大事な人や物や状況を失くしたときに、私たちはグリーフに陥ります。
大事な人が亡くなった時。ペットがなくなった時。職や家を失くした時。
グリーフを乗り越えるには、モーニング・プロセスを経なければならず、
それをお手伝いするグリーフ・カウンセリングが有効です。
グリーフ・カウンセリングをしていて感じさせられるのは、
グリーフからの回復はけして直線的ではない、ということ。
当初はお葬式など現実のことが忙しく、頭ではわかっているのだけれど、
だんだんとそれも落ち着き、日常生活にもどって、あ、
あの人に連絡しなきゃなどと思ったときに、いなかったんだということに
毎回直面させられることなどを通して、悲しみはさらに深くなって
いくことがあります。一旦、日常生活に戻ってからぐっと悲しみに
襲われることもある。行ったり来たりしながら、でも確実に、
プロセスは進んで行きます。
この動画は、2023年11月18日付「THE TIMES」(デイビッド・ウォルシュ著)に掲載された、脳震盪によるCTE(慢性外傷性脳症)に…