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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣)22 January 2024

22 January 2024

<ポイント>
今週は日銀政策会合にECB理事会――それにしても世界の主要中銀で「マイナス金利」は日本だけ!!

・先週はドル高・円安が鮮明になった。ドル円は高値148円台後半まで上昇し、ユーロは1.08台に沈んだ。
・昨年末に盛り上がったFRBQ1利下げ観測に対して、年初来発表された米雇用関連指数が強く、米国のインフレ指数は再び反発気味。先週の12月小売売上高や新規失業保険申請件数も強い内容で米債利回り上昇もドル高をサポートした。
・逆に昨年末盛り上がった日銀の「マイナス金利解除観測」は元旦の能登半島地震で大きく後退し、日米金融政策格差は再度拡大してドル円を148円台に押し上げた。
・繰り返すが2022年にECBに続いてスイス中銀もマイナス金利を解除し、日銀は世界の中銀で唯一“マイナス金利”を実施している→その効果は何なのか?
異常が常態化し、正常が何かも分からなくなっている!!国民もマヒしている!
・マイナス金利を維持しなければ市場の流動性が確保できないのか?
・都市計画を見直して地震対策を立て直すべきではないのか?
この国の狂った方向性を危惧する。
・新NISAも手伝って株価はバブル以降の最高値に―日本の実態を反映しない“虚像”と言わざるを得ない。
・このまま150円→筆者の今年の最高値170円、、では全く面白くないのである。
・「谷深ければ山高し」の方がしっくりくる。
・今週の米Q1GDP速報値は前回の4.9%から2.0%に落ち込む予想であるが、足元のドル高地合に冷水を浴びせることも考えられる。

 

◎<豪ドル相場>――対ドル反落、対円反発

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6625-0.6704  AUDYEN  96.58-97.79
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6500-0.6800  AUDYEN  95.50-98.50

・先週豪ドルは、米ドルが堅調推移する中、発表された12月雇用統計が就業者数
-6.51万人と予想外の減少となったことから65セント台前半まで下落。一方対円ではドル円の148円台後半への大幅上昇を受けて97円台に上伸した。
・12月の就業者数大幅減少は11月の+6.15万人の反動でもあるだろう。サンプルによる“統計上のひずみ”の可能性もあるが、今後失業率(前回同様3.9%)が4%を超えて悪化する場合は、RBAの予想が的中することになる。
高金利の影響がいよいよ出だした可能性があるだろう。
・ただ先週の豪ドル下げの主因は「豪ドルは米ドルの受け皿」で、ドル高の裏返しということだが、ドル高もやや行き過ぎ感があり、65セント台を簡単に割り込む地合とも考え難い。
・反対に対円では従来の高値圏98円台を上抜くにはドル円が新高値(151円超え)を示現する必要があるだろう。



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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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