20110312
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日本応援・チャリティーBBQを開催

「TOGETHER WITH JAPAN」(いっしょにがんばろう、日本)

豪州食肉家畜生産者事業団(MLA=Meat & Livestock Australia)による「TOGETHER WITH JAPAN」(いっしょにがんばろう、日本)キャンペーンのチャリティーBBQが、2011年5月14日(土)、Dawes Point Park(ロックス地区パークハイヤットホテルに隣接した、ハーバー・ブリッジ真下の公園)で催されました。

主催した豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は、日本にオーストラリア産の牛肉や羊肉の輸出促進を行う非営利団体で、いまでは日本ですっかりお馴染みとなった「オージー・ビーフ」を輸出して多くの日本人に知ってもらい、食べてもらおうと普及活動をしています。

今 回は、東日本大震災の復興に向けて日本を応援するため、「いっしょにがんばろう、日本」キャンペーンのチャリティーBBQをシドニーで開催することになり ました。特に被災地の和牛生産者の方を応援しようと、日本から和牛生産者の方を招いて、日豪の肉牛生産者の交流・支援の催しとなりました。

当日は、晴天の下、日豪の政府関係者をはじめ、お子さん連れ、家族連れの多くの方が公園に集まり、オージー・ビーフのバーベキューを美味しくいただいていました。今回のバーベキューによる収益は、復興支援活動や被災地の学生の奨学金支援として寄付されます。

チャ リティーBBQ開催にあたり、佐藤駐豪日本大使からは、「震災から2カ月が経ち、未だに被災地では苦しい生活が続いています。ギラード首相は世界の首脳として初めて被災地を訪問していただきました。被災者の皆さんは首相を歓迎し、笑顔で応えてくれました。地元市長は「あんな笑顔はいままで見たことがない」 と話して、ギラード首相の訪問を感謝しています。ありがとうございます。また、今回のようにオーストラリアの方々が日本を応援、支援してくれるのを見ると、本当にありがたく思います」と感謝の挨拶がありました。

今回のチャリティーBBQには、宮城県と福島県から和牛生産者の方が招かれ、地 元オーストラリアの肉牛生産者の方との交流も行われました。福島県飯舘村からは山田信さん、佐野裕さんが、岩手県陸前高田市からは小澤睦子さんが来られま した。飯舘村は津波の被害はありませんでしたが原発事故による放射能汚染の問題があり、日本に戻るとすぐに避難しなければならないなか、山田さんと佐野さ んがオーストラリアにやってきました。また、陸前高田市の小澤さんは、牛舎と牛は無事だったものの、自宅が津波で流され、母親や姉など8人を亡くするとい うなかで、このイベントに参加していただきました。

みなさんそれぞれ大変な状況のなかオーストラリアに来られ、オーストラリアからも支援の 動きがあるということを知り、ありがたいことだと話されていました。3人の話しを聞き、聴衆の中には涙ぐむ人もいましたが、会場に集まった皆さんが感動 し、日本を支援しようという気持ちがひとつになったと感じました。

家族連れで多くの方が参加しました

オージービーフをいただきました。

会場にはアンガス種の牛も参加

飯舘村の山田信さん

飯舘村の佐野裕さん

陸前高田市の小澤睦子さん

会場風景

日豪ステーキ対決も行われました

主催者代表と日本からの3人

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