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シドニー発豪ドル見通し(2011年6月20日)

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

(豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら日本の投資家に市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴29年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

今週の主な予定、イベント

6/27(月)温家宝首相欧州歴訪(ハンガリー、英国、独)、米5月個人消費、ギリシャ議会が緊縮財政計画を審議(27日~29日)

28(火)米4月ケースシラー住宅価格指数、米6月消費者信頼感指数、東京電力株主総会、英Q1GDO確報値、フィッシャーダラス連銀総裁講演

29(水)日本5月鉱工業生産、仏Q1GDP改定値、米5月中古住宅販売成約、ユーロ圏6月消費者信頼感指数

30(木)独6月雇用統計、ユーロ圏6月CPI、米新規失業保険申請件数、EU首脳会議、米新規失業保険、6月シカゴ購買部協会景気指数、ブラード・セントルイス連銀総裁講演

7/1(金)日本5月失業率、5月消費者信頼感指数、Q2日銀短観、中国6月製造業PMI、ユーロ圏6月製造業PMI、ユーロ圏5月失業率、6月ミシガン大学消費者信頼感指数、米6月ISM製造業景況指数

マーケットの焦点

キーワード― ギリシャ問題、米景気/金融政策―22日の米公開市場委員会(FOMC―中銀金融会合)の行方

先週もギリシャ問題を中心に市場のリスク回避、選好の動きが目まぐるしく行き交う相場展開でした。

前週末と比較しますと商品相場は軟調(商品先物インデックスCRB348.04→335.48、原油価格1バレル99ドル台→93ドル台、金1542ドル→1539ドル)、また株価も米国、独、豪州が小幅反発していますが、総じて軟調地合でした。

ギリシャ問題では水曜日にムーディーズに続いてS&Pもギリシャ格付けをBからCCCに3段階下げました。国内では緊縮財政に反対する大規模なデモやストライキが起こり不安感を煽りました。更にギリシャ債保有の割合が大きい仏の大手銀行の格下げ観測も出ていました。

週末に向けて独仏首脳会議によりギリシャ債の民間保有の自主的な新発債へのロールオーバーに応じる方式”ウイーンイニシアティブ”の方式を軸とすることで両国の歩み寄りが確認され、若干リスクが緩和した感があります。

ギリシャ関連では今週もユーロ財務相会合(昨日から本日まで)、21(火)ギリシャ新内閣に対する信任投票、23(木)-24(金)EU首脳会議とイベント目白押しで、ギリシャ問題解決の行方が注目されます。

EU関連ではギリシャ以外にもアイルランド、ポルトガル、スペインの財政不安問題が再燃しており、またムーディーズがイタリア長期債格付け引き下げ方向で見直しに入るなど、まだまだ火種が付きない状態です。

ただユーロ相場についてはソブリンリスクが軽減すれば、金融政策面では7月利上げ観測が高まっているだけに、今週も好悪両材料に振り回されて乱高下することが予想されます。

もう一方の焦点である米経済/金融政策については、先週バーナンキFRB議長が「債務上限引き上げがなければ米金融市場の混乱は必至であり、米経済への悪影響は避けられない」と発言しています。

先週発表された米経済指標では製造業や消費関連は不冴であり、一方住宅関連では改善の兆しが見えるなど景況感は”まだら模様”でした。

6月末で量的緩和第二弾は終了し、7月以降の第三弾の思惑は後退していますが、相変わらず全体としては米経済減速懸念が強く、米ドルに圧力がかかる状況に著変はありません。今週22(水)のFOMC及び終了後のバーナンキFRB議長の記者会見が7月以降の金融政策の方向性を示すものとして注目されます。

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ AUDUSD 1.0477-1.0715 AUDYEN 84.48-86.39

今週の予想レンジ AUDUSD 1.0400-1.0700 AUDYEN 83.50-86.50

今週の豪ドルは不安定で乱高下でしょう

先週の豪ドルは”上げて下げて上げる”展開でした。

概ねリスク回避の動きとその巻き戻しを材料に、ユーロの上下動にフォローする神経質な展開でした。

週初は発表された中国の5月諸指標がインフレ懸念の拡大はあったものの、鉱工業生産と小売売上高がそこそこであったことが、豪ドルをサポートする局面もありました。

また水曜日のスティーブンスRBA総裁講演が「インフレリスクはむしろ上方向で、いずれかの時点で利上げの必要性」と発言したことが豪ドル買い戻しを誘い、週高値の1.07台、86円台に上昇。

しかし週央にはギリシャの格下げや債務問題を巡る各国の意見不一致からユーロが急落(1.40台)して、豪ドルもは一時1.05割れ、84円台半ばに反落しました。しかし結局週末に向けてはギリシャ問題をめぐる独仏の歩み寄りを好感してユーロが回復(1.43台)したことにサポートされて、1.06近辺、85円近辺を回復して越週しています。

今週も国内的には火曜日のRBA議事録発表以外に大きなイベントは予定されず、引き続き上記のEU関連ニュースに豪ドルも振り回されそうです。

現在5月以来の主要レンジ(1.04-1.08、84円-88円)内にあり、欧州問題や米経済問題が決定的に悪化(または改善)するまでは、レンジ内取引が予想されますが、特に豪ドル円は円クロス軟調から下値圧力を受けています。ドル円が80円を大きく割り込む場合には、本邦ボーナス月関連の円投外貨投資需要を飲みこみながら下値をテストする可能性があります。

それでは 、今週も Have a nice WEEK!!!

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

・豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。 http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。

「29_december_2010.pdf」をダウンロード

・現在セントラル短資FXブログに執筆中!

http://www.central-tanshifx.com/

 

 

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ご注意!

本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、

それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

 

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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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