ストローンにやってきたタスマニア一周ツアーの一行。明日はフリーアクティビティなので好きなアクティビティを選んでね!との事。
駆け足でシドニーを飛び出してきた私にとって、完全にNo Idea状態です。ストローンという町の名前さえ今回はじめて聞きました。
何が有名なのかもさっぱり知りません。
ポカーンとしているとガイドさんから助け舟が。
一番のおすすめはリバークルーズで、次が昔からあるトレインツアー。へー。
http://www.gordonrivercruises.com.au/
こちらのリバークルーズにすることに決定。
ツアー参加者で他に2人同じクルーズに行くことになりました。
リバークルーズを催行している会社は2つありますが、昔からあるレトロな船の方はなんと満席でした。
朝に他2人と集合し、一緒にボート乗り場へ行きました!
実はこのクルーズに決めたのは、美味しいスモークサーモンがビュッフェに出るという情報をみたため。
お昼だけにつられていざ乗船。
天気はご覧のとおりのやや晴れ間が見える薄曇り。外に出ると清々しい空気にあたれますが、非常に寒い。子どもたちははしゃいでデッキを走り回っております。
一緒にクルーズに参加したメンバーがこう表現していたのですが、「まるでコーヒーのような色」この写真が一番わかり易いかと思います。
ゴードン川は漆黒の色をしており、それゆえに水面がまるで鏡のようになります。晴れたら美しい空が映し出されるんだろうなーと思いつつ、晴れ間を待ちます。
晴れて来ました!
ゴードン川もだんだん本領発揮してきました。細い樹の枝もくっきりと写り込んでいます。ホントに鏡のようです!!
お気に入りの一枚。空も丘も、上と下に2つあるみたい。
お昼前にゴードン川沿岸のレインフォレストへ。もののけ姫の世界。
すっかりと良い気分になり戻ってきたところへ、ランチの用意がされていました。
ビュッフェでいっぱい取っちゃったー。しかもこの後、一緒に乗ったメンバーと仲良くりんご丸かじり。ちょっと仲良くなってきた!
メルボルンからやってきた同じツアーのメンバー。なにか本を一生懸命読んでいましたが、どこか島についた時、
「みてみて、この島に来たんだよ。あそこに見えるレンガは、この建物だ」と本を指して教えてくれました。
どうやら途中で立ち寄る島のことが書かれている本を読んでいたようです。ぼんやりと雰囲気だけ楽しんでいる私とは大違いです。。
そんな感じで、我々がセーラー島に上陸することを知りました。
セーラー島とはその昔、監獄島と呼ばれていた島で、今は観光用の無人島になっています。建物も殆どありません。
どうも、タスマニアにはそういった歴史があり、そしてそういったことがあったということを隠そうとした、という歴史も合わせてあるみたいです。この旅を通してそういう経緯を知ったのですが、今は、それもまるごと観光スポットとして公開してある辺りが良いですね。
この島でひどい目にあった人も、後世の人がそういう事実があった場所なんだと受け止めることで少しは報われた気分になるかもしれません。感想は人それぞれだと思いますが、一番ひどいのは無視したり忘れたりすることだと思うので。
そんな歴史とは裏腹に…。お昼になり天気も良くなって、非常に綺麗な島でした!
美しい、元監獄島の南の島!なんだか昔良く読んだミステリー漫画(金◯一少年の事件簿)に出てくるような設定の島です。眼の前に広がる美しさと、語られる悲しい歴史のギャップが、、あまりに現実感がなくてしばしぼんやり。
壊された建物のあと。
島に専門のガイドさんが何人かいて、その人について数人のグループにわかれ、島を回ります。
どうして監獄島なのに悲しい歴史なのかと申しますと、この島に送られてきた大多数の人が軽犯罪でつかまり(貧乏すぎてパンを盗んだとか)その後、態度が悪い等の誰かの主観的な理由により島送りにされた。ということだからのよう。
そしてここでの罰は、その罪に対してみると、余りある過酷なものだったようです。
上陸前に見えた煉瓦の建物。しかし綺麗。
いろんなことが盛りだくさんのツアーでした。
リバークルーズとはいえ、何度か降りてブッシュウォーキングに、歴史のお勉強。大満足。
帰ってきて、歩いて宿まで帰ると、夕焼けがまた美しく。
タスマニア西海岸の町ストローンが大好きになりました。
次回は、いよいよ、ツアーの目玉、クレイドルマウンテン編です!
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