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日本に着きました!

JAL便で23日の朝シドニーを発ち、成田空港経由で新千歳空港に着きました。

 

成田空港の到着ロビー、暗かったです。

これが世界を代表する国際空港の到着ロビーとは思えません・・・

宅急便のカウンターで「この暗さは計画停電ですか?」と尋ねると、

「いえ、地震があって以来、電灯がまだ復旧していないんです・・・」とのこと。なるほど、そっちのパターンか・・・

人もまばらだし、そして何よりみんな元気がない・・・大声出す人はいず、みなさんヒソヒソ話している。

中にはうなだれて地べたに座りこんでいる人も・・・これが震災直後の現実です。

 

さて、明るい話にしましょう!というより、嬉しかった話です!

本日のJAL便の映画プログラム中から「最後の忠臣蔵」を観ました。日本男児としてはみておかないといけない映画です。

ご覧になられた方も多いと思いますが、簡単にストーリーをご紹介すると、討ち入り直前に大石内蔵助の命を受けて、

彼の隠し子を身籠っている女性のお世話をし、生まれてくる女の子を立派に育て上げ、嫁がせるまでの話です。

その命を受け、討ち入り前に突然いなくなった彼をみんなが「裏切り者」「卑怯者」と非難します。

しかし彼は大石内蔵助の「使命を果たすまで決して誰にも洩らすでない」という言葉に忠実に従います。

娘は立派に、そして美しく育ちますが、彼との思い出ある生活をなかなか断ち切ることができず、嫁ぐことを頑なに拒みますが、

彼の武士としての強い説得で、ある日嫁ぐことになります。その嫁ぐ日に、使命を果たした彼は家君、大石内蔵助を追って切腹します。

 

娘が嫁ぐ日にいうお礼のセリフや、最後、大石内蔵助の位牌に向かって言う、

「やっと使命を果たすことができ、遅ればせながら、ようやく皆様のもとにいくことができます」といったセリフのシーンは、

もう涙なくしては観れませんでした。思い出してこれを書いている時点で涙腺が緩んできます。

 

で、何が嬉しかったというと、僕の斜め後ろの席の二十歳そこそこの女の子が、恐らくこの「最後の忠臣蔵」を観て、

僕と全く一緒のタイミングで泣いていたのです、しかも人目を気にせず思いっきり。

まるで僕が恥ずかしくて泣けない分、彼女が代わりに泣いてくれているように。

最初は違う映画を観て泣いているだと思いましが、泣けるシーンがことごとく僕と一緒なので、「あ~、忠臣蔵観てんだな」とわかりました。

それにしても二十歳そこそこの女の子が忠臣蔵って?・・・他のも最新作の話題の映画たくさんあるのに・・・でも、嬉しかったです。

 

このブログ書いているホテルのテレビで、

最後まで役場に残って、住民に避難するよう町内アナウンスで呼びかけていた、24歳の女性公務員のドキュメンタリーをやっています。

ご両親がでてきて「もう一度行方のわからない娘の声を聞きたい」とのことで、

さきほどからその町内アナウンスが画像と共にテレビに流れています。

「住民の皆さん、津波が押し寄せてきます。ただちに高台に避難してください」と焦った声で連呼する女性公務員。

この緊迫した声に驚いて、慌てて高台に避難して助かった人のインタビューも流れていました、このアナウンスで一命をとりとめたと。

 

だめだ、日本出張一日目は、涙腺が緩みっぱなしだわー。明日から気合入れなおさないとっ。

 

 

日本人として生まれた来てよかったと思います。

次、生まれ変わっても、日本人に生まれてきたいです。その次も、その次も。

ず~とそう思える国であってほしいです。Never give up! 負けるな日本!

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