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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) 27 May 2024

27 May 2024

<ポイント>
157
円台まで上昇


・先週は週初NYダウが4万ドル台で取引されるなど、S & P、ナスダックも軒並み史上高値を更新。またカナダの株価も高値を付けるなど、前週の欧州株上昇に北米株も追随した形。
FOMC議事録ではFOMC声明よりもタカ派的印象が目立った。「政策金利をより長期に高水準での維持が望ましい」、「様々な参加者が必要なら追加引き締めに前向き」など。またFRB当局からもタカ派的発言が目立った。
・発表された米4月製造業PMI(速報値)が上振れしたこともあり、4月以来のドル軟調地合に調整が入った。
・ドル円は前週の156円台から157円台にじり高推移―イエレン財務長官がイタリアG7にからめて「為替介入はマレであるべき」と繰り返したことも日銀の介入警戒感を後退させた。
・タカ派で有名なナーケ゛ル独連銀総裁の「ECB6月に利下げを実施する可能性」の発言もドル買戻しにつながった模様。
・自身のポジションは155円台後半でショート→156円台前半でドテン・ロングに転換は正解。ジワジワ上昇する限り介入は出ないと踏んで今週も156円台は買いで戦略でロングを回していく所存。

 

◎<豪ドル相場>――ドル安が調整される中、66セント台前半に反落。対円では円安傾向続き104円台に堅調推移

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6592-0.6685   AUDYEN  103.70-104.56
(先週の予想レンジ―AUDUSD 0.6600-0.6800    AUDYEN  100.00-105.00)
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6500-0.6700    AUDYEN  103.00-106.00

・先週は米ドル軟調予想から対米ドル堅調、対円堅調と読んだが、米ドルが反発し、予想に反し一時66セント割れまで反落した。
対円では下値も103円台後半と堅調を維持した。
・今週は水曜日に4月CPIが発表されるが予想は3.4%(前回3.5%)とやや低下予想だが、RBAはまだまだインフレ警戒的だ(先週月曜日にアップされたセントラル短資FX社のマーケットビューご参照)。
・引き続き「豪ドルは米ドルの受け皿」で米ドルの動き(ユーロの動き)いフォローしようが、ユーロも1.08台では上値重く、67セント台回復は難しいだろう。
・対円では引き続き105円という心理的な壁をテストする可能性があるだろう。

 

―読者各位―
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月報(毎月第三月曜日にアップ)ですが斬新な相場観をご披露します!!

 

 

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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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