イベント情報
アート

1月のメルボルンイベント/ポップアートの巨匠KAWSの作品展

イベント情報

日付 2019.09.20 〜 2020.04.13
時間 10.00 〜 05.00
料金 $10~$45
エリア Melbourne
開催地 NGV International(180 St Kilda Road, Melbourne VIC)
電話番号 (03) 8620 2222
ウェブサイト https://www.ngv.vic.gov.au/exhibition/kaws

ニューヨーク在住のデザイナー兼アーティスト、KAWSの作品展「Kaws Companionship In the Age of Loneliness」が、4月13日(月)までメルボルンのビクトリア州立美術館で開催中。

KAWSとはアメリカ出身のアーティストで、ポップアートの巨匠と称されている。もともとは地下鉄やストリートで、グラフィティアート(いわゆる落書き)を描いていたが、今では世界で最も人気のある現代アーティストの1人だ。

日本では、UNIQLOやセサミストリートなどともコラボし、コラボした作品は売り切れになるほど。アートとファッションの融合は今では一般的だが、その基盤を築き上げた人物とも言われている。

今回の作品展のテーマは、直訳すると「孤独な時代のつながり」。内面的な感情を作品に込めた…というここでしか味わえないアートをご堪能あれ。

現代アートにおける唯一無二の存在

1度見ると、不思議と引き込まれていくなんともキャッチ-な作品達。ばつ印の目が特徴的なキャラクターは「コンパニオン」と呼ばれ、彼の作品の主人公だ。

KAWSことBrian Donnellyは、美術学校を卒業しディズニー傘下の映像会社で働いた経歴をもつ。そんなバックグランドを持つ彼だからこそ、アート業界だけでなく誰が見ても楽しめる作品が作り出せるのかもしれない。1999年頃からストリートに繰り出し活動を始め「KAWS」という名前を用いたのは、単純に文字がそのままアートになるから…という理由から。

ストリート時代には、街ゆく広告に自身のキャラクターやモチーフを書き加える「Subvertising」という手法を使い、一躍有名に。Caivin Kleinの広告に描いたグリーンのコンパニオンは特に人気で、広告ごと盗まれたなんて話も。

印象的なばつ印の目は、死んでいる状態を意味しており、見る人によっては悲しみや共感、ユーモアなどさまざまな感情が込み上げてくる。そこには「作品を見る人次第で、アートの捉え方や感じ方が違う」というメッセージが込められているんだとか。

「孤独の時代のつながり」とは?

オーストラリア初となる今回の作品展は、構想に3年、制作に12カ月かけたという。グラフィティだけには収まらない、コンパニオンのオブジェも登場。オーストラリアでもっとも入場数が多いビクトリア州立美術館で開催され、厳選された100点以上の作品を堪能できる。

KAWSはSNSを上手く活用しているアーティストのひとりで、インスタグラムのハッシュタグは90万件以上! 人気キャラクターやコンパニオンを遊び心溢れる視点で描き、ポップに現代社会の情報拡散やSNSの残酷さを風刺している。

デザインストアでは、ここでしか手に入らないお洒落なポストカードや、インテリアにもなるアートブックも販売されている。キッズ向けの無料の作品展「PLAYTIME」もあり、こども連れからアート好きまで幅広い世代が楽しめる内容が盛り沢山♪

オーストラリアの情報サイト「BROADSHEET」でも大きく取り上げられている、全世界が注目するアートを目の前で見られるチャンス! 是非この機会に足を運んでみよう。

チケットはこちらから。

この記事をシェアする

その他のイベント記事はこちら