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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)30 October 2023

30 October 2023

<ポイント>150円台後半に上昇後149円台に反落
・先週は木曜日の米3QGDP4.9%(予想4.5%、前回2.1%)と予想を上回る強い数字であったが、この発表前に米10年債利回りは一時5%の大台を付け、ドル相場が上昇してドル円は一時150円台後半まで上昇。
・米金利上昇に加えてイスラエルがガザ地区に地上侵攻を開始したことも嫌気され、米国はじめ主要国の株価は下落した。
・ただ、さすがに昨年10月の日銀介入ポイントを超えて、市場の介入警戒感強く、ドル円は150円台後半を付けた直後に150円を割るなど、相変わらずの神経質な動き。
・しかし水、木、金曜日と150円の上で過ごしたが、金曜日のNY市場で結局149円台半ばまで反落したのは、米債利回り低下と共に調整が入ったということであろう。
・今週は日銀会合、FOMCBOE理事会が開催されるがいずれも金融政策据え置き予想。先週発表された東京都のCPI+2.7%(予想+2.5%、前回+2.5%)と予想を上回り、ガソリン価格の上昇やスーパーの価格全般の値上がりは非常に厳しいものがあるが、果たして日銀はこの物価高に言及するか?
すればそれなりのインパクト(円買い方向)はあるだろう。
・イスラエルの地上戦開始と共に、中国不動産大手碧桂園の外貨建て社債のデフォルトが認定されたことも、リスク回避という点でボデーブローとなって“円高に”効いてくる可能性がある。
・市場は依然として150円の↑への定着を諦めたわけではない。しかし150円↑の危険水域への上昇が完全に「否定」された場合は、140-145円台への反落の可能性があるだろう。―決定要因はやはり政府・日銀の「150円↑を容認せず」の姿勢であろう。

◎<豪ドル相場>――ドル高やリスク回避で上値が重い展開

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6270-0.6399  AUDYEN  94.24-95.90
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6200-0.6600  AUDYEN  92.00-96.00

・先週豪ドルはレンジ内でアップダウンした。週初はドル高、中東紛争、中国碧桂園の外貨建て債デフォルトの情報が重石となる一方、週後半は米債利回り低下やドルの反落を受けて、豪ドルは下げ止まった。
・今週も先週に続いて米経済指標(雇用統計やISM)やFOMCの結果を受けた米ドルの上下動に連れた動きとなろうが、主要国の株価動向初め、地合の改善はあまり期待できない。
・ただ、ここまで堅調を維持してきたドルが反落する場合には、「豪ドルは米ドルの受け皿」であり、豪ドルの下値はサポートされるであろう。
・対円ではドル円が大幅下落する場合には足元の95円台が上値となろう。
(執拗に“ドル円下落”を見ている)


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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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