旅行/観光

シドニー郊外をのんびりドライブ

シドニーから北西に約400km、片道およそ6時間のドライブをしてきました。ディーゼル車ということもあり、ガソリン代は往復で60ドルほど。同乗していた3人で割ると30ドル、思ったより安くてびっくりです。

NSW州の中央寄り、内陸にあるダボ(Dubbo)という町で、地元のフェスティバルに参加するための行程でしたが、長時間のドライブなんて滅多にしないので、とても楽しい週末になりました。ずっと同じ景色が続くかと思いきや、山あり谷ありの起伏に富んだ地形を走るハイウェイで、湖や池もあれば、荒野にぽつんと立つ風車や駅、銀色のススキ、放牧されている羊や馬の姿と、移り変わる風景を見るのに忙しいくらい。野生のエミューや、芝生で群れているコッカトゥーやガラーも眺められてウキウキです。道中、小さな町にもいくつか寄りました。

 

ブラックヒース(Blackheath)

「ブラックヒース」と書きましたが、「ブラッキー」と発音して通じます。いろいろな店が立ち並んでいますが、「Victory Theatre Antique Centre」がオススメ。カフェで朝食を注文して待っている間に併設のアンティークショップを回りましたが、ヴィンテージ品が詰めこまれていて見て回るだけでも楽しい。

 

オレンジ(Orange)

オーストラリアの中でも彩豊かなエリアで、四季折々の美しさが楽しめると聞いた町。今は春で、公園に植えられた落葉樹の並木道が本当にきれいでした。

 

マジー(Mudgee)

 

四方を山で囲まれた、ハンターバレーに次いでワインの名産地として知られる町。乗馬用ブーツのショーウィンドウや時計台があったり、かわいらしい町。「Logan Wines」というワイナリーを訪れました。なんとも見晴らしのいい場所にあり、試飲したワインも文句なし。何より鳥や草花をあしらったラベルが素敵です。お値段は$18〜。

 

ケーパーティー(Capertee)

町というよりCapertee Valleyが見えるポイントに寄りました。標高800mにあり、看板によるとアメリカのグランド・キャニオンよりほぼ1km長い渓谷だそう。ガーデンズ・オブ・ストーンズ国立公園やウォレマイ国立公園の一部でもあり、プリンのような形のPantony’s Crownという砂岩の丘が目を引きました。

 

ダボ

町には姉妹都市の岐阜の美濃加茂市から贈呈された逍遥園という日本庭園があり、茶室ではお茶会も開かれるようです。サファリのような「タロンガ・ウェスタン・プレイン動物園」もあるので、ビラボンキャンプで1泊しつつ遊ぶのもいいかもしれません。

シドニー北西のダボ以外にも、シティから北へ向かってダボと同じくらいの距離を走れば、コアラの病院やいちご農園があるポート・マッコーリー(Port Macquarie)へ、マジーやオレンジと同じくらいの距離を行くだけでも、砂丘すべりができるポート・スティーブンス(Port Stephens)まで行くことができます。反対に、シティから南へ向かうと、日帰りでイルカやアザラシに会えるジャービス・ベイ(Jervis Bay)などにも行けます。

 

皆さんも、週末に車に乗り合い、のんびり足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

文:武田彩愛(編集部)

 

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