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世の中どんどん便利になって、ちょと恐い

いよいよクリスマス。破竹の4連休が始まりますね。お天気が心配ですが、パーティ続きで飲み過ぎないようにね。

今年もあと1週間です。みなさん今年を振り返って、あんなことがあった、こんなことがあったと、思い出されていることでしょう。

技術の進歩で、1年間の時の経過の密度が高くなったような気がします。100年前の1年間と現代の1年間を比べると、比較にならないくらい、さまざまなことが起きるようになってきました。

競争の原理が働き、あるもの(商品・技術など)が発表されると、時を置かずに類似のものやそれ以上の機能のものがアッという間に出回り、そして、さらにそれを上回るものが…と、永遠に続いていくかのようです。

いまから42年前の1968年12月24日、人類が初めて月の裏側まで行ってきました。NASAの宇宙船「アポロ8号」が史上初めて、月を回る飛行をはじめたのです。

1961年にソ連(当時)の宇宙飛行士、ガガーリンが人類初の宇宙飛行で「地球は青かった」と叫んでから7年。ついに月まで飛んで、帰ってくるということが可能になったわけです。

アポロ8号は12月21日に打ち上げられて、初めて月を周回して、3人の宇宙飛行士が人類で初めて、月の裏側を目撃したことになりました。(これで月でウサギが餅つきしていることが嘘だということがはっきりしました。)

月面から地球が昇る「アース・ライズ(地球の出)」の映像が素晴らしいですね。

翌年、アポロ11号で、ついに人類が初めて月の上に降り立つことになります。その後、ソ連との開発競争や事故を経て、米国の宇宙計画も紆余曲折ありましたが、いまでは一般の人が宇宙飛行を体験できるまでになりました。旅行会社も宇宙旅行を募集する時代です。(まだまだ高額すぎて、誰でもというわけではありませんが…)

そんな技術の進歩で、以前は考えもされなかったこと、不可能だと思われていたことがどんどん実現し、なにか何でも可能になる期待が膨らんできます。

でも、反面、そんなすごい技術が開発できるんだったら、こんなこと簡単だろうとか、どうしてこういうことに使わないんだろうとか、そう思うことって身近にたくさんありませんか?

例えば車の排気ガスやタイヤの粉塵、工場の噴煙とかで、空気が汚れて、果ては地球温暖化…なんて問題は簡単に解決できそうですけど、これって素人の浅はかな考え?

どうも人類は壮大な計画を実現してきたようですけど、そのわりに、自分たちの身近な問題を後回しにしてきたような気がします。3DやiPadもよいけれど、飲酒運転による交通事故をなくしたりすることが先じゃないのかな。日々生まれる膨大な廃棄物を出さないようにしたり、完璧な処理・再生方法を考案すること、そのほうがよほど人類に役立つ気がするんだけど。

テクノロジーと人間の関係は昔から言われていますが、テクノロジーを扱う人間のこころの問題だとか、そんな単純なものではないような気がします。テクノロジーと人間と、そして自然の関係を見直すことが大事だと思うんです。

たまに日本に行って、電車の中でみんなが一心不乱に、黙々と携帯片手に指を動かす様子を見ると、なんだかこれって変?って思うんですよね。そう思いません?(こんなこと感じるのは便利な製品や文化についていけない旧世代の人間だからなのかしらん)

 

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