グルメ

シドニーでDai’s NattoとImamura sauce and dressingによる新商品発表会が開催

オーストラリア初の自家製納豆を現地産の大豆から製造販売する「Dai’s Natto」と、旬の有機野菜で無添加ソースを製造販売する「Imamura sauce and dressing」が、2022年7月18日(月)に、シドニーで各新商品の合同発表会を開催した。


写真向かって左から、「Dai’s Natto」のDaisuke Iwase氏、シェフのKen Takenaka氏、コメンテーターのHideo Dekura氏、「Imamura sauce and dressing」のEijiImamura氏/©︎Tomo Okai

同発表会は、第1部:プレゼンテーションとQ&Aコーナー/第2部:新商品の実食と2部構成で、プレゼンターに「Dai’s Natto」のDaisuke Iwase代表、「Imamura sauce and dressing」のEiji Imamura代表が登壇。ゲストにはコメンテーターとして「Culinary Studio Dekura」からHideo Dekura氏、「Jicca Dining」からKen Takenakaシェフを招き、鼻をくすぐる温かな料理の匂いと和やかな雰囲気のなか進められた。


写真左「小カップサイズの手作りひきわり納豆」、写真右「元祖今ドレ」/©︎Tomo Okai

目玉の新商品は、「Dai’s Natto」からはオーストラリア産大豆を焙煎して砕いた「小カップサイズの手作りひきわり納豆」、「Imamura sauce and dressing」からはオーガニック食材を使った無添加の焼肉のたれ「無添加今ダレ」が、それぞれ登場。

発表会場には、新商品をアレンジしたユニークで美しい料理の数々がラインアップし、第1部で試食用の前菜、第2部でメインディッシュが来場者にふるまわれるなど、両者こだわりの日本の味を楽しんだ。


【試食の前菜】写真左上から、「Imamura Sauce and Dressing」を使ったサーモンカルパッチョ、マッシュルームサラダ、プロウンカクテル、「Dai’s Natto」を使った納豆&ゴルゴンゾーラカナッペ 、小粒納豆&ブルサンカナッペ、引き割り納豆&トマトカナッペ/©︎Tomo Okai


【実食のメインディッシュ】写真左上から、「Imamura Sauce and Dressing」の湯豆腐、今ダレマリネの唐揚げ、和牛ステーキ、納豆かき揚げ、「Dai’s Natto」のオリエンタル風冷奴 、キムチ納豆ベーコンチーズスパゲッティ/©︎Tomo Okai

代表のDaisuke Iwase氏とEiji Imamura氏にインタビュー


写真左「Dai’s Natto」のDaisuke Iwase代表、写真右「Imamura sauce and dressing」のEiji Imamura代表/©︎Tomo Okai

今回の主催である「Dai’s Natto」と「Imamura sauce and dressing」代表のお二人にそれぞれ、商品とブランドの取り組みについて話を伺った。

秘められた納豆の可能性!「Dai’s Natto」の美味しい食べ方提案

2021年5月創業のシドニーの手作り納豆工房「Dai’s Natto」からの新商品は、小カップサイズの手作りひきわり納豆(冷蔵35gx3パック入り)。原材料は2つのみ、焙煎して砕いたオーストラリア産の大豆と日本から輸入した納豆菌だけで製造されている。

新作商品のポイントは?

「大豆を焙煎しているため、風味が他の納豆とは異なります。納豆の手巻きや細巻きに最適で、白だしとの相性も抜群。一度食べたら病みつきになります」とIwase氏。

コメンテーターのDekura氏もお気に入りの「Dai’s Natto」は、納豆それ自体のポテンシャルを楽しむために、熟成度合いにこだわりたい。イベント会場でも、製造日から数えて1日目(初熟)、5日目(中熟)、12日目(長熟)、18日目(超熟)と、4段階の発酵レベルのオーガニック納豆がふるまわれた。同工房の納豆は、製造後も冷蔵庫の中でゆっくり熟成し、日が経つにつれて旨味が増していくのが特徴。温度変化の少ない冷蔵庫内で良好に保存されている限り、賞味期限の間さまざまな発酵度合いを長く楽しめる。

「Dai’s Natto」の美味しい食べ方は?

「納豆と他の食材を組み合わせるフードペアリングで、納豆の楽しみ方がさらに広がったり、新しい組み合わせを探したりできる楽しみ方もあるかと思います」

同工房が販売するカップ小鉢の納豆は、別の食材を混ぜてディップのように小鉢化するのに手頃なサイズ。明太なめたけ納豆、マグロとろろ納豆、とろろ納豆、しば漬けクリームチーズ納豆、イカ納豆、たくあんクリームチーズ納豆、もずく納豆など、美味しい組み合わせアイデアを気軽に試すことができる。

「近々、フードペアリングのアイディアを色々と募り、カップ小鉢コンテストのようなイベントが開催できればと温めています」


©︎Tomo Okai

「ひきわりを調味料・トッピング的に使って食べると、旨味・風味ブースターの役割を果たします。納豆が自体が強く主張するのではなく、オーストラリアにある他の美味しい食材をさらに引き立てることができてお勧めです」

同工房の納豆は、オーストラリアの他の食材に使う旨味・風味ブースターとしても優秀。調味料やトッピングとしてバランスを加味しながら追加することで、イベント会場でも登場した、クラッシュオーガニック納豆&ゴルゴンゾーラのカナッペや、小粒納豆&ブルサンアイユのカナッペなど、ホームパーティーにも合う華やかなトッピングに様変わりする。

