
ランナーに多いケガ③
ヒザのお皿のまわりが痛む?それはランナーズニーかもしれません
膝の痛みはランナーにもっとも多いケガのひとつ。中でも「膝蓋大腿部痛症候群(PFPS)」は、膝のお皿(膝蓋骨)まわりや奥に痛みが出る代表的な障害です。
症状の特徴
- 階段の昇降、坂道、長距離ランニングで膝に違和感や痛み
- しゃがみ動作、正座、長時間の座位などでも痛みが増す
- 特に膝の前面〜やや奥の深部にズーンとした痛み
主な原因は?
この障害の背景には、大きく分けて柔軟性の問題と筋力(安定性)の問題の2タイプがあります。
タイプ①:柔軟性の低下(特に男性に多い)
- 太ももの外側(腸脛靭帯)の硬さや筋肉の過緊張
- 筋膜張筋や大腿筋の過使用により膝蓋骨が外側に引っ張られる
タイプ②:筋力・安定性の低下(特に女性に多い)
- お尻(中臀筋、小臀筋)や太もも、ふくらはぎの筋力低下
- 着地時に膝が内側に入り込み、膝関節にねじれやぐらつきが生じる
対処法
- 炎症がある場合はアイシングや安静、理学療法での初期治療
- フィジオの指導のもと、柔軟性の改善ストレッチや筋力トレーニングを開始
- リハビリ中でも、痛みが出ない範囲で自転車や水中ランニングで体力維持
- 状態に応じて徐々にランニングへ復帰していきます
フィジオからのアドバイス
痛みがあるまま走り続けると関節軟骨に過度な負担がかかり、症状が慢性化します。
早期に評価・治療を受けて、再発しないための正しいフォームと筋力バランスを取り戻しましょう。
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