで、次世代に日本の農業を伝えていくためにもこの農法は素晴らしいと思います。
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