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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda 16 October 2023

16 October 2023

<ポイント>150円手前の悩ましいレベル―詳しくは本日アップされるセントラル短資FX社の“マーケットビュー”ご参照
・最近米指標(雇用統計、CPI)にドル円ショートで突入して、ことごとく敗退している—―市場は150円台を全然諦めていない(汗)
・このまま150超を政府・日銀は容認か??
その場合は一気に150円台がフロアとしてnew rangeにシフトだろう。
・しかし筆者にとっては、「それでは面白くない!」―上がる前に一度140円割れを見るの方が面白い!
・ドルが反落するとすれば、原因はイスラエルによる地上侵攻開始で中東懸念激化か、再燃しつつある中国不動産債務問題。後者では碧桂園の9月成約高は前年同月比-81%!今後外貨建て債券のデフォルト懸念が高まる(詳しくはマーケットビューご参照を)
・現在149円台前半でショートを引っ張っており、150円台に乗るか否かの現レベルはイライラして悩ましいレベル、、、150円に乗り切ればワシ初めショート筋のSLカバーがさく裂するだろう(汗)。
・ただ今週の米指標の予想値(小売、鉱工業生産、NY連銀指数など)は総じて弱い。
・上記リスク要因と米指標軟調でドル円反落―という誠にポジションワイズな予想、、、、

◎<豪ドル相場>――ドル高プラス碧桂園で63セント割れ

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6286-0.6430  AUDYEN  94.05-95.83
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6200-0.6600  AUDYEN  92.00-96.00

・先週豪ドルは堅調な10月WESTPAC消費者信頼感や9月NAB企業景況感・信頼感を受けて64セント台半ば、96円台手前まで上昇したが、週後半は9月米CPI後のドルの上昇や、中国不動産大手・碧桂園のデフォルト報道を受けて63セント割れ、94円台前半まで反落して越週した。
・9月末に発表された8月CPIが予想を上回り、RBAの再利上げ観測が出る中反発した豪ドルだが、結局利上げはなく、むしろ中東紛争や中国不動産債務問題の再燃によりセンチメントは軟調に戻った感じである。
・足元のドル堅調が今週も継続する場合には豪ドルは更に安値を深堀する可能性がある―大きな下値ターゲットは60セント、90円。
・一方今週の米諸指標が軟調である場合や、中東紛争激化によりリスク回避のドル売り・円買いが進む場合には豪ドルの底値も限定的となるだろう―詳しくは上記“マーケットビュー”をご参照。

―読者各位―
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◎セントラル短資FX社の「マーケットビュー」(https://www.central-tanshifx.com/market/marketview/column/?morecnt=0&itemtype=1&pdate=2022112115年近く投稿しています。
月報(毎月第三月曜日にアップ)ですが斬新な相場観をご披露します!!

 

 

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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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