「Dai’s Natto」の今後の取り組みについて教えてください。

「納豆のことを広く伝えるために、納豆のいろいろな楽しみ方を提案し、皆さんが自宅以外でも美味しい納豆料理を食べられる機会を増やすことに注力しています。

例えば、ベジマイトだけ直接食べると正直しょっぱすぎると感じる方も少なくありませんが、パンの上のバターと一緒に適量を塗ればとても美味しく変身します。納豆も同じで、美味しい食べ方を伝えることはとても重要だと考えています。

今後も「Dai’s Natto」では、Natto Loversのために美味しい納豆の生産と提供に尽力してまいります」

「Imamura Sauce and Dressing」の美味しい食べ方提案


©︎Tomo Okai

生産者がわかるオーガニックの旬の野菜や果物を使い、天然醸造でドレッシングを製造する「Imamura Sauce and Dressing」からの新商品は、オーストラリアでは定番のBBQにも最適な焼肉のたれ。

新作商品のポイントは?

「無添加、グルテンフリーなので、お子様はもちろん、グルテンアレルギーやケミカルアレルギーの方でも安心してお召し上がりいただけます。市販の焼肉のたれではなく、ご家庭で焼肉屋さんのタレの味を楽しめるよう、メルボルンの人気焼肉店『イチクロ』さんと共同開発して品質を追求しました」とImamura氏。

通称「今ダレ」は、家庭で本格的な日本の焼肉屋の味を楽しめるソース。味の決め手となる共同開発店の「イチクロ」自家製の昆布たまり麹は、濃厚な旨味と奥深いコク、 まろやかな甘味が自慢。同工房の強みである無添加&グルテンフリーが特徴で、オーガニックの玉ねぎ、にんにくをベースに、赤ワイン、ごま油、りんご、ローシュガー、玄米酢など原材料は全て地元のオーガニック食材を使用。顔の見える農家から仕入れている。

「Imamura Sauce and Dressing」の美味しい食べ方は?

「今ダレは、マリネすると麹のもつ酵素によりお肉、お魚が柔らかくしっとりと仕上がります。炭火焼肉にはもちろんのこと、餃子や納豆のたれとして、ステーキソースとして、チャーハンや唐揚げの下味としてもお使いいただけます。特に、牛丼の素にもお勧めです」

また、同工房のクリーミータイプの無添加&グルテンフリードレッシング「元祖今ダレ」を楽しむなら、シンプルに野菜サラダで。加熱せずに作ったまろやかな生ドレッシングは、酸味が効きすぎることなく風味豊かで濃厚な味わい。野菜嫌いのお子様にも人気の万能ソースだ。野菜料理のドレッシング以外にも、豆腐や肉、魚、卵料理などソースとして幅広く使える。

「Imamura Sauce and Dressing」の今後の取り組みについて教えてください。

「地球にも身体にも優しいものづくりをモットーに、今後もオーガニック農家との関係を大事にして応援しながら、レストラン経営やセレクトショップ運営も視野に入れています。

多民族国家のオーストラリアで、日本人の作る日本の味を楽しんでいただくため、また自分自身の体験から、アレルギーの方でも召し上がれる安全でヘルシーなものづくりを目指しています。美味しく楽しい食事の時間のお役に立てれば幸いです。

今回のイベントが、シドニーをはじめオーストラリア各地で食べものづくりを続ける日本人について、皆さんに知っていただけるきっかけになればと思います」

オーストラリアにアレンジ料理で広まる日本こだわりの味


今回のイベント参加メンバー/©︎Tomo Okai

今回の「新商品発表会及び楽しみ方の提案」を通して、両社ブランドの認知向上と販売拡張に努めていることがうかがえた。また、商品の味と品質のみならず、オーストラリアならではの自由なアレンジの発想を取り入れつつ、同国に住まう幅広い客層が日本の美味しさを楽しめるよう、プレゼンターやコメンテーターからは細やかな配慮も見受けられた。

両社の商品は、日本食品と雑貨の輸入・卸売・小売を手がける「東京マート」や「夢屋」、シドニーシティにある「マル優」他、「JTT(J-Top Trade)」などで購入することができる。今後ますますオーストラリア全土に在住する日本人の食生活の充実を図る、魅力的な食材となるだろう。

  • 「Imamura Sauce and Dressing」の商品取扱店はこちら
  • 「Dai’s Natto」の商品取扱店はこちら

会社概要

Dai’s Natto


©︎Tomo Okai

Web:https://daisnatto.com
Form:https://daisnatto.com/contact
Facebook:www.facebook.com/daisnatto
Instagram:www.instagram.com/daisnatto

Imamura Sauce and Dressing


©︎Tomo Okai

Web:www.imamurasauceanddressing.com
Email:imamurasauceanddressing@gmail.com
Facebook:www.facebook.com/imamurasauceanddressing
Instagram:www.instagram.com/imamurasauceanddressing

Culinary Studio Dekura


©︎Tomo Okai

所在地:369 Penshurst St. Chatswood NSW 2067
Web:www.culinarysdekura.com
Email:dekura@bigpond.com

Jicca Dining

所在地:Shop1/99 Military Rd, Neutral Bay NSW 2089
営業時間:水〜日 11:30-14:30、17:00-20:00/月火休
電話:0450 427 199
Web:www.jiccadining.com
Facebook:www.facebook.com/Jiccadining
Instagram:www.instagram.com/jicca_dining

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