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シドニー発豪ドル見通し(2012年3月26日)

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

 

豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。

豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

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今週の主な予定、イベント

3/25(日)英・欧州大陸夏時間移行

3/26(月)独3月ifo景況感指数、米2月中古住宅販売成約件数、ドラギECB総裁講演、ショイブル独財務相講演、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演、バーナンキFRB議長講演

27(火)独4月GFK消費者信頼感調査、ユンケル・ユーログループ議長講演、バーナンキFRB議長講演、各地区連銀総裁講演(フィッシャー・ダラス、ブラード・セントルイス、ローゼングレン・ボストン各連銀)

28(水)仏Q4GDP確報値、英Q4GDP確報値、米3月耐久財受注、モンティ伊首相―日本と中国訪問、コンスタンシオECB副総裁講演、ブラード・セントルイス連銀総裁講演

29(木)米Q4GDP確報値、独3月失業率、南ア政策金利、米新規失業保険、バーナンキFRB議長講演、各地区連銀総裁講演(ラッカー・リッチモンド、ロックハート・アトランタ、プロッサー・フィラデルフィア各連銀)

30(金)EU非公式財務相会合(~31日)、英3月GFK消費者信頼感調査、日本2月雇用統計、日本2月全国消費者物価指数、ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

マーケットの焦点

キーワード― 中国景気減速懸念、日本の期末、リスク要因欧州から中国へ、米金融政策

3月になってからギリシャの債務交換、それに続く第二次支援策も正式承認され市場ではリスク選好の動きから株高、商品相場高となりました。

しかし先週はそのようなユーフォリアも一服し、今度は中国は欧州の景気後退懸念が新たにリスク回避の動きに繋がり、株価や商品相場に調整が入った一週間でした。

また3月上旬まで堅調な内容の経済指標の発表が続いていた米国でも、発表された住宅関連指標が総じて軟調となり景気回復期待に水を差す結果となりました。

中国関連では先々週全人代における中国の今年の成長目標の7.5%への引き下げや、住宅バブル抑制のための金融引き締め堅持の姿勢が上海株式指数の下落に繋がりました。

更に先週は豪州の資源大手BHPビリトンが中国の鉄鉱石需要減退を予想し、また発表された3月HSBC製造業PMIが前月の49.7から48.1と5カ月連続で下落したことも嫌気され、同日発表された欧州の3月PMIの軟調と相まって、景気後退懸念からリスク回避の動きが再燃しました。

欧州ソブリンリスクは最悪期を脱した模様ですが、今後欧州経済の回復までには更に長い道のりがあり、直接あるいは間接的影響を受ける世界経済の回復過程も同様に先が長い話です。

世界景気拡大への道のりは平たんではなく、リスク選好の動きがある程度続いた後には、必ず”新たな火種探し”が来ることを覚悟した方がいいようです。

今週は日本の期末と言うことで最後の資金還流(リパトリー円買い)の出方が注目されます。先週発表された日本の2月貿易収支が予想1200億円の赤字に対して329億円の黒字となったことも円買い戻しの原因となりましたが最後のリパトリにも要注意です。

先週、今週と米国FRBのバーナンキ議長やその他地区連銀総裁の議会証言や講演が相次ぎます。米国金融政策においては量的緩和第三弾(QE3)の可能性が後退し、従来よりハト派的であった地区連銀総裁の言葉中にも徐々に景気回復期待が示されています。

また原油高がインフレ懸念に繋がる可能性も示唆されていますが、同時に景気回復を鈍化させるものとして、堅固原油価格が更に続騰する場合には、再び金融緩和の余地が出てくる点にも注意したいものです。

来週金曜日の米国3月雇用統計、更には少し先ですが4/24のFOMCが注目されます。

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ AUDUSD 1.0336-1.0637 AUDYEN 85.18-88.63

今週の予想レンジ AUDUSD 1.0300-1.0600  AUDYEN 85.00-88.00

今週の豪ドルは徐々に売り圧力軽減し、下値確認でしょう

先週の豪ドルは再び上記のようなリスク回避の高まりを受けて大きく値を崩した後、週末にかけてやや値を戻す展開となりました。

上記の中国関連のネガティブ材料が豪ドル買いポジションの調整売り戻しを誘いました。やはり現在内需の不冴え(個人消費や住宅部門)を外需(輸出)で補てんしている豪州経済にとって、最大の貿易相手国中国の景気スローダウンは大きな不安材料となります。

またその他にも国内指標の軟調(2月熟練工求人-0.2%、1月WESTPAC景気先行指数+0.6%)や、クイーンズランド州議会選挙の労働党劣勢(実際に敗北)も豪ドル売り材料視されました。

今週豪州国内では大きな指標の発表はなく、引き続き中国や日米欧の経済指標を見ながらの展開が予想されますが、既に今回の高値1.08台、88円台から先週は一時1.03台、85円台まで大幅に反落し、市場の豪ドル買いポジションンもかなり減ったことから、欧州不安最盛期に見られたような80円や1.00のパリティーを大きく割り込む展開にはならないものと思われます。

むしろ調整一巡後は4月新期を迎えた本邦投資家の豪ドル買い需要が顕現化してくる可能性もあります。

中国の景気減速懸念には注意する必要がありますが、市場も徐々に織り込んでいくものと思われます。

 

それではHave a nice week in advance!!!

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

 

☆豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。

http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。

「29_december_2010.pdf」をダウンロード

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当)

http://www.central-tanshifx.com/

☆外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)

http://www.gaitame.com/gaitame/

 

ご注意!

本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、

それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

 

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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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