Sydney Royal Easter Show / 4月14日~4月27日@Sydney Showground, Sydney Olympic Park
1823年から始まったと言われているシドニーロイヤルイースターショー。イースターショーって一体なんだろう。もともとイースターとは、イエスキリスト様の復活祭としてあるもの。そのめでたいお祭りに、NSW州の酪農家たちが手塩にかけて育てた牛や羊などの動物、農家が持ち寄った食物などを、皆さんにお披露目しようという目的で始まったお祭りごと。それがここシドニーでも毎年開かれているのだ。
会場は、シドニーオリンピックパークということで半端ない規模の広さ。ここでは子供から大人まで楽しめる内容がぎっしり詰まっている。ヒツジの毛刈りショー、ロデオ、丸太切り競争など、オーストラリアならではのイベントも盛りだくさんなのでこの機会を見逃す手はない。さっそく行って参りました。そしてたくさんの動物たちと会うことができました。
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オリンピックパーク駅から5分ほど。ANZスタジアム方面へ歩いていくと入場口がある。 |
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入場するとズラッとおもちゃの店が連なっている。大人気のお楽しみ袋も売られている。 |
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パーク内はかなり広いため中央位置に配置してある インフォメーションは強い味方。迷子の案内などもしてくれるので安心。 |
まずは羊。「Sheep & Fleece Pavilion」と書かれた倉庫の中には、100匹以上の羊が所狭しと柵に詰め込まれている。ここでは羊の品評会が行われるのだがその羊たちのかわいいこと。毛を刈られる前なのでモコモコしているのだ。後ろから見ると何者なのかさっぱりわからないくらい丸々としている。この羊たちに埋もれて眠ったら幸せだろう。アルプスの少女ハイジのようにたくさんの動物たちに囲まれた生活も悪くないと思えてきた。続いてアルパカ。日本人にはあまり馴染みのないこの動物。どんな動物かと説明するならばラクダにモコモコの毛が生えたようなかんじ。このアルパカの毛は触っている感覚がほとんどないくらい柔らかい。現にアルパカの毛で作られた衣類は羊の何倍も値段が高いらしい。このオーストラリアならではの珍しい動物の毛なので、日本へのおみやげには喜ばれること間違いなし。
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可愛いヒツジを発見! みんな毛の長さが15cmくらいあるのでモコモコしていて暖かそう。毛の中を探ってみるとフワフワして手触りが良い。でも、これから冬になるのに毛を刈られるなんてかわいそうに…。 |
そしてやって来ました牛ゾーン。ここが動物の中では一番敷地が広く、何百頭いるのだろうというくらいの数。こんなにオージービーフがたくさんいるなら、きっと酪農家たちは毎晩ステーキにして食べても余るほどだろう。羨ましいと思い、近くにいるおじさんに「この牛は美味しいの?」と聞いてみると、何とも渋い顔をされてしまった。冒頭でも述べたとおり、この牛たちはあくまで観賞用らしい。食い意地を張った自分が情けない…と、しばし反省。
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酪農家たちが手塩にかけて育てた牛たち。 立派な体格に圧巻。何も知らなかった私はおじさんに「この牛たちは食用なの?」と聞くと驚かれてしまった。 |
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歩き疲れたらここ中国式マッサージでひと休み。 |
続いて向かったのは「Woolworths Fresh Food Dome」。中に入ると、鉄格子で組まれたブースがズラリと並んでいる。各店舗でチーズ、ソーセージ、肉など“Made in Australia”の品々が売られているのだ。産地直送のオーストラリア各地の名産物が手に入るのが魅力的。たとえばワイナリーで有名なハンターバレーからはワイン。ハンターバレーから来ている店員に詳しい情報なんかも聞けるのでワイン通にはオススメ。そして牧場主が作る手作りアイス。添加物など一切使っていない濃厚な味は舌がトロけるほどの美味。よく日本のデパートなんかで地方特産名物フェアなんかをやっているけど、それのゴージャスバージョンといった感じだろうか。この産地直送という響きが奥様方にはたまらないのだろう。ドーム内には主婦らしき女性で溢れていた。そして中ほどまで進んでいくと新鮮な食材を使った料理教室が行われている。見学者は試食もできるのでこれまたオススメ。できあがったパスタを少しいただいてみると、さすが料理の先生が作るだけあってレストランで食べるのと変わらないほど美味しい。いやいや食べてばかりもいられない。後ろ髪を引かれる思いを断ち切りドームの隣に位置する野外ステージへ移動。
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産地直送の名産物が集まるショッピングコーナー。 |
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「Woolworths Fresh Food Dome」で行われていた料理教室のショー。 デモンストレーションで説明しながら料理を作っている様子はテレビの料理番組を見ているよう。観客にも試食させてくれるので、人だかりができている。 |
