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シドニー発豪ドル見通し(2012年6月18日)

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

 

豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。

豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

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今週の主な予定、イベント

6/17(日)ギリシャ再選挙(緊縮財政派勝利)、仏下院選挙(オランド大統領の社会党勝利)

6/18(月)18-19日メキシコG20、イラン核協議(~19日)、インド中銀政策金利

19(火)18-19日メキシコG20、豪中銀議事録、独6月ZEW景況感指数、英5月CPI、英5月小売物価指数、スペイン短期債入札、米5月住宅着工/建設許可件数、19-20FOMC

20(水)日銀議事録、白川総裁講演、豪第一四半期経常収支、日本5月通関ベース貿易収支、独5月PPI、英5月失業率、英中銀議事録

21(木)NZQ1GDP、ユーロ圏財務相会合、英5月小売売上高、6月フィラデルフィア連銀景況指数、米5月中古住宅販売、米新規失業保険申請件数

22(金)中国休場(端午節)、独6月ifo景況感指数、独仏伊西首脳会議、EU財務相会合

マーケットの焦点

キーワード―欧州問題(ギリシャの再選挙で緊縮派勝利、G20での欧州サポート体制)、米FOMC、豪ドル投資需要

先週はスペイン金融支援やギリシャの再選挙を巡って金融市場は神経質な動きとなりましたが、結局週末にかけてはギリシャ選挙に対する楽観論や、米国の追加金融緩和期待からリスク回避の巻き戻しが強まり、各国株価は前週末に比べて総じて値を上げ、商品相場も下げ止まりました。

注目の週末のギリシャ総選挙では緊縮財政派(新民主主義党-ND-と全ギリシャ社会主義運動-PASOK-)が勝利し、取り敢えずギリシャのユーロ圏離脱の可能性が遠のいたことを好感して、本日シドニー市場早朝ユーロは先週金曜日のニューヨーク終値1.2640、99.50円近辺に比べてギャップオープンして1.2748、100.85円まで上昇しています。

G7やEU当局からもギリシャ選挙の結果を歓迎するコメントが相次いでいますが、今後ギリシャの新政権に対してユーロ圏当局が協力姿勢を示していることも市場は好感し、各国の株式市場は上伸しています(日経平均は190円UP)。

本日と明日メキシコにおいてG20・G7が開催されますが、各国の欧州支援体制や、IMFの資金増強対策が具体的に進展すれば、更に欧州懸念が後退することになります。

ただ、ユーロ圏不安の根本的解決はこれからであり、取り敢えずギリシャが落ち着いたとなれば、次はイタリアやスペインの銀行救済が主要課題であり、借り入れコストの削減からECBへの利下げ圧力が高まることも予想されます。

また19/20日に開かれる米FOMCでは、ギリシャ選挙で反緊縮派が勝ってギリシャのユーロ圏離脱の危険性が高まる場合の用意として、緊急の追加緩和措置が取られるとの観測が強まりました。

今回ギリシャ問題は後退しましたが、最近の軟調は米国経済指標の結果を受けた追加緩和が行われるのか、引き続き注目されます。

ギリシャのユーロ圏離脱観測から豪ドルも6月には連れ安(0.95台後半、74円台半ばまで)となりましたが、一方相対的に高パーフォーマンスである豪ドルに対するソブリン・ウエルス・ファンドや各国中銀の豪ドル買い需要(Safe Haven)が諸所で聞かれます。

本日ギラード首相も豪ドル高懸念と同時に安全資産としての豪ドルの魅力にも言及しており、国際的な豪ドル資金の流れとして留意する必要があります。

全体としては欧州不安はやや緩和されましたが、根本的な解決には程遠く、新たな欧州不安の火種には常に注意を払う必要があります。

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ   AUDUSD 0.9850-1.0090  AUDYEN78.09-80.27

今週の予想レンジ AUDUSD 0.9950-1.0250  AUDYEN 79.00-82.00

今週の豪ドルはショートカバーにより総じて堅調地合いでしょう

米国追加金融緩和が実施される場合には豪ドル一段高の可能性が出てきます

 

先週の豪ドルは前週末のスペイン銀行支援合意の報に1.0000近辺、79円台後半にギャップオープンしましたが、欧州不安ぬぐえずに月曜日の内に0.98台半ば、78円近辺の週中安値に反落。しかし週末にかけてはギリシャの再選挙を控えてポジション調整の買い戻しも活発化し、高値圏(1.00台後半、79円台半ば)で越週。

週末のギリシャ再選挙では緊縮財政派が勝利したことから、本日は1.01台前半、80円台前半まで値を上げています。

5月以降の豪ドル大幅下落の背景は欧州危機の高まりと、それに配慮したRBAの5月、6月連続の利下げ、更には欧州懸念に影響される中国経済の減速懸念などがありました。

従いまして、今回ギリシャのユーロ圏離脱懸念が遠のき、加えてG20やG7で欧州支援体制が前進する場合には豪ドルに対する懸念も弱まることになります。

もちろんG20やG7の国々の支援理由は自国への甚大な影響を緩和する狙いがある訳ですが。

懸念を抱える欧州債務国は多く、問題解決は簡単ではありませんが、取り敢えず足元の最大懸念であるギリシャ問題が最悪期を脱すれば、豪ドル相場にとってもポジティブな材料となります。

上記のように世界のソブリン・ウエルス・ファンドや中銀の豪ドル需要には非常に強いものがあります。

欧州懸念が後退すれば豪ドルへの資産選好が進む可能性があります。

ただ足元は豪ドル一気に再上昇トレンドと言うよりは、まだ欧州や中国初のネガティブな材料も予想され、暫くは不安定な相場展開と考えた方がよさそうです。

 

それではHave a nice week in advance!!!

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

 

☆豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。

http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。

「29_december_2010.pdf」をダウンロード

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当)

http://www.central-tanshifx.com/

☆外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)

http://www.gaitame.com/gaitame/

 

ご注意!

本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、

それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

 

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☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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