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シドニー発豪ドル見通し(2012年1月30日)

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。

豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

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今週の主な予定、イベント

1/30(月)EU首脳会議、イタリア国債入札、米12月個人所得/支出

31(火)日本12月雇用統計、独1月雇用統計、ユーロ圏12月雇用統計、米1月消費者信頼感指数

2/1(水)中国1月製造業PMI、ユーロ圏12月CPI、米1月ADP雇用統計、米1月ISM製造業景況指数、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演、米大統領共和党フロリダ州予備選

2(木)豪12月貿易収支、ユーロ圏12月PPI、米新規失業保険申請件数、エバンス・シカゴ連銀総裁講演、フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

3(金)中国1月非製造業PMI、ユーロ圏12月小売売上高、カナダ1月雇用統計、米国1月雇用統計、米国1月ISM非製造業PMI、米12月製造業受注

マーケットの焦点

キーワード― 欧州債務問題、米国1月雇用統計と金融政策、日本の貿易赤字と円安?

先週はS&Pによるユーロ9カ国の格下げ後のショートカバーで株式市場や商品相場もおおむね堅調でした。

通貨市場でもユーロの買い戻しが顕著となって先週は一時1.32台前半、102円台前半まで値を戻しました。

金曜日に格付け会社フィッチがユーロ圏5カ国の格下げ発表をしていますが、むしろユーロの軟化も一時的でした。

またこのユーロの戻り相場を受けて、豪ドルも前週の弱い雇用統計の影響は限定的で、堅調推移しています。

今週は本日のEU首脳会議でEU財政協定について協議が行われ、更にギリシャの債務交換問題や、EFSFやESMの規模の問題も協議されます。

EU首脳会議の結果が再びユーロ失望売りにつながる可能性もあり、また3月に大量のギリシャ債が償還されることから欧州問題は引き続き予断を許しません。

ただ先週シカゴIMMの通貨先物ポジションではユーロ売りが更に史上最大規模を更新しており、悪材料がかなり織り込まれつつあることから、今後もユーロもユーロショートカバーの可能性には気を配りたいところです。

先週の米FOMC声明文では”超低金利期間を従来の2013年年央から更に2014年末まで引き延ばす旨”発表されました。

ただ現在FRB理事はバーナンキ議長はじめとしてハト派がそろっており、加えて昨年末までFOMCにおける投票権を持っていたタカ派のフィッシャー、プロッサー、コチャラコタ各地区連銀総裁に今年は投票権がなく、現在タカ派はリンチモンド連銀のラッカー総裁などごく少数派であることを考えれば、ハト派的結果も当然という気がします。

これにはどうも年末の米大統領選挙に向けた政治的な色彩も感じられます。

先週発表された2011年の日本の貿易収支は31年ぶりに2兆4千900億円の赤字となり、従来からの円買い需要が低下する一因と考えられます。

また東大地震研究所は首都直下型大規模地震が4年以内に起きる確率が70%などというショッキングな発表をしていますが、かかる大型の自然災害も円売り需要の原因となる可能性があります。

日本国債の格下げ観測も聞かれる中、長らく続いてきた円買いトレンドに変化が訪れる可能性も否定できません。

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ AUDUSD 1.0428-1.0687 AUDYEN 80.49-82.85

今週の予想レンジ AUDUSD 1.0400-1.0700  AUDYEN 79.50-82.50

今週の豪ドルは戻り売りと押し目買いで揉み合う展開でしょう

先週の豪ドルは上述のようにユーロ相場に連れて上昇した後、やや調整反落する展開となりました。

豪州企業の人員削減の話題(トヨタはじめ製造・輸出業や金融関連)が新聞で取り上げられ、一方IMFが豪銀の自己資本比率増大を要請し、銀行へのストレステスト実施を指示するなど、豪州企業不安説も囁かれています。

しかしながら他国比較では豪州景況は依然優位にあり、前週発表された弱い12月雇用統計の影響も軽微で、むしろ発表された第四四半期CPIの数字もヘッドライン(全項目)の軟化よりもRBAの注目するアンダーライイングインフレーションの若干の上昇に反応しています。

ただ、欧州債務問題が今週も焦点であり、加えてユーロや豪ドルの買い戻し(ショートカバー)も先週かなり進展したことを考えると、豪ドルの1.06台や82セント台と言うのは、足元のレンジの上限に近いのかもしれません。

一方、豪ドル円では下がったところでは日本などの個人投資家の買い意欲は依然として旺盛であり、”平時はコツコツ上昇し、有事にはドスンと落ちる”の法則にしたがった動きが目先続きそうです。

先週のFOMCにおける”超低金利の延長”声明で米ドルが軟調地合いとなっていることも、豪ドルをサポートしていますが、その意味でも今週金曜日に発表される米国の1月雇用統計への注目度は非常に高いと言えます。

それではHave a nice week in advance!!!

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

・豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。 http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。

「29_december_2010.pdf」をダウンロード

・現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当)

http://www.central-tanshifx.com/

・外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)

http://www.gaitame.com/gaitame/

 

 

ご注意!

本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、

それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

 

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東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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