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ハンターバレーからからはワインのショップ。 現地のスタッフから情報を聞けば口に合うワインも見つかるかも。試飲もできる。 |
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牧場で育てられた牛の乳からできた手作りアイスの味は絶品! 濃厚なアイスは栄養たっぷりで添加物を使ってないので体にいいこと間違いなし。 |
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でっかいかぼちゃを発見! ここはどこかと思えばフラワーガーデン。手塩にかけて育てた植物たちが披露されていた。 |
ステージ上では小さなダンサーたちが可愛らしいダンスを繰り広げている。観客席では母親と思しき女性がわが子の晴れ姿と一瞬も逃すまいと必死にビデオカメラを回している。なんとも素敵な光景だろうと見入ってしまった。ダンスの他にも観客が参加するダンスコンテストのようなものも。ステージ上の椅子に座った観客がマイケルジャクソンや有名な曲がかかると一斉に踊りだすのだが一番イケてる人を司会者が前に連れて行きステージ中央で披露するというもの。観客が手拍子で煽るので調子に乗った踊り手はムーンウォークなどを始めるのだ。それが観客を喜ばせるというもの。このアドリブが利くオーストラリアらしくて何とも微笑ましい。
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日替わりで内容が変わるステージショー。可愛いダンサーのショーや一般人が参加できるコーナーも。 |
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小腹が空いたと食べ物を探しているとなんとでっかいポテトの山。一人では完食できず…。 |
そして遊園地さながら、子供に大人気のアトラクションゾーンを見逃すわけにはいきません。メリーゴーラウンド、ジェットコースター、フリーホールなど本格的なライドがズラリと並んでおり本物の遊園地に来たよう。乗りもののサイズは子供向けなので小さい子供でも身長など気にせずに楽しむことができるってわけ。他にもホラー映画に出てくるキャラクターが実際に出てくるというお化け屋敷など親子でも楽しめるアトラクションも揃っていました。そして子供たちにとってこのイースターショーのハイライトは何といってもお楽しみ袋(ショーバッグと言います)。300種類もあるというから驚きだ。何が入ってるか購入してからのお楽しみということで、子供にはたまらない一品なのだ。実際にははっきり言ってジャンクの類いしか入っていないような感じ。大人が見ればジャンクな品々も子供からすれば心を揺さぶる宝物なのかも知れませんね。ショーバッグを手にうれしそうに家路に向かう子供たちを見ていてそう思いました。今年はすでに終了してしまったが、来年はぜひとも足を運んでみては? オーストラリアの魅力を存分に楽しめるはずです。
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子供向けの遊園地メリーゴーラウンドやジェットコースター、フリーホールまであって本格的な遊園地! とても2週間のためだけに設置されたとは思えないほどゴージャス。 |
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ジェットコースター並みの迫力満点のローラーコースター。かなりの高さがあるので大人でも存分に楽しめる。 |
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今年から始まったハリウッドホラー。映画で出てくる怖いキャラクターが暗闇の中から出てくるというお化け屋敷。 |
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子供たちがスケートボードやローラーボードに乗って遊べるスペース。 |
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溶かしたロウに体の一部をつけて型をとる。赤ちゃんが足の型を採っている様子。ロウは人肌の温度まで下げてあるが、この赤ちゃんには不快だったらしく泣き出してしまった。 |
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WIIを使ってのお絵かきコーナー。子供たちは興味深々だったらしく順番待ちの子供で溢れていた。
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カーチェイス |
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昔なつかしリカちゃん人形? 日本のものとは少し違う。何が違うって顔の小ささと足の長さが欧米化されている。日本のものはやっぱり日本人向けに作られているのね。 |
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オーストラリアはスプレーアートがいたるところにあり、そのレベルはアーティストといえるほど高いと思っていたら、なんとキャップに描かれたスプレーアートが販売されていた。こんなところまで進出したスプレーアート恐るべし。 |